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2025/10/09

コラム

最新フォースマスター300DHを使い電動鯛ラバで攻略する三国沖 赤澤康弘&富所潤

最新フォースマスター300DHを使い電動鯛ラバで攻略する三国沖 赤澤康弘&富所潤
福井県・三国沖。ここは「三国モンスター」と称される大鯛が潜む、全国屈指の真鯛フィールドだ。しかしその一方で、水深の深さや速い潮流、さらにはドテラ流しでの攻略を求められることから、鯛ラバアングラーにとっては一筋縄ではいかないタフな海域でもある。そんな難攻不落のフィールドでも活躍するように、新たな切り札として投入されたのが小型電動リールの最新モデル「フォースマスター300」。今回は、鯛ラバゲームのエキスパート・赤澤康弘さんと、電動リールを知り尽くす富所潤さんがタッグを組み、その実釣性能を徹底検証。そのポテンシャルが明らかになる。

最新電動リールによる鯛ラバ

タイラバのエキスパートである赤澤康弘さんと、電動を知り尽くすイカ先生こと富所潤さんが共演。お互いの知識を教え合い大鯛に挑んだ。

タイラバのエキスパートである赤澤康弘さんと、電動を知り尽くすイカ先生こと富所潤さんが共演。お互いの知識を教え合い大鯛に挑んだ。

今回、大型の真鯛を求めて赤澤康弘さんと富所潤さんは福井県・三国沖へ足を運んだ。赤澤さんは、普段は手巻きにこだわる鯛ラバのエキスパート。一方、富所潤さんは電動リールを知り尽くし、電動リールを使用した鯛ラバの経験も豊富だ。
「普段は手巻きで探る鯛ラバにこだわっているんです。手巻きならではの探り方を好んでいます。ただ、三国沖のような深場をドテラ流しで攻めると、どうしても鯛ラバが遠くへ流されてしまい、回収がとても大変になるんです。そんな場面で電動リールを使ったらどうなるのか? 今回は最新モデルで試すのが楽しみですね」(赤澤)
赤澤さんは手巻き一筋のスタイルを貫いてきたからこそ、電動リールによる可能性を冷静に見極めたいと意気込む。
一方の富所さんは電動リールのスペシャリストだ。
「フォースマスター300はコンパクトで持ちやすく、操作感も手巻きに近いんです。加えて新しい機能が充実しているので、電動だからこそできることも多い。三国沖のタフな条件で、その実力を確かめたいですね」(富所)
深場の真鯛狙いにおいて課題となるのは、フォール、回収スピードとパワー、操作性。赤澤さんと富所さん、それぞれ異なるスタイルのアングラーが実釣でどのような結論を導き出すのか。三国モンスターと呼ばれる大鯛に挑む舞台で、新たな電動リールの可能性を試した。

コンパクトなボディでありながら、さまざまな機能が搭載されているNEWフォースマスター300。電動リール&ライトゲームの世界を変える。
コンパクトなボディでありながら、さまざまな機能が搭載されているNEWフォースマスター300。電動リール&ライトゲームの世界を変える。

三国沖の特徴

大鯛が期待できるが、アングラーには負担の多い三国沖。NEWフォースマスター300がアングラーをしっかりサポートしてくれるのかを検証!
大鯛が期待できるが、アングラーには負担の多い三国沖。NEWフォースマスター300がアングラーをしっかりサポートしてくれるのかを検証!

冒頭で触れた通り、三国沖は、鯛ラバフィールドの中でも屈指のハードエリアだ。潮が速く、基本はドテラ流し。さらに狙うのは深場とあって、水深100m前後でもラインは200m以上出されることが珍しくない。斜めに引くことで広範囲を探れる利点はあるものの、その分リトリーブには大きな負荷がかかり、回収作業は過酷を極める。
「三国沖ではラインが斜めに200m以上出ることもあります。私は200mを基準に回収を心掛けていますが、その際“巻き取るか、それとももう一度落とすか”と迷うことが多いです。300mキャパのリールであれば250mまでは攻められますが、落とすたびに出ていくラインを見て、大型真鯛がヒットしたらラインが足りるのか、と頭をよぎります。しかし電動リールなら疲労を気にせず回収して攻め切れる。これは大きなアドバンテージですね」(赤澤)
「今回使用するフォースマスター300は、さまざまな情報を数値化できるのが特徴です。同じリールを使っていれば、ヒット水深や誘いの速度、ファイトスピードといったデータを共有可能。エキスパートとの比較もしやすく、初心者にとっては釣果に直結しやすい大きな武器になります」(富所)

