2025/01/08
コラム
熱き強き情熱の赤。24ファイアブラッド グレ×平和卓也in長崎県大瀬戸エリア
6月中旬、長崎県大瀬戸エリア。平和卓也さんが手にしたのは、自らテストを繰り返して完成したばかりの愛竿24ファイアブラッド グレ4機種の1本、ダイブマスター1.5-530。マッスルカーボンを採用し、持ち軽さと操作性を兼備した基本調子モデルを操り、近年、口太グレの釣り場として注目されているエリアで良型を追う。夏目前の厳しい状況でも獲れるのか!? そのスキルはもちろん、サポートするタックルにも注目だ。
ファイアブラッド グレとフカセ釣り
平和さんは、「握れば『よし行こう!』」と気持ちが伝わる相棒と言うロッド、ファイアブラッド グレと共に長崎県大瀬戸エリアへ。その魚影の濃さ、魚体の素晴らしさ、引きの強さに平和さんが魅せられた場所だ。
夏前の季節柄、撒き餌を巻くとエサ取りが群れてくるが、状況を読み、置き直しを繰り返し、アタリを待つ。力業が通用しないと言われるフカセ釣りでは、潮の流れ、深さ、風などと同調しつつ操作する繊細さも重要になる。
「見えてるけどたどり着けないもどかしさというか、悔しさ」。しかし、そうして辿り着いた1本は尊い。
ダイブマスター1.5-530の総合力
刻々と変わる状況を汲んで仕掛けを替え、ターゲットの口太グレをキャッチ。その相棒はもちろん、テストを繰り返して完成させた24ファイアブラッド グレだ。セレクトしたのは、ダイブマスター1.5-530。「深ダナからの良型攻略」に特化した調子を追求し、低号数の操作性を実現するために徹底的なブランクスの軽量化を施したモデルだ。
24ファイアブラッド グレは、シマノが持ちうるロッド製作技術をすべて注ぎ込み完成させたモデル。『熱き強き情熱の赤』を基調としたデザイン、スパイラルXコア、マッスルカーボンによる軽量化、パワーと操作性の向上、グリップ特性とそれによる4機種の個性が、シリーズ全体の総合力をボトムアップさせている。
ファイアブラッドTAMANOE
大角力とは一転してシャローのウー瀬へ。
1投ごとでも釣りの切り替えが容易な操作性を持つダイブマスターを使うことで、対応力がアップ。まさに思った釣りを実戦し、良型の尾長グレを掛ける。
ファイトの帰結となるタモ入れ。固着せず伸ばせるだけではなく、タモ枠の回転を抑えるアンチロックジョイントプラスが搭載されたファイアブラッドスパイラルXコアにより。赤を基調としたデザインが統一されているところも所有欲を満たす。
「歴代最強のタマノエになったんじゃないかと思いますね」
BB-X テクニウム ファイアブラッド
再びの磯替えで、ウー瀬のハナレへ。
「今見えたのはグレじゃない?」
ラインを置いて誘いをかけると即座に反応あり。見えた中型の尾長に続き、口太もキャッチ。
タックルはトータルパワーが大切。リールは『熱き強き情熱の赤』と統一されたデザインのBB-X テクニウム ファイアブラッド。その相性はいわずもがな。夢屋のファイアブラッド専用の別注スプール(ハイレスポンスドラグスプール)を身に纏った24年限定生産モデルだ。
ファイアブラッド グレと釣り人平和卓也
イスズミなどの魚がブロックしているかのように、沖目に位置しているグレを微調整して誘導し、中型の口太グレを喰わせた。
続いて掛けた瞬間に良型のパワーを感じる個体がヒット。決して屈しないファイアブラッド グレ。共に育ったと言う情熱のタックルを駆使し、取材最後となる尾長グレをその手に収めた。
「自分自身ももう少しうまくなりたいと思っているところがあって、まだ辿り着きたい理想の姿もあるので、また一緒に、これから先もファイアブラッドとともに進化していきたいと思いますね」
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