2024/07/22
コラム
新調子のエンゲツエクスチューンNEWモデルを使いこなすコツ×赤澤康弘
鯛ラバファン待望のエンゲツエクスチューンの新作が2024年登場。鯛ラバ激戦区のタフな釣りでもアングラーにアタリを明確に伝えるフルチューブラーモデル。両舷使いの乗合船で有利なロングレングスフルソリッドモデル。スピニングキャスティングモデル、ドテラの釣りに対応したしっかりとしたバットセクションを備えるモデルなどがラインナップされた。
鯛ラバ激戦区、激流の明石をタックルローテで釣る
赤澤さんが訪れたのは全国一の鯛ラバ激戦区であり、あらゆる釣りで人気のスポット、明石海峡。それだけに、人よりも早く多くの情報を取り込み、それを釣りに反映する必要がある。そこで赤澤さんが最初に手にしたタックルを紹介しよう。
ロッド:エンゲツエクスチューン N-B69ML-T
リール:エンゲツプレミアム 150HG
ライン:グラップラー8 0.8号
リーダー:炎月EXフロロリーダー 3号
鯛ラバ:炎月バクバクTG 90g+ゲキアツカーリー(カスタム)
このタックルで特筆すべきはフルチューブラーモデルのエンゲツエクスチューン N-B69ML-Tを使っていること。通常の鯛ラバロッドは、喰い込みを考えてソリッドティップのものが多いが、ロッド製造技術の向上によってチューブラーでも喰い込みのいいティップを作れるようになり、それを導入しているモデルだ。フルチューブラーの特徴は軽さ。感度がいい。魚の追尾や海の中の状況を把握しやすいこと。また、張りがあるので、他の釣り人のラインを避けたり、より広範囲を探るためにチョイ投げができるといった、テクニックが活きるモデルだ。
フルソリッドのロングロッドを選ぶ理由
赤澤さんが次に手にしたタックルは、下記の通り。
ロッド:エンゲツエクスチューン N-B70M+-FS
リール:エンゲツプレミアム 150PG
ライン:グラップラー8 0.8号
リーダー:炎月EXフロロリーダー 3号
鯛ラバ:炎月バクバクTG 90g+ゲキアツカーリー(カスタム)
ロッドはエンゲツエクスチューン N-B70M+-FS。さまざまな海域で使えるフルソリッドモデルである。(赤澤)「船の往来が激しい明石では、常に波が立っています。その揺れを吸収するのがロングソリッドロッド。明石の船は両弦で釣りをするので、釣り座によっては竿が船の下に入る。ロングロッドならそれに対応し、長さゆえのファイトができ、魚を寄せる余裕がある。小さなマダイほど、細かく暴れるのでバレやすいが、フルソリッドはその動きに追従してバラシにくいのが特徴ですね」
場所をかわして釣る、スピニングタックルという選択
浅い海域の乗合船では、釣り座に恵まれないこともある。たとえば釣り座が胴の間で、釣果が劣るとき。みんなが叩いていないエリアを、キャスティングで場所をかわして、釣る。そんなときに赤澤さんは、スピニングタックルを選ぶ。
ロッド:エンゲツエクスチューン C-S66ML+-S
リール:ハイパーフォースLB C3000M
ライン:グラップラー8 0.8号
リーダー:炎月EXフロロリーダー 3号
鯛ラバ:炎月バクバクTG 60g+シングルカーリーM
前作には66Mがあったが、それよりもティップからベリー部分がしなやかになっている。ティップの白い部分がソリッドになっておりしなやか。その下のセクションは張りがある。ここが柔らかすぎると乗りが悪いからだ。ただ繊細なティップなので、鯛ラバのウエイトは20-90gまでが望ましい。
ちなみに、スピニングリールでもレバードラグを搭載したスピニングリールをセットすれば、ベイトリール同様のテンションフォールで鯛ラバをアピールさせることが可能だ。
ディープドテラに対応した調子
場所は変わって、鳥取沖。ここではドテラの釣りがメインになる。鯛ラバはもともとバーチカルが主流だったが、ヒットゾーンが長い斜めの釣りが外海で浸透していった。近年では鹿児島錦江湾口、玄界灘、山陰地方、京丹後、福井の三国、秋田、新潟、青森、御前崎など、ドテラの釣りを楽しめるエリアも増えてきている。
ドテラの釣りは重たい鯛ラバを使う。そのため使うリールにはラインキャパシティが求められる。
船から離れた場所で鯛ラバを操作するので、負荷を背負うので、ロッドは硬さと感度が必要になる。そのための選択がフルチューブラーのドテラモデルだ。赤澤さんが使っているのは
ロッド:エンゲツエクスチューン D-B611M+-T
リール:オシアコンクエスト200HG
ライン:グラップラー8 1号
リーダー:炎月EXフロロリーダー 4号
鯛ラバ:炎月ドテラバクバク(ブラックレッド)120g+ストロングカーリー(レッドゴールド)&イカタコカーリー(グローレッド)
今回は風もそれほど強くないので、オシアコンクエストは200番手のHGを選んでいるが、ハードな状況、糸が凄く払い出すときには300HGをセットする。
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