赤澤さんが考える鯛ラバリールの条件

赤澤さんが考える鯛ラバリールの条件

長年、手巻きリールを軸に釣果を重ねてきた赤澤さん。その理由は明快だ。巻きの感度を通して水中の情報を把握し、変化を即座に読み取ることでチャンスをものにしたいから。しかし一方で、電動リールの“回収の楽さ”も大きな魅力と捉えている。では、赤澤さんが考える「鯛ラバに最適なリールの条件」とは何か。
「まず一つ目はフォール性能です。船長の合図で素早くボトムへ届けることが釣果に直結しますし、他のアングラーより早く仕掛けを落とすことで、より効率的に誘うことができます。
二つ目は、鯛ラバの基本である等速巻き。低速、高速それぞれ、一定の速度で巻き続けるのは初心者にとって意外に難しいのです。等速で巻くことでアタリが出やすくなるだけでなく、水中の微妙な変化や前アタリを捉えることにも繋がります。
そして三つ目はタッチ&ゴー。着底直後に真鯛が喰ってくることは多く、その瞬間を逃さないためには、しっかり着底を感じ取り、素早くリトリーブに移ることが重要です。着底から巻き始めまでの一瞬の動きが、釣果を大きく左右しますね」
鯛ラバにおけるリール選びは、単なるラインの巻き上げの道具ではなく、感度と操作性、そして即応性が求められる。赤澤さんの言葉は、その本質を端的に物語っている。

普段は手巻きリールでの鯛ラバを好む赤澤さん。フォースマスター300が鯛ラバで活躍するのか、性能を細かくチェックしていく。
普段は手巻きリールでの鯛ラバを好む赤澤さん。フォースマスター300が鯛ラバで活躍するのか、性能を細かくチェックしていく。

フォースマスター300は鯛ラバに応えるのか?

赤澤さんは、鯛ラバゲームにおいて、フォール時の沈下速度は速いほうが良いと言う。速さは、鯛ラバにおいてさまざまなことに繋がるのだ。
赤澤さんは、鯛ラバゲームにおいて、フォール時の沈下速度は速いほうが良いと言う。速さは、鯛ラバにおいてさまざまなことに繋がるのだ。

赤澤さんがリールに求める三つの基本動作、フォール性能、等速巻き、そしてタッチ&ゴー。そのすべてをフォースマスター300は満たすことができるのか。等速巻きに関しては、電動リールなら常に一定速度で巻き上げられるため、その有効性は容易に想像できる。では、それ以外の要素はどうだろうか。
「今回の実釣に入る前に、明石の海でフォースマスター300のフォール性能テストを行いました。電動リールはフォールが遅く、着底が分かりにくいというイメージを持っていましたが、実際には速い潮流で底が取りづらい状況でも素早くフォールし、しっかりと着底を確認できました。機能としてはシンプルなものですが、これは鯛ラバにおいて極めて重要。速やかに着底し、そこから素早く巻き上げに移ることでタッチ&ゴーが成立し、釣果を伸ばすための基本がしっかりと実現できるのです。フォースマスター300DHは、パーミングしやすいコンパクトボディにダブルハンドル、そして多彩な機能を搭載しています。そのすべてが鯛ラバにどのように作用するのか。今回の三国沖での実釣が、その真価を見極める場になると思いますね」(赤澤)

電動リールでありながら、パーミングしやすい小型ボディ。ダブルハンドル仕様は鯛ラバにおいて操作しやすい。
電動リールでありながら、パーミングしやすい小型ボディ。ダブルハンドル仕様は鯛ラバにおいて操作しやすい。

