2024/04/25
コラム
磯釣りフルコンプリート×ボーダレスBB×平和卓也

磯を遊び尽くす
「せっかくの休みに、もっと遊んでもいいんじゃないかってね」。
ターゲットが釣れない、思った磯に上がれない、だから面白くないではなく、それでも楽しめるのが平和さんの目指す磯釣りだ。とにかく釣る、引きを、やり取りを楽しむ。そんなコンセプトから生まれたロッドが、ボーダレスBBともいえる。

トーナメントで勝ちたい、大物を釣りたいといった尖った目標を持った釣りもあるが、今回の釣りはそういうものではなく、釣りをとことん楽しむことを目指したスタイルだ。

アオリイカを狙う
朝はアオリイカを狙ったエギングからスタートすることに。タックルはボーダレスBB360H-TにストラディックC3000。PE1号にフロロ3号(1.5ヒロ)のリーダーをセットしたタックルを用意。
「僕にとってのエギングは掛ける楽しさなんで、動かして、(イカがエギを)触ったことに気付いて乗った瞬間ですよね、ガンッ!よーし掛けたっていう瞬間が最高に幸せなので。アワセが幸せの頂点です」。
シャクってはフォールさせる動作を繰り返して探っていく平和さん。アタリは、ロッドを止めてフォールさせている時に、PEラインの動きを見て把握していく。

水深や潮にもよるが、磯でのエギングや根魚狙いでは、足場の高さもまちまちなので、3m後半から4m後半のロッドレングスがマッチするという。
根魚狙い
続いては根魚狙い。ボーダレスBB420H-Tにストラディック4000。PE1.5号に1ヒロのフロロ6号というタックルセットで挑む。
すると開始直後、ソアレ ライズショットブレード31gにキジハタがヒット。ボトムまで沈め、巻いては落としてを繰り返していくアプローチに反応してくれた。


ボトム付近を狙う釣りにはサミングが必須。ラインテンションを指で感じて着底を判別できれば根掛かりは抑えられ、自ずとバイト率のアップにも繋がる。

目が独特で可愛く、思わず見とれてしまうというキジハタをもう一匹追加して、根魚狙いは一旦終了。
ヒラスズキ
磯を移動してエギでアオリイカを狙っていると、足元で魚がアタック。即座にタックル(根魚狙いと同じ)を持ち替え、エクスセンス アガケ95Fを投入すると同じく足元で強烈なバイト。フックセットこそできなかったが、ヒラスズキと確認し、エクスセンス サイレントアサシン99Sにチェンジ。すると数投でヒットし、リベンジ成功!
エギにバイトしてきた魚をミノーで仕留める。メインが他の釣りだったとしても、準備をしておくことで、かけがえのない出会いがある。これが平和さんの提唱する磯のスタイルだ。


スレやすくチャンスが少ないながらも、サラシの中をしっかりトレースして仕留めた1本。

グレ狙い
ルアーを堪能した後はフカセ釣りへ。ボーダレスBB480ML-T+BB-X ラリッサC3000DXG+ナイロン2号+フロロ2号(2ヒロ)にウキ止め糸を道糸側に付け、シモリ玉を入れて0号のウキにグレバリ7号というセッティング。
フカセ釣りで重要なのは、マキエの深さや動きにいかにリンクさせられるか。細かい操作が必要になるので繊細なロッドやラインと、それらを制御しやすいレバーブレーキタイプのリールといったセッティングがマストになる。



ライトショアジギング
釣行2日目の朝。魚らしき波紋を海面に見つけると、シリーズでは最もハイパワーなボーダレスBB420H-T+ストラディック4000+PE1.5号+フロロ6号(1ヒロ)を用意。そこにオシア メタルショットTG ボートサワラ32gを装着して投入。
多くの魚種を魅了するライトショアジギングは、何が釣れるか分からないワクワク感がさらに増長する、磯を象徴する釣りともいえる。

サグリ釣り
「胴突き仕掛けにキビナゴを付けて投げたら何か釣れませんかね。ゴンゴンゴン!ってね」。
ボーダレスBB460MH-T+ストラディックC3000+PE1号+リーダーフロロ3号(1ヒロ)+オモリ15号。市販の胴突き2本バリ仕掛けに持参したキビナゴで根魚を狙う。
手前の浅い場所からカサゴのダブル、沖の深場からキジハタ&カサゴのダブル、そして良型のキジハタと、ルアーでもフカセでもない釣りを楽しんだ。
「何でもできますからね、磯はね」。




ルアーに反応しない魚をエサで獲る。どちらもやらなければ当然味わえない。「大満足です。めっちゃ楽しい!」。
磯の上で釣魚料理を楽しむ
磯の上で料理して食べるのも平和さん流の楽しみ方だ。
「やっぱり釣って食べたいんですよね。釣りたてにしかない食感とかあるんですよ。それも釣り場でしか味わえない、出会えないものなので、よくやってます」。
今回はメジナ、クロメジナ、イサキ、ヒラスズキを刺身にした。

青物を狙う
沖のボイル、磯際はベイトの群れのキラメキと、まさに青物にピッタリのシチュエーション。休憩中の突然のボイルに、とっさに手にした20gのメタルジグをキャストし、表層を引いてくる。
すると強烈なバイト。ファイトに突入すると、近くの岩をドラグの調整と自ら動くことで回避し、見事ランディングに成功した。
タックルはボーダレスBB460MH-T+ストラディック4000+PE1.5号+フロロ6号(1ヒロ)。休憩前にもしものためにセットしておいたコルトスナイパーイワシロケットが功を奏した。
「いろんな魚種がいるので、いろんな釣り方でいくらでも尽きないほど遊べますよね。ぜひ皆さんもボーダレスBBで、本当に自由で、フリースタイルでいいので、好きなように使って今まで出会ったことのない魚との出会いを楽しんでもらいたいと思います」。

関連記事
RELATED COLUMN