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2025/05/23

コラム

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洗練されたNEWステラSW、ファーストインプレッション×福井健三郎・鈴木斉・田代誠一郎

洗練されたNEWステラSW、ファーストインプレッション×福井健三郎・鈴木斉・田代誠一郎

「新製品になっていくたびに巻きが軽くなっていく感じがする」(福井健三郎)

「ビッグディッパー」のキャプテンガイドとして知られ、経験と実績を重ねたGTフィッシングのトップアングラー、福井健三郎さん。新生ステラSWの開発においても初期段階から携わり、フィールドでテストを重ねてきたアングラーのひとりだ。その福井さんが、今回製品になった新生ステラSWを手にしてハンドルを巻いたときのファーストインプレッション。
「いいリールってさ、もうベールを上げて返して、ちょっと2、3周回しただけでわかるよね」
早速、リールにラインを巻き、スプールへキレイに巻かれるPEラインを眺め、すぐにでもフィールドに出たい気持ちを抑えられないといった様子。
「巻く時に、下に巻かれるときはゆっくりになるね。密に綺麗に巻けるね」
これはNEWステラSWに搭載された、インフィニティループによるもの。2スピードオシュレーションシステムというもので、スプールリング側からスカート側へは細かいピッチで巻かれ、ラインの放出抵抗の低減&飛距離アップを図り、逆方向では粗く巻かれ、これにより高ドラグ時のラインの喰い込みを防止する。
その後、フィールドでテストをした福井さんがまず感じたのは、とにかく巻きが軽いということ。
「新製品になっていくたびに軽くなっていく感じがするよね。インフィニティループのおかげで、投げた時にスムーズにラインが出て、飛距離がアップが実感できます」と、フィールドでのファーストインプレッションを語った。

はじめて新生ステラSWを手にし、ハンドルを回して回転のスムーズさに感心する福井さん。

はじめて新生ステラSWを手にし、ハンドルを回して回転のスムーズさに感心する福井さん。

開発に初期段階のモデルは、スプールやローター周りが製品版とはかなり異なっていた。

開発に初期段階のモデルは、スプールやローター周りが製品版とはかなり異なっていた。

新生ステラSWのベールアームは、本体の色に合わせたブラックカラーになっている。

新生ステラSWのベールアームは、本体の色に合わせたブラックカラーになっている。

従来モデルに比べると、驚くほどに進化した巻き上げのスムーズさ、軽さに新たな可能性を感じるという。より体力をより維持しながら、ゲームを展開できるというわけだ。

従来モデルに比べると、驚くほどに進化した巻き上げのスムーズさ、軽さに新たな可能性を感じるという。より体力を維持しながら、ゲームを展開できるというわけだ。

今回の実釣では、ラインがダンゴになることや、ガイドに巻きつくトラブルは一切なかった、と福井さん。

今回の実釣では、ラインがダンゴになることや、ガイドに巻きつくトラブルは一切なかった、と福井さん。

「デカいね、このドラグ。今までに見たことがないサイズ感だよ」(鈴木斉)

「見た目がだいぶ変わったね。かっこよくなった。今までのステラのカラーとかデザインを継承しつつ、新しく洗練されたというか、ひとつ上のデザインになったような、そんな感じです」
その話すのはクロマグロ、キハダのキャスティングゲームで多くの実績を持つ、鈴木斉さん。普段から大型のスピニングリールと触れ合うことが多い鈴木さんだが、新生ステラSWにおいて、従来モデルと比較して大きく変わった部分は、ドラグノブを含めたスプールまわりだという。ドラグノブを回して外すと、まずドラグノブの大きさに驚き、さらにドラグノブを外してからはドラグワッシャーの大きさに驚く。
「デカイね、このドラグ。今までに見たことがないサイズ感だよ。期待できるね」
鈴木さん曰く、スピニングリールをしっかりと見る人は、ドラグワッシャーやスプールの内部に関心がある。それがどのような構造で、どのくらいの強度があるのかが知りたいのだ。
ドラグは逸走する魚を止められる性能があり、スピードの速い魚によってラインが強く引き出されたときに、ドラグの熱ダレを防ぐことが必要だ。そして、新生ステラSWのドラグワッシャーの大きさは”かなり期待できる”と語る。
そしてラインを巻き、いざ実釣。早速キハダを掛けた。
「ドラグの出方もスムーズだね。そして巻きのトルクが凄いね。魚が掛かっても滑らかに巻けるというのは凄いね。ゴリ巻きできる。さらにインフィニティループで、ラインがスムーズに出て飛距離も出る。最後の一伸びが出る。また密に巻かれていることで、ドラグ走行時のライン放出もスムーズ。タックルの進化は凄いね」