タックルセレクト

赤澤さんは、フルソリッドの7フィートのロッドをセレクト。電動リールでのファイトや深場でのやり取りを考慮した選択だ。

赤澤さんは、フルソリッドの7フィートのロッドをセレクト。電動リールでのファイトや深場でのやり取りを考慮した選択だ。

富所さんが今回の三国沖真鯛の攻略に選んだタックルは、ロッドがエンゲツ リミテッドN–B610ML–S、リールはフォースマスター300DH(ダブルハンドル仕様)。ラインはハードブル8+の1号。スプールにはPE1号なら300m、 PE 0.8号なら400m入る。リーダーは炎月EXフロロリーダー5号を5mほど結束。この長さは、エソなど歯の鋭い魚にかじられて傷が入った場合でも、傷んだ部分を切って使えるようにするため。そして、このタックルに炎月タイガーバクバク100gを組み合わせた。
一方、赤澤さんが選んだロッドは、エンゲツ エクスチューンN–B70M+FS。長めでフルソリッド仕様のモデルだ。今回は深場攻略が前提となること、そして電動リールによる常時巻き上げファイトに適していることが選択理由である。
「電動での鯛ラバは、ヒット後に巻き取りをONにして、ひたすら巻き続けます。手巻きなら浅掛かりを考慮して、魚の動きに合わせて巻きを緩めたり止めたり調整しながらやり取りしますが、電動は常に一定の巻きが加わる。真鯛が突っ込んだ際にロッドが硬いと、口切れや身切れでバラシにつながってしまう。そこで、大きく曲がり込み魚の動きを吸収できるフルソリッドのロングモデルを選びました」(赤澤)
柔らかさだけが際立つロッドでは大型の真鯛をなかなか寄せられないが、このモデルはしなやかさと粘りに加え、バット部分の強さも備えており、大物の引きをしっかりと受け止められる。
リールは富所さんと同じくフォースマスター300DHを使用。ラインはグラップラー8のPE1号を300m巻き、リーダーには炎月EXフロロリーダー4号を約4.5m結束。鯛ラバは炎月バクバクプラス100gを選び、ネクタイはシングルカーリーLのブラックゴールドをセレクトした。

潮が緩めだったため、100gのヘッドからスタート。三国沖では、150g、200gなど、重いヘッドを使用することもある。
潮が緩めだったため、100gのヘッドからスタート。三国沖では、150g、200gなど、重いヘッドを使用することもある。

ボタンひとつで好みのスピードで等速巻き

「さそい速」はリトリーブスピード。スピードは数値で決め、設定後はタッチドライブを押す、クラッチを押すだけで等速での巻き上げをしてくれる。
「さそい速」はリトリーブスピード。スピードは数値で決め、設定後はタッチドライブを押す、クラッチを押すだけで等速での巻き上げをしてくれる。

実釣は水深88mからスタート。潮はわずかに流れており、船はドテラ流しで、鯛ラバは少しだけ流れる。今回、状況としては低水温で魚の活性は低いと予想されたが、良型は確実に入っている。2人はまず手巻きで10mほど巻き、潮の重さを確認。その後、これまでの実績と魚の活性を踏まえ、巻き速度「さそい速(リトリーブスピード)」を設定。今回は7からスタートした。これは通常より遅めの速度だという。設定理由は真鯛は低活性でスローリトリーブが有効と判断したからだ。また「ファイト速」も18に設定し、鯛ラバを再フォールした。
赤澤さんはこう語る。
「従来の電動リールはフォールが遅く、着底した瞬間に少しぼける感じがありました。新しいフォースマスター300DHは、テスト時に感じた通り手巻きリールと同等のフォール性能で、しっかりボトムを感じられます」
着底後、ハンドルを数回巻いて上部にあるタッチドライブを押すと、「さそい速」モードで巻き取りがスタート。15mほど探り、クラッチを押して落とす。そして再度クラッチを押せば再び「さそい速」での巻きに切り替わる。ボタンひとつでタッチ&ゴーや等速巻きを簡単に操作できるのが魅力だ。赤澤さんも、タッチ&ゴーのやりやすさ、自由に速度を選べる等速巻きを高く評価した。

