2024/06/28
コラム
フリースタイルで遊び、繋がる魚釣り ボーダレスに3モデルが追加
フィールド·釣魚·釣法を超えて楽しめるロッドシリーズ、『ボーダレス』の追加3機種(420ML+-T、370XH-TK、345XXH-TK)を、シマノインストラクターの平和卓也さんが実釣解説。釣りは楽しく、そして自由だ。長崎県大瀬戸エリアの磯を舞台に、平和さんが、思う存分、フリースタイルに遊び尽くす。
ボーダレス追加モデル
磯釣り、ルアー釣り、エサ釣り。専門だからこそ深く掘り下げられることがある一方で、専門ではないからこそ開く扉がある。『ボーダレス』は、平和さんのスタイルを象徴する言葉をそのままにシリーズ化したロッドだ。
「必ずね、みんながみんな、どんな釣りでも楽しいって思うはずなんですよね」。
釣りに境界線はない。
「自由でいいな、楽しい」。
480ML+-Tでフカセ釣り
この日、朝イチのルアーによる速い釣りへの反応がイマイチだったことから、480ML+-Tを用いたフカセ釣りに変更すると、想定外だったというチヌがヒットしてきた。
続いて尾長グレを釣ると、当て潮のセオリー通りに攻め方を集中。口太グレの捕獲にも成功する。さらにサイトでも口太グレを追加し、初日はフカセ釣りを満喫した。
480cmは、磯竿の標準とされる長さ(500cm超)よりは短いが、軽さのメリットを享受でき、長い竿を扱うのが不安な釣り人へのハードルを下げてくれる役割も果たしている。
370XH-TKでルアー釣り
釣りができる喜びをかみしめて磯に渡る2日目の朝のプライムタイムは、370XH-TKでルアーを操りヒラスズキ狙いから始めた。
ベイト(キビナゴ)のサイズと活性を確認するとミノーをサイレントアサシン99Sフラッシュブーストにシフト。誘いに乗って磯際から出てきたのはチヌだった。
状況的にヒラスズキのアタリは遠く、ルアーをライズショットブレード24gにチェンジしボトムから巻き上げると、狙い通りにオオモンハタをキャッチ。
「(ウキ釣りと違って)いつ来るか分からない状態のドキドキがいいですよね」。
345XXH-TKでルアー釣り
潮位変動による磯替えのタイミングで345XXH-TKに替え、引き続きヒラスズキ、青物を狙う。
追っては来るが喰うまでのスイッチが入らない渋い状況を、再びコンパクトなシルエットのライズショットブレード24gでの打破を試みる。
「もしかしたら青物じゃないかも? ヒラスズキ系が同じベイトを取り合ってるのかもしれない」。
一瞬のバイトを頭の中で分析し、さらに攻めると待望のヒット。
「いろんな釣りして遊んでるから、バラバラのようで実は全部繋がっていってる。今回新たに追加された3アイテム。しっかりした個性を持っているので、ぜひ使ってみてください。楽しいですよ」。
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