鈴木さんは、その巻き心地の軽さを、フレッシュウォーターのリールのようだと語る。

鈴木さんは、その巻き心地の軽さを、フレッシュウォーターのリールのようだと語る。

スプール径に対して大きなドラグワッシャーに、「今までに見たことがない」と感心する。

スプール径に対して大きなドラグワッシャーに、「今までに見たことがない」と感心する。

実釣ではXXタフドラグとインフィニティクロスによる、想像通りの滑らかなドラグ性能を発揮。

実釣ではXXタフドラグとインフィニティクロスによる、想像通りの滑らかなドラグ性能を発揮。

インフィニティループによって、アンダーキャストの際にも引っ掛かり感なくスプールからラインが放出されていく。

インフィニティループによって、アンダーキャストの際にも引っ掛かり感なくスプールからラインが放出されていく。

「20kgを超えるキハダを相手にしたが、安心感のある余裕のファイトができた」(鈴木さん)

「20kgを超えるキハダを相手にしたが、安心感のある余裕のファイトができた」(鈴木さん)

「信じられない巻きの軽さですよ。HGかと思うぐらいに」(田代誠一郎)

「ボディのカットとかも変わっている。美しいですね。前のプロトモデルの時は、削り出しの無垢のものだったので、完成品を見るとやっぱ違いますね」
玄界灘のキャスティングヒラマサゲームで人気の船・サンライズの船長であり、ヒラマサキャスティングゲームのトップアングラーでもある田代誠一郎さんの最終プロトの第一印象だ。そして早速、ハンドルを巻き始める。
「いや、これ早く回してほしい。とんでもなくシルキーです。XGですよこれ、信じられない巻きの軽さです。HGモデルかと思うぐらいに、もの凄く軽い」
と、新生ステラSWを手にして興奮気味に語る。そしてリールにラインを巻く。
「下は密巻き、上に行く時は粗巻き。綺麗に巻けますね。隙間のない感じで」
早速、フィールドで新生ステラSWを使ってみると、今度は巻き上げの軽さとパワーに驚く。
リールの性能を知るために、あえてオシアフルスロットル 240F AR-Cを装着してノンストップジャークすると、その巻きの軽さを実感。巻き心地は、軽さだけでなく、パワーを感じるという。これを特に体感できるのは、巻きはじめだという。
そして、この巻き上げが軽さは、誰が巻いても感じられることだという。
「なんのストレスもなく、釣りに集中できる。すべてのことは、リールがサポートしてくれる」と、田代さんは新生ステラの性能に太鼓判を押した。

XGモデルなのにHGモデルと錯覚するほどの、滑らかな巻き心地とパワフルさがあると評価。

XGモデルなのにHGモデルと錯覚するほどの、滑らかな巻き心地とパワフルさがあると評価。

アンチツイストフィンが搭載されている。ラインローラー部に近接するようにフィンを設置し、ラインの弛みを抑えることによって、スプールスカートへの糸落ちがしにくくなっている。

アンチツイストフィンが搭載されている。ラインローラー部に近接するようにフィンを設置し、ラインの弛みを抑えることによって、スプールスカートへの糸落ちがしにくくなっている。

潮波の中、ルアーを潜らせて引いているときに巻きの軽さを実感できる、と田代さん。

潮波の中、ルアーを潜らせて引いているときに巻きの軽さを実感できる、と田代さん。

2スピードオシュレーションシステムは、スプールが下がるときには密巻き、上がるときには粗巻きになる。飛距離アップとファイト時の喰い込みを防止する。

2スピードオシュレーションシステムは、スプールが下がるときには密巻き、上がるときには粗巻きになる。飛距離アップとファイト時の喰い込みを防止する。

通常の誘い出しと比べ、アングラーに負担が大きいノンストップジャークで巻き心地を確認。その軽さに驚きを隠せない田代さん。

通常の誘い出しと比べ、アングラーに負担が大きいノンストップジャークで巻き心地を確認。その軽さに驚きを隠せない田代さん。

プロフィール

福井 健三郎 (ふくい けんざぶろう)

[インストラクター]

日本を代表するタフなGTフィッシャーマン。「ビッグディッパー」のキャプテンガイドとして、多くのアングラーにGTフィッシングの魅力を伝え続けている。

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プロフィール

鈴木 斉 (すずき ひとし)

[インストラクター]

シーバス、ジギング、GTなど多彩な釣りの経験を経て、現在はプロアングラーとして活躍中。技術レベルの高さはもちろんのこと、高い集中力を要求されるヒラマサキャスティングやマグロゲームにおける「ここ一番の勝負強さ」に定評がある。

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プロフィール

田代 誠一郎

田代 誠一郎 (たしろ せいいちろう)

[インストラクター]

遊漁船『サンライズ』代表。20代の大半を奄美大島で過ごしたのちに独立し、佐賀県・唐津市で船長として活躍中。自らも高いレベルを維持するアングラーであり、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスには定評がある。

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

ステラ SW 10000PG/10000HG/14000XG

リール

ステラ SW 10000PG/10000HG/14000XG

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