お互い「さそい速」の数値を共有。あえて違う数値にして、どちらかにバイトがあれば、「さそい速」の数値、タナ、ライン角度を教え合う。情報を伝え合うことで、より釣果に近づくことができる。
お互い「さそい速」の数値を共有。あえて違う数値にして、どちらかにバイトがあれば、「さそい速」の数値、タナ、ライン角度を教え合う。情報を伝え合うことで、より釣果に近づくことができる。

ファーストヒット

赤澤さんにヒット!慣れない電動リールだが、うまく使いこなし巻き上げていく。
赤澤さんにヒット!慣れない電動リールだが、うまく使いこなし巻き上げていく。

実釣開始から約3時間、潮の流れが丁度良くなったタイミングで、赤澤さんにアタリが訪れた。
「来た、来た!」(赤澤)
「どのあたりですか?」(富所)
「底から4〜5mです」(赤澤)
赤澤さんはアタリを感じながら巻き上げを続け、ロッドを大きく煽ってフッキング。緩めに設定していたドラグを少し締め、フルソリッドロッドの弾性を活かしながら慎重に巻き上げる。そして真鯛の引きに応じてロッドの角度を微調整。時折軽くポンピングを入れることで、ラインを効率よく巻き取りながらやり取りを進めていく。
赤澤さんは笑顔で語る。
「安心してファイトできますね。リールの性能がすごい。言い方は悪いかもしれませんが、テクニックが無くても釣れてしまいます(笑)。タッチ&ゴーも巻き上げもスムーズですね」
富所さんも続ける。
「フォースマスター300DHは大型の真鯛でも安心してやり取りできる。パワーはかなり余裕があります。これなら多くの人が大鯛をキャッチできますね」
水面に姿を見せたのは、アイシャドウが美しい良型の真鯛。
「70cmくらいでしょうか。巻き上げスピード(さそい速)は8で、底から3mあたりで小さいアタリがあり、その後に大きなアタリに変わって鯛ラバを持っていきました。普段ならヒット直後にサイズの目安がわかるのですが、今回は上がるまでわからなかった。それだけリールのパワーがあるということですね。あと、釣り上げた後の自身の疲れ方も違います(笑)」(赤澤)
「電動鯛ラバは常に巻かれているので、魚に休む間を与えずにプレッシャーを掛け続けられます。そのため早く取り込めます。他の魚でも同じように感じています」(富所)

フォースマスター300は予想よりもパワーがあり、安心してファイトが出来たという。
フォースマスター300は予想よりもパワーがあり、安心してファイトが出来たという。

巻き上げ速度をワンタッチで操作

「さそい速」を設定すれば、着底後にクラッチを押すだけで設定速度での巻き上げを開始する。
「さそい速」を設定すれば、着底後にクラッチを押すだけで設定速度での巻き上げを開始する。

ここで、フォースマスター300を使いこなしている富所さんに、機能や操作方法を詳しく解説してもらった。
「フォースマスター300の大きな特徴は、上部のタッチドライブを押すだけで巻き上げができることです。タッチドライブスピードロックという機能により、中間速を新たに2段階設け、『さそい速』と『ファイト速』を瞬時に切り替えられます」
使い方はこうだ。着底後にクラッチを押すと、「さそい速(リトリーブスピード)」で巻き上げが始まる。途中でタッチドライブを強く押すと、最大スピードで巻き取ることが可能。魚がバイトした瞬間に押し込めば、フッキングに持ち込むこともできる。そして指を離せば、設定した「ファイト速」に自動で戻る。
「ファイト速」のまま、ロッドの弾性やドラグを活かしてやり取りも可能だが、大型の真鯛や予想外の青物のヒットの場合は、ファイト速だけでは寄せにくいこともある。そんな時はポンピングを組み合わせ、ロッドを煽って戻す際にタッチドライブを押し、最大スピードで巻き取ることを繰り返せば、魚を効率よく寄せられる。喰い上がるような魚とのファイトでも、タッチドライブで瞬時に糸ふけを取ることも可能だ。速度は31段階で細かく設定可能となっている。
「タッチドライブスピードロック機能により、常に魚にプレッシャーを掛けながらファイトでき、魚の動きに合わせて瞬時に巻き速度を変えられるのが大きな魅力です」(富所)

