2025/07/07
コラム

脱・入門者のためのエントリーモデル・エンゲツ BB 一つテンヤ×鈴木新太郎&折本隆由

専用ロッドの必要性

超ベテランの鈴木さんでも、いまだにズドンという掛けた衝撃によって頭が真っ白になる瞬間が一つテンヤにはあるという。そしてそれが最大の魅力だと語る。

専用ロッドにより、それまで見えなかったものが見えたり、より思い通りの誘いを行えるようになる。クラスを超えた操作性を備えたハイレスポンスアクションを備えたエンゲツ BB 一つテンヤマダイは、そんな一段上の一つテンヤの釣りをより実感できる。

エンゲツ BB 一つテンヤマダイは、穂先の落ち着きが良く、目感度でアタリが取りやすいことが印象的だったと言う鈴木さん。

ハイパワーXブランクスによるファイトでの安心感はいわずもがなと折本さん。
全国各地どこでも楽しめ、かつその土地土地で独自な進化を遂げている釣法だからこそ、ロッド選びも重要になる。
一つテンヤ黎明期から釣りを続けてきた鈴木新太郎さんと折本隆由さんの共通意見としては、専用ロッドの必要性だ。
「専用竿によって見えなかったものが見えるようになったり、思いどおりにやっているようでやりきれていなかったものが、思いどおりにできるようになるというのがある思います」(鈴木)
よりしなやかなカーボン素材のチューブラトップ・ソフチューブトップ、大物とのやり取りも余裕を持ってやり取りできるハイパワーXブランクス、シマノオリジナルのリールシートなど、クラスを超えたシステムの導入により、高い操作性とレスポンスを実現した、エンゲツ BB 一つテンヤマダイ。
専用ロッドでしっかりと思い通りに操作して釣る。その1本は、価値が異なる。
235M、235MH、235MH+

中層の釣りにはMがベースになる。テンヤの重さではなくスタイルで選ぶと使いこなしに繋がる。

鈴木さんが235Mでキャッチ。「狙い通り、宙ですよ」。サイズは小振りだが、嬉しい1枚。

235MHで釣れたのはイシモチだった。

折本さんの操る235MH+のソフトなティップが繊細なアタリに追従した。
235Mは、浅いポイント、軽量テンヤ、フォール中のアタリを取る、春先の乗っ込み、深場の中層の巻きテンヤなどにマッチする。
迷ったら選んでほしいというのが、235MH。一つテンヤに必要な、テンヤを届ける、アタリを掴む、掛けるという全国共通の所作を高い平均点でこなすことができる。
汎用性の高い235MH+は、1本で多くのシチュエーションに対応。自らの意志で操作しアタリを取り、掛けられるモデルだ。
235H、235HH、B235MH+


瀬戸内特有のボトムからテンヤを跳ねさせる攻めで鈴木さんがキャッチ。「完全にベタ底でした」

目感度をサポートする235HHのティップを『落ち着きがある』と表現する鈴木さん。瀬戸内では必須の1本だ。


ベイトタックルをメインスタイルとする折本さんらしくB235MH+でしっかりキャッチ。
重めのテンヤや、深場を攻める時など、バットパワーで確実に掛けられる235Hがいい。
意図して動かすこともできるが、繊細なアタリも掛けていけるのが、ティップが特徴的な235HH。
唯一のベイトモデルとなるB235MH+は、エントリーシリーズだからこそ使ってほしい1本だ。
「これからね、ベイトタックルのスタイルを自分の一つテンヤに取り入れていただくのも良いと思います」(折本)
タックルバランスが釣果を左右する

深場だからH、HHではなく、浅くてもボトムを積極的に攻める瀬戸内ではH、HHがベースになる。基準は各地、釣り人の数だけある。
「どれか1本はご当地釣法にもマッチする」(鈴木さん)という充実のラインナップ。
初めての1本ならMH、MH+、軽いテンヤならM、攻めの釣りにはH、HHという基準はあるが、それがすべてではない。
これは人が勧めるからではなく、ベイトも含め、自分のスタイルに合う1本(=調子)を選んでほしい、そして選べるという意味だ。
「自分に合った調子で攻め続けないと、楽しみって半減しちゃうかな」(鈴木さん)
「自分のスタイルの確立は、竿によって育てられるという部分があると思います」(折本さん)
釣り人をサポートし、ラックアップさせるエントリーシリーズ、それがエンゲツ BB 一つテンヤマダイなのだ。
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