2021/08/02

コラム

テストサンプルでオオマサ連発!噂のNEWルアー&タックルの全貌

32kgのオオマサを始め、20kgオーバーが乱舞!プロトモデルのテスト中などで驚愕ともいえる結果を数多く残したNEWルアー&タックルたち。ヒラマサを狂わせてしまう、そんな魔力を生み出す源を田代誠一郎さんに訊いた。

▲プロモーション動画の撮影時にキャッチした全長153cm、32kg(船上実測)のヒラマサ。田代さんのレコードフィッシュともなったオオマサは、水面を走るオシア 別注平政 220F フラッシュブーストに飛び出した。

オシア 別注平政 220F フラッシュブースト、満を持して登場!フラッシュブースト搭載&ファインチューンの真価

実績特大のド定番、オシア別注平政220Fに待望のフラッシュブーストが搭載された。そのパワーアップの度合いは?

オシア 別注平政 220Fに、フラッシュブーストを搭載したのがオシア 別注平政 220F フラッシュブースト。ついに出たか!というルアーですよね。220mmという長さは、玄界灘では一年を通して一番使用する機会が多い定番サイズ。フラッシュブーストの搭載で、いままで以上にアピール力がアップすることは間違いないでしょう。


ラフなコンディションでは、しっかり足元までルアーを泳がすことができないことも多いし、ルアーが止まってしまうようなこともよくあります。また、潮波の中はヒット率が高いシチュエーションですが、泡が凄くてルアーが止まってしまうこともあります。こんな状況でもフラッシュブーストは常にアピールしてくれるので間違いなくヒットチャンスが増えると思います。うまくルアーを操作できない状況でもルアーが勝手にアピールしてくれる、というイメージです。 

  • フラッシュブーストの放つキラメキはルアー自体の動きが止まっているときはもちろん、水面下でも強烈にアピールする。

オシア 別注平政 220Fとは設計、それに伴うアクション自体も変わっていますか?

別注平政220Fとは、ウエイトの設計バランスも変わっています。別注平政220Fよりも10g重くなり、後方重心設計になっているのが特長。これに伴って浮き姿勢もより立ち気味です。水中に入りやすくなっていますので、アクションするときに、水絡みがいいですね。ジャークのリズムに乗ってくると、より水絡みがよくなる印象です。


ヒラマサが生息しているところは潮波が激しかったり、流れが速かったりするところが多い。波があるシケ気味のときは好条件でもあります。水絡みよくアクション出来る、ということは、そうしたラフコンディション下でも、エラーが少なくしっかり動いてアピールしてくれるということ。そういった意味でも新たなウエイト設計は、より効果を発揮してくれると思います。荒れたコンディションでの対応力も上がっている、ということですね。10gのウエイトアップのおかげで、より太いラインやよりパワーのあるタックルでも使いやすいと思いますよ。

  • オシア 別注平政 220F フラッシュブーストは水絡みがいいのでアクションエラーが少ない。10gのウエイトアップの恩恵でオオマサ狙いタックルでも使いやすく仕上がっている。

オシア 別注平政 220F フラッシュブーストを使いこなすためのアドバイスなどがあれば教えてください。

基本的なルアーの動きとしては水中にダイブして浮き始めるときに、かなり横にダートして、スライドしながら浮いてくるのが特長です。僕自身はもちろん、たぶんヒラマサも見たことがないようなイレギュラーな動きを出してくれます。水面下をダートしながらアピールしてくれるので、ショートジャーク、普通のダイビングジャーク、ロングジャーク、すべてに対応します。動かしていて面白いですよ。潮波のなかでもしっかりダートして泳いでくれるので、期待感を持続しながら釣りができます。


トレブルフックとシングルフックを併用する場合は、水噛みがだいぶ変わるので、アクションに違いが出てくる点に注意してほしいですね。セットするシングルフックの重さの目安は5~8g。シングルフックを1本から2本にしたりするなど、フックのウエイト調節でアクションの微調整を行うといいでしょう。自分が動かしていて釣れそうな動きを見つけ出すことが大切です。そうした動きを出せなければ継続して使い切れませんし、釣果にも繋がりませんからね。

  • どんな使い方にも対応してくれるオシア 別注平政 220F フラッシュブースト。田代さんは基本的にトレブルフックしか使用しないが、シングルフックと併用するアングラーはセッティングにも気を配りたい。

ときにクリア!ときにウロコ模様が浮き上がる!
『オシア ペンシル 別注平政』に新たなスケールブースト「透鱗」が追加

新たなスケールブーストとして注目される透鱗。
田代さんも大いに期待していると思います。

これまで「狂鱗」と「強鱗」、2つのタイプのスケールブーストがありましたが、「透鱗」はこれらにプラスされたクリアバージョンのホログラムです。一見するとクリアカラーですが、角度によってははっきりとウロコ模様が浮き上がります。シルエットを小さく見せることもできるし、そのままのサイズ感として見せることもできる、不思議なホログラムです。


イワシのウロコをよく観察すると、シルバーに見えるときもあれば、光を放つように見えるときもあります。
リアルとはそういうこと。透鱗はこのリアルさがよく表現できていると思います。よくこんなカラーが出せるな、と思いますね。これまでにないアピールができるので、どのように魚が反応してくるか、とても楽しみです。単純に綺麗ですし、目新しい。使ってみたくなります。どんな状況に効果的かは、これからさらに見えてくることだと思います。ものすごく釣れる状況があるかも知れない。そうした可能性を含めて、いろいろなデータを取ってみたいな、という好奇心が強くありますね。

    • 単なるクリアカラーではない。ときに水に馴染み、ときに虹色の輝きを放つ。変幻自在のスケールブーストが透鱗だ。

とにかく強い。頑丈で壊れない。シンプルなHDタックルボックスの潜在能力

オシアカラーをまとったオフショア用タックルボックスがリリースされるということですが、実際に使用した印象は?

船からのヒラマサゲームはハードな環境での釣りです。紫外線は強いし、海水もバンバン被ります。
当然ですが大きく揺れることも多いので、ガッシャンガッシャンとモノ同士がぶつかることも日常茶飯事です。ボックスが割れてしまったら中のものがダメになったりもしますし、大型ヒラマサが釣れたら、この上に座って記念撮影をしたりもします。だから耐久性はとても大切。タックルボックスに必要な条件です。HDタックルボックスはとにかく強い。頑丈で壊れない。飛行機に乗っての遠征では、そのまま預けることができますし、宅急便でも梱包せずに送ることもできます。使い勝手はいいですね。


シンプルさもいいですね。重ねやすいし、仕舞いやすい。オフショアの釣りでは欠かせないと思います。
いろいろ付いていると、船の中を移動するときに躓いたり、引っ掛けたりしてしまうことがあるので、シンプルなほうが使いやすいですね。いっぱいモノが入るのにコンパクト。とても使いやすいですよ。色褪せしにくいネイビーカラーも格好いいと思いますよ。オシア製品とカラーコーディネートできるところも嬉しいですよね。


初回生産分のみ、ハンマーヘッドシャークを描いた限定ステッカーが付いてきます。
初代ステラの開発時に、それまで以上の耐久性を求めるべく、ハンマーヘッドシャークをテスト相手にファイトを繰り返したそうなんです。このエピソードにちなみ、強さの象徴としてのハンマーヘッドシャークをモチーフにしています。なかなか格好いいですよ。

      • タックルをセットする田代さん。タフで使い勝手がよいHDタックルボックスは定番ボックスとなりそうだ。赤いハンマーヘッドシャークのステッカーは初回生産分の限定品だが、青いバージョンのステッカーは販売される予定だ。

凄いキャスト性能、だけではなくファイト性能も追求!
オシアプラッガーリミテッドシリーズの高次元な実釣性能。

    • オシアプラッガーリミテッド S82XH

飛距離にこだわる田代さん。オシアプラッガーリミテッドはキャストに特化したロッドなんでしょうか?

まず、オシアプラッガーリミテッドはとにかく飛ぶロッドです。かっ飛びます。
もともと自分はキャスティングが大好きで、遠くに飛ばすことに、無駄にこだわっているところがありまして(笑)。以前から飛ぶロッドをずっと求めていたんですが、ついに登場した!という感じです。軽くて、ロングキャストが出来て、掛けてからもしっかり曲がるロッドです。高弾性、高反発なロッドですが、こうしたタイプのロッドは一日キャストを続けると、体への負担が掛かりやすいタイプと言えます。でも、オシアプラッガーリミテッドでは自重の軽さとキャストフィールの良さで克服しています。すべてがチタンフレームガイドなので、とにかく軽くてフィーリングがいいんですよね。


一般的に高反発のロッドは魚を掛けてから、アングラーに負担が掛かりやすいのはたしか。
でも、オシアプラッガーリミテッドはしっかり曲がり込んでくれる。曲がり込むということは、魚にもプレッシャーをしっかり掛けてくれることを意味します。持っているだけで、耐えているだけで、魚が浮いてきてくれるイメージがあります。ヒラマサを浮かした分の余分なラインを巻き取るだけでいい。自分でロッドを起こさなくてもよいので、ある意味楽なファイトを展開できます。

飛距離を追求したオシアプラッガーリミテッドシリーズ。しかし、キャストフィールドやファイト性能も妥協はしていない。支えているだけで曲がり込んで魚を浮かせてくれる。高反発なブランクス特性はファイトをサポートもしてくれる。

飛距離を追求したオシアプラッガーリミテッドシリーズ。しかし、キャストフィールドやファイト性能も妥協はしていない。支えているだけで曲がり込んで魚を浮かせてくれる。高反発なブランクス特性はファイトをサポートもしてくれる。

玄界灘のヒラマサゲームを念頭に、アイテムを選択するときの基準を教えてもらえますか?

6アイテム用意されているので、自身の身長や体重、体格、よく行く船の水面までの高さ、ターゲットのサイズ、ポイントの特徴などを考慮して選ぶことができます。硬さ、使用感を細かく選ぶことができるのは嬉しいですよね。僕自身のお気に入りはS83H。5kg以上、20kgくらいまでのヒラマサを念頭においた、玄界灘の標準的な一本になると思います。20kg以上ばかり、となるとより強いS82XHの出番ですね。


マグロにもかなり使えますよ。飛距離が出るし、ルアーウエイトをロッドに乗せ、横風、逆風をついた鋭いキャストで狙ったところに落とせる。このキャスト性能はマグロ、ヒラマサを問わず、ナブラのピンスポットを撃ち抜く武器になりますね。

    • 複数タックルを用意するのが一般的なヒラマサゲーム。自身の体格、体力などを前提に、展開したいスタイルによって使い分けていきたい。

2日間の撮影釣行で何本もの20kgオーバーをキャッチ&リリースした田代さん。発売を待つ新たなタックルたちが、オオマサとの出会いをサポートしてくれた。

2日間の撮影釣行で何本もの20kgオーバーをキャッチ&リリースした田代さん。発売を待つ新たなタックルたちが、オオマサとの出会いをサポートしてくれた。

WEB LURE X MOVIE

【32kgヒラマサ】2021AW OCEA×玄海灘ヒラマサ 田代誠一郎

【別注平政220Fフラッシュブースト】

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【ヒラマサ衝撃水中映像】大型ヒラマサがルアーを喰う水中映像

【別注平政透鱗カラー】

WEB LURE X MOVIE

【ヒラマサキャスティング】HDタックルボックス×田代誠一郎

【タフなタックルボックス】

プロフィール

田代 誠一郎 (たしろ せいいちろう)

[インストラクター]

遊漁船『サンライズ』代表。20代の大半を奄美大島で過ごしたのちに独立し、佐賀県・唐津市で船長として活躍中。自らも高いレベルを維持するアングラーであり、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスには定評がある。

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

ロッド

オシアプラッガー リミテッド

リール

ステラ SW

ルアー

オシアペンシル 別注平政 145F/160F/190F/220F

ルアー

オシア 別注平政220F フラッシュブースト

バッグ・ケース

HDタックルボックス

ライン

オシア 8 PE

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