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2023/06/08

コラム

エンゲツXR一つテンヤ インプレッション 折本隆由×鈴木新太郎

エンゲツXR一つテンヤ インプレッション 折本隆由×鈴木新太郎
真鯛をターゲットとした釣り味とゲーム性で高い人気を誇る一つテンヤ。各地で様々なスタイルが確立される中、全国から注目を浴びる一つテンヤのスタイルの拠点、瀬戸内海で、折本隆由と鈴木新太郎が、エンゲツXR一つテンヤマダイを携え実釣。その印象を語る。

一つテンヤロッドに求められるモノ

「各地それぞれのスタイルがある中で、ひとつ共通点があるのは、重いテンヤが主流になってきていること」<折本>。「状況に合ったしっかりした重さ」<鈴木>。それにより操作重視のロッドが増えてきているという。そんな現状を踏まえ、鈴木さんが一つテンヤロッドに求めているモノとは?「やっぱり感度と操作性ですよね。アタリを取るだけの感度ではなくて、操作性に必要な感度」<鈴木>

鈴木さんが求めるロッドの感度とは、水中を読み取る解像度だ。
鈴木さんが求めるロッドの感度とは、水中を読み取る解像度だ。

22エンゲツXR一つテンヤマダイ

今回のテーマとなった22エンゲツXR一つテンヤマダイは、19エンゲツ一つテンヤマダイの同モデルと比べて、自重で19%軽量化、振り重りは15%減となっている(※)。ロッドの上下運動が多い一つテンヤの釣りでは、軽さはメリットでしかない。「振ったときのキレの良さ。振り重りが全然ないと言っても良いくらい。振ったときと持ったときの軽さ、非常に軽く感じます」<鈴木>。そして軽量化によるさらなる感度の向上。「水中で起こっていることが、手に取るように分かる感度に仕上がってますね」<折本>


※:22エンゲツ XR 一つテンヤマダイ 240MHと18エンゲツ 一つテンヤマダイ 240MHの比較

一度触れたらもう戻れないと折本さんが絶賛する、カーボンモノコックグリップによる高感度化。

一度触れたらもう戻れないと折本さんが絶賛する、カーボンモノコックグリップによる高感度化。

完成度の高いグリップで、1日中使い続けることにも違和感はない。見事な根魚をキャッチ。
完成度の高いグリップで、1日中使い続けることにも違和感はない。見事な根魚をキャッチ。

ストレスのないロッドとは

ふたりが注目したのは、タフテックαをさらに進化させたタフテック∞(インフィニティ)のショートタイプ。「操作したときに戻りのレスポンスの素早さが、すごくやっていて気持ち良い」<折本>。そして、穂先にラインが絡むトラブルを減少させたXガイドはXガイドエアロ、Xガイド3Dチタントップ、Xガイド3Dチタンとトラブルレスと糸抜けの良さを保証する。「安心したタックルでやると、こうも余裕でやりとりできるんだなって」<鈴木>
ショートタイプのソリッドティップによる誘いアクションとフォールの切り返しのメリハリが気持ち良いと折本さん。
ショートタイプのソリッドティップによる誘いアクションとフォールの切り返しのメリハリが気持ち良いと折本さん。

ショートタイプのソリッドティップによる誘いアクションとフォールの切り返しのメリハリが気持ち良いと折本さん。

安定した操作に繋がるXガイドが誘いをサポート。釣果への道を作る。
安定した操作に繋がるXガイドが誘いをサポート。釣果への道を作る。
安定した操作に繋がるXガイドが誘いをサポート。釣果への道を作る。

豊富なラインナップ

重いテンヤをテンポよくホップさせる瀬戸内が発祥のリアクション一つテンヤ。全国に広がったその釣りを、理にかなった釣法とさせるのがベイトタックルの存在だ。エンゲツXRは、そんなリアクション一つテンヤに代表される全国各地の一つテンヤのスタイルにマッチする豊富なラインナップを誇っている。「初心者だからとか、中級者、上級者とか関係ない次元で特化したスタイルで自分にこれだなと思えるアイテムがあれば是非手にとって、新しい一つテンヤのスタイルをこのロッドから切り拓いてもらいたいなって」<折本>
ベイトタックルによるワンハンド操作のレスポンスの速さを生かしてキャッチ。
ベイトタックルによるワンハンド操作のレスポンスの速さを生かしてキャッチ。

ベイトタックルによるワンハンド操作のレスポンスの速さを生かしてキャッチ。

245M

「シリーズの中でも1番やわらかいタイプの竿。軽いテンヤを使うと、ラインの変化でアタリを取ったりするんですけど、穂先が軟らかいのでラインが動いたときに穂先にも感じられる、そういう繊細な穂先になっています。でも軟らかいからといって、大鯛が取れないわけじゃない。ものすごくバットパワーがあって、ためているだけで大鯛が上がってくるという力のある竿にもなっています」<鈴木>
ためるだけでも浮かせられるバットパワーでファイトを制した。

ためるだけでも浮かせられるバットパワーでファイトを制した。

240MH

「この竿は全国各地どこでも使えるオールラウンダー。テンヤの号数は2から15号までのテンヤ、カブラを使えるようになってます。僕の場合、状況をまず最初に掴まなくちゃいけないので、深いポイント浅いポイント、軽いテンヤ重いテンヤ、様々な使い方で使えるロッドに仕上がっているんで、まずはこの1本から」<鈴木>

235MH+

「誘いのリアクション、一つテンヤのスタイルに非常に向いている1本ですね。操作性を重視した釣りを展開できるし、喰わせもしっかり咥えこむティップの入り。繊細さも兼ね備えているので、浅場から深場までまず状況が分からないときにサーチするアイテムの中でのロッドは、こいつをセレクトしますね」<折本>

230H

「深場で重いテンヤを使うときに、レスポンス良く動かすための攻めの運動性能を兼ね備えています。深場を狙う15号以上のテンヤが中心となる負荷がかかるようなときは、レスポンス性能が非常に生きてくると思います」<折本>
速い動きにも追従するレスポンス性能が青物を呼んだ。

速い動きにも追従するレスポンス性能が青物を呼んだ。

225HH

「シリーズ最強モデルという位置付けですね。25号くらいのタングステンを使った深場での釣りも非常にポピュラーになってきている、そんな状況に対応したモデルになっています。九州とか沖縄ではパワー一つテンヤというのがあって、より重いテンヤでちょっと太めのラインを使いつつ、大きなハタなんかもテーゲットに入れていく釣りもあるので、そんな釣りにも対応します」<折本>

B235MH+

「このロッドは四季を通して非常に多用するアイテムですね。深場から浅場まで、テンヤをミリ単位で動かしつつもリアクションでアグレッシブに誘うような状況。あらゆる状況で多用できるモデルだと思います。極めて緻密な操作性を実現するXシートフロントトリガーを採用していますので、ショートキャストからディープに入れ込むリフト&フォール、リアクション一つテンヤのホップさせるような縦の動きに対しても、ボトムから素早いタッチアップが可能なトータルバランスに優れている、僕のイチオシですね」<折本>

強固なバットパワーで引きを愉しみつつも余裕のリフトが可能だ。
強固なバットパワーで引きを愉しみつつも余裕のリフトが可能だ。

B230H

「このモデルはさらに深く強く重いテンヤを駆使する戦術に対応するモデルとなっています。とにかくXシート、エクストリームガングリップは高いパーミング性能によってより深場からのリフト&フォール、そして大鯛とのやりとり、すべてにおいて安定した展開が可能なモデルとなっています。バーチカル時の誘いや操作性に最も優れたモデルと言って良いでしょうね」<折本>
タックルの進化が愉しみを深くし、釣りの進化となる。

タックルの進化が愉しみを深くし、釣りの進化となる。

ステラC3000XG

スピニングロッドの相棒となるステラは、ライントラブルを防ぐ密巻きで釣果をサポート。「ラインの出し方がものすごく滑らか」<鈴木>。一つテンヤに求められるアクションがスムーