調理方法 -レシピ-

刺身 塩焼き 煮付けなどがオススメ!!

真鯛

日本人を虜にする、美味しくめでタイ縁起物

真鯛の名産地としては明石海峡をはじめ、鳴門海峡、関門海峡など、いずれも潮流の速い海峡部が多い。急流にもまれて育つため、身が筋肉質で締まるからだ。
また潮流の速い場所では網での漁が難しく、1本釣りで水揚げされるものが多くなる。これも味の良さに貢献しているだろう。

真鯛は、その鮮やかな真紅の魚体と名前の響きから、おめでたい縁起物として日本人にとっては馴染み深く、そして特別な存在となっている魚だ。味の面でも、そのクセがなく上品かつ繊細な白身は日本人の味覚に余程マッチしているようで、お造り、塩焼き、煮つけ、鍋物、鯛めし、さらには残った骨までアラとして使い切ってお吸い物を作るなど、”鯛は捨てる所がない”と料理人に言わしめるほど。

唯一天ぷらだけが、かつて徳川家康公が食あたりを起こしたという逸話から敬遠されがちだが、あっさりとした白身は揚げ物との相性もよく非常に美味しい。
ちなみに真鯛は諸外国でも獲れるが、その上品な味が薄味と感じるのか意外なまでに評価は低い。日本人としては複雑に感じる反面、自らの舌の繊細さを誇らしく感じるところでもある。

真鯛の捌き方

- 三枚おろし -    まずは捌き方の基本をマスター

三枚おろしとは、魚を二枚の半身と中骨の三枚に切り分ける作業のこと。
半身を一気におろすと中骨に刃が当たって難しく、身も残りがち。中骨を境に腹側、背側、反対側の背側、腹側の順でおろしていくとスムーズにできる。

  1. 1.ウロコを落とす

    ウロコは付いている向きに逆らうように尾から頭に向かって落とす。ヒレなどで手を切るなど、ケガをしないよう注意。力を入れすぎると身がつぶれる。消しゴムで文字を消すような軽い力で。魚を押さえる手には滑り止めに軍手を。

  2. 2.頭を落とす

    頭の落とし方は、まず周囲の身を切って、最後に中骨だけを断つ。こうすれば不用意に内臓をつぶして汚さずに済む。

  3. 3.ハラワタを抜く

    腹は、頭を落とした断面から包丁を入れ、肛門に向かって割く。割いた腹から内臓を抜き、中を水洗い。

  4. 4.腹から包丁を入れる

    いよいよ三枚おろし。開いた腹から包丁を入れ、切っ先を中骨に沿わせる感じで尾に向かってスライス。

  5. 5.背側にも包丁を入れる

    背側は、魚を左右逆向きに置き、尾の前から包丁を入れて頭方向へとスライス。これで半身が取れる。

  6. 6.反対側は背側→腹側の順で

    魚を裏返して裏側をおろす。切り方自体は表側と同様だが、こちらは背側を先に。腹側は骨が切りづらく最後に切る方が楽。

真鯛のレシピ ①

兜煮

目安

40min

ひたひたの水に調味料で下味を付け
あとは汁がなくなるまでコトコト煮込む
材料(1〜2人前)
  • 真鯛 頭1尾分
  • 砂糖 大さじ5
  • しょう油 少々
  • インゲン 2〜4房
  • 長ネギ 1/4本(白い部分)
  1. 1兜を梨割りにする

    兜は口を上にしてまな板の上に立てて、上くちびる真ん中から包丁を入れ、切っ先がまな板に当たるまで刺し込む。まな板に付いた切っ先を支点にし、テコの原理を使って押し切るように頭の上半分を両断。残った下アゴ部分を切る。

  2. 2鍋に兜を入れて
    水はり

    兜に残ったエラを取って霜降り(POINT!参照)。鍋に置いて水を張る。量はひたひたで兜が水に隠れるぐらい。

  3. 3調味料で下味を
    付ける

    砂糖を加えて煮汁に下味を付ける。大さじ5杯くらい。上からアルミホイルなどで落し蓋をし、強火で煮込む。

  4. 4煮込む合間に
    付け合わせ作り

    インゲンをさっとゆで、緑を鮮やかに出すために氷水で締める。長ネギは白髪ネギにして水でさらしておく。

  5. 5煮汁をかけつつ煮込む

    鍋が沸騰したら、時折煮汁を兜にかけつつ、汁に粘り気が出て泡の出方が変わってくるまで、さらに煮続ける。

  6. 6しょう油で味を
    調えて盛り付け

    煮汁がほとんどなくなったら火を消し、しょう油を香り付け程度に少量たらす。
    皿に付け合わせと盛り付けて完成!

真鯛のレシピ ②

鯛めし&アラ汁

目安

50min

鯛めしは研いだ米に鯛を乗せ水の代わりに出汁つゆで炊く。
アラ汁は水からアラを煮て出汁を取って味噌を溶かす。
材料(4〜5人前)
  • 真鯛 半身・アラ
  • 2合
  • 出汁つゆ 約350cc
  • 三つ葉 ひとつかみ
  • ショウガ 1/4個
  • 味噌 適量
  1. 1米を研いでつゆを張る

    米を研いで、水の代わりに出汁つゆを炊飯釜に張る。
    出汁つゆの量は、白飯を炊くときの水の量より若干少なめに。

  2. 2鯛の身を乗せる

    出汁つゆの量を調整してから鯛の半身を乗せる。鯛を先に乗せると水量が変わってしまう。あとは炊き上がりを待つのみ。

  3. 3薬味を作る

    炊飯の合間に薬味作り。ショウガは細切りにして針ショウガに。三つ葉はひと口サイズに切っておく。

  4. 4アラを強火で煮る

    アラ汁も炊飯と同時進行で。鍋に水を張ってアラを入れ、強火で煮る。途中アクが多く出てくるので、すくい出す。

  5. 5味噌を溶いて完成!

    沸騰してアラから出汁が取れたら、火を消して、味噌を溶かせばアラ汁は完成。
    味噌の量・種類はお好みでOK!