「さそい速」で巻き上げ、アタリがあったらタッチドライブを押し、最大スピード(Hi)でフッキング。離せばファイト速に切り替わる。ファイト中に喰い上げなどで速く巻き取りたい時も、タッチドライブでHiに入れれば対処できる。
「さそい速」で巻き上げ、アタリがあったらタッチドライブを押し、最大スピード(Hi)でフッキング。離せばファイト速に切り替わる。ファイト中に喰い上げなどで速く巻き取りたい時も、タッチドライブでHiに入れれば対処できる。
「さそい速」で巻き上げ、アタリがあったらタッチドライブを押し、最大スピード(Hi)でフッキング。離せばファイト速に切り替わる。ファイト中に喰い上げなどで速く巻き取りたい時も、タッチドライブでHiに入れれば対処できる。

鯛ラバ時の設定方法&探見丸スクリーン

「ファイト速」、「さそい速」はボタン操作で簡単に設定できる。
「ファイト速」、「さそい速」はボタン操作で簡単に設定できる。
「ファイト速」、「さそい速」はボタン操作で簡単に設定できる。

続いて、富所さんに鯛ラバ時の設定方法や操作について解説してもらった。
まず「さそい速」の設定について。鯛ラバでは任意に速度を選んでも良いが、実釣開始時に手巻きでラインを巻き、ちょうど良さそうなスピードを確認して「さそい速」に設定するのがおすすめだ。
設定後は、ボトムタッチ後にハンドルを数回巻き、タッチドライブを押すと設定した「さそい速」で巻き上げが始まる。その後は、ボトムタッチ後にクラッチを押すだけで「さそい速」での巻きを行える。クラッチ操作だけでタッチ&ゴーの動きを演出できるのだ。さらに巻き上げ途中でも「さそい速」の変更が可能。タッチドライブ手前を押せば1段階速く、奥を押せば1段階遅くできる。
富所さんは続けてスクリーンについて解説する。
「フォースマスター300の大きな特徴の一つが、スクリーンに探見丸の映像を映せる探見丸スクリーンです。探見丸は水深把握や鯛ラバで浮いた反応を探る際に強力なサポートになりますが、その子機のカラー画面をリール本体で確認できる。目線を子機に動かす必要がなくなるのです」
探見丸スクリーンは、フォースマスター600でも高評価だった機能。300モデルでは600と同サイズの画面を設置しており、視認性も良好。手元で船下の魚の反応や水深、ボトム形状を確認できるため、より効率的に攻めることが可能だ。

探見丸スクリーンの設定も簡単。海の様子が瞬時に分かれば、より釣果に繋がる。
探見丸スクリーンの設定も簡単。海の様子が瞬時に分かれば、より釣果に繋がる。

ハイパワーモーター&NEWフォールレバー

ハイパワーモーター「MUTEKI MOTOR+」により、巻き上げパワーが増し、青物がヒットしても余裕で対応。
ハイパワーモーター「MUTEKI MOTOR+」により、巻き上げパワーが増し、青物がヒットしても余裕で対応。

フォースマスター300はコンパクトなボディながら、ハイパワーモーター「MUTEKI MOTOR+」を搭載。トルクフルでレスポンスの速い巻き上げが可能になり、速い回収にも対応。あらゆる状況での釣りをサポートする大きな特徴のひとつだ。
富所さんは語る。
「『MUTEKI MOTOR+』の採用により、スピードとパワーはかなり強くなっています。大鯛や不意の青物がヒットしても、しっかりリフトアップできます。今回のようなドテラ流しで深場を攻める場合も、回収を手早く行い、次の一投を素早く行えるようになっています」
ラインキャパシティは、ディープドテラでの鯛ラバにも十分対応するPE1号で300m、0.8号で400m。
フォールレバーも刷新されている。レバーを上げるとスプールの回転を抑え、フォール速度を遅くできる機能だ。従来モデルでは、レバーを上げるとハンドルが重くなり、軽い巻き上げを望む場合は巻き上げ時に戻す必要があった。しかし新型は内部にワンウェイローラーベアリングを搭載。レバーを上げたままでも軽く巻き上げることができ、フォールで鯛ラバをしっかり見せる攻略に最適な設計となっている。
また巻き上げ距離アラームも搭載されている。この機能は、設定した距離に巻き上げが到達した時点で音で知らせてくれる機能。10mに設定することで、10mごとに30mまで3回知らせてくれる。より的確に反応の出ているタナを探ることが可能だ。

パワーが増しながら、サイズは小型になったモーター。
パワーが増しながら、サイズは小型になったモーター。
従来のモデルより5mm長いダブルハンドルを搭載。このハンドルの採用により手巻きでも扱いやすくなっている。
従来のモデルより5mm長いダブルハンドルを搭載。このハンドルの採用により手巻きでも扱いやすくなっている。
ワンウェイローラーベアリングを搭載したフォールレバー。操作しても、軽い巻き心地を保つ。
ワンウェイローラーベアリングを搭載したフォールレバー。操作しても、軽い巻き心地を保つ。

手返しの良さでヒット!

船長のアナウンスに、素早く回収を行い、船下へ入れ直すことでヒット! しかもダブルヒットとなった。

船長のアナウンスに、素早く回収を行い、船下へ入れ直すことでヒット! しかもダブルヒットとなった。

正午過ぎ、満潮前のタイミングで船長からアナウンスが入った。
「ボトムから12mほどに反応があります」
2人は探見丸スクリーンで反応を確認。富所さんの鯛ラバは、ドテラ流しで船下から少し払い出された位置にあったため、素早く回収し、船下へ入れ直した。
「船長のアナウンスに対して、電動なら素早く回収して入れ直すのが容易です。手巻きでも可能ですが、電動なら疲れることなく、迷うことなく対応できます」(富所)
その直後、富所さんにアタリが訪れた。フォースマスター300の速い回収と入れ直しが生んだバイトだった。しかし惜しくもフッキングには至らなかった。
すると隣の赤澤さんがヒット。さらに落とし直して誘っていた富所さんにもアタリがあり、ダブルヒットとなった。富所さんの魚は、フォースマスター300のパワーでグイグイ寄せられ、無事ランディング。サイズは45cmほどの真鯛だった。
「喰いが渋いと感じたので、90gの炎月バクバクTGヘッドに細身のネクタイをセットしたところ喰ってきました」

魚の反応に対して素早く対応してキャッチ。フォースマスター300の回収の速さは武器になる。
魚の反応に対して素早く対応してキャッチ。フォースマスター300の回収の速さは武器になる。

抜群の巻き上げパワーは良型青物にも対応

青物のヒットに、慌てずにやり取り。電動のパワーで寄せていく。
青物のヒットに、慌てずにやり取り。電動のパワーで寄せていく。

一方、赤澤さんはヒット直後から時間をかけて魚を寄せていた。最初は大鯛かと思われたが、途中の走り具合で青物と判断。「MUTEKI MOTOR+」のパワーを活かし、巻き上げを進める。赤澤さんは、緩やかにポンピングを入れつつ慎重に寄せ、無事ランディング。
「デカい!ブリだ!」(富所)
「10kgクラスのブリでした。三国沖では、このような青物が釣れるタイミングがあります。フォースマスター300のパワーを活かしたファイトができました。やりました!」(赤澤)
その後も、赤澤さんと富所さんはダブルヒットを演出。このダブルヒットは、まず青物のダブルがあり、続いて真鯛のダブルとなった。
「さそい速は8でした」(赤澤)
「僕も速度は8です。船長のアナウンスで船下の反応が濃いことを確認し、回収して落とし直した直後のヒットでした。僕の真鯛は少し小さめでしたね(笑)」(富所)
「富所さんはラインを立てて探り、僕は横方向で大きい魚が出るかなと狙っていました。電動なら横方向への誘いも躊躇せずにすぐに試せます」(赤澤)

10kgクラスのブリ。不意にかかるゲストにもフォースマスター300はしっかり対応。
10kgクラスのブリ。不意にかかるゲストにもフォースマスター300はしっかり対応。
10kgクラスのブリ。不意にかかるゲストにもフォースマスター300はしっかり対応。
その後も、富所さん、赤澤さんはヒットを連発。フォースマスター300DHの性能の高さを実証!
その後も、富所さん、赤澤さんはヒットを連発。フォースマスター300DHの性能の高さを実証!

その後も、富所さん、赤澤さんはヒットを連発。フォースマスター300DHの性能の高さを実証!

大鯛を求めて

最後に大鯛をヒットさせた富所さん。ポンピングをしながら、どんどん寄せていった。
最後に大鯛をヒットさせた富所さん。ポンピングをしながら、どんどん寄せていった。

翌日、午前中だけ大型の真鯛を狙って出船。海は風も無くベタ凪だが、潮は程よく流れていた。実釣開始から約2時間後、富所さんに待望の大きなアタリが訪れた。このヒットは、ヒット直後はそれほど強い引きではなかったが、途中からロッドを大きく叩く強烈な引きに変化。富所さんは「ファイト速」で巻き上げつつ、ポンピングを入れながら慎重にラインを回収していく。
「『ファイト速』の巻きが常に入っているので、ポンピングでロッドを下げても、ロッドを曲げたままプレッシャーを掛け続けられます。手巻きでは初心者にはあまりおすすめできないポンピングですが、電動なら非常に有効です」
手巻きの場合、ロッドを下げた瞬間にラインテンションが緩み、フックアウトにつながることもある。しかし、電動鯛ラバなら常に巻き続けられるため、そのリスクは少ない。
やがて大型の真鯛がプカリと浮かび上がった。今回の釣行で最大サイズとなった。
「フォースマスター300のおかげで、終始安心してファイトできました。やりました!」(富所)

狙いのサイズがヒットして満面の笑みの富所さん。余裕のあるファイトだった。
狙いのサイズがヒットして満面の笑みの富所さん。余裕のあるファイトだった。

フォースマスター300DH使用後の感想

鯛ラバでフォースマスター300DHが武器になることを実感した赤澤さん。これからいろいろな場所で電動鯛ラバにチャレンジするという。
鯛ラバでフォースマスター300DHが武器になることを実感した赤澤さん。これからいろいろな場所で電動鯛ラバにチャレンジするという。

実釣後、赤澤さんに初めてフォースマスター300を使ってディープ鯛ラバを行った感想を聞いた。
「今回の舞台は三国沖のディープ鯛ラバエリアでしたが、フォースマスター300を使うことで、非常に手返しよく釣りができました。魚の活性が高い状況では、ボトムまで沈めて2〜3回の巻き上げとフォールを繰り返し、アタリがなければ回収して再投入するという動作が必要です。そんな時、このリールなら躊躇なく回収できました。また、魚の活性が低い時は斜めに広く流して探りたいのですが、回収や再投入もスムーズ。回収中は誘えないため、その時間をいかに短くするかが釣果に直結しますが、その点、回収速度の速いフォースマスター300は圧倒的に有利です。手巻きでは等速巻きを駆使して潮流や海中の変化を把握しますが、このリールは常に同じ速度で巻けるうえ、軽量コンパクトなので、リールをパーミングしてロッドで水中の状況を感じることができます。さらに、10kgクラスのブリともやり取りできる十分なパワーもありました。大型の真鯛狙いやその他の魚狙いなど、さまざまな海域で活用できると思います。電動リールで行う釣りが一つのメソッドになる、と改めて感じました。僕もこれからいろいろな海域で、このリールを使った鯛ラバを試してみたいです」

プロフィール

赤澤 康弘

赤澤 康弘 (あかざわ やすひろ)

インストラクター

全国のオフショアをメインフィールドに活躍。釣りの腕や理論もさることながら、気さくな人柄で多くのアングラーや船長から慕われる。瀬戸内を中心に活動する鯛ラバクラブ『鯛ラバーズ』の会長を努め、全国の鯛ラバファンが集う『鯛ラバカップ』も主催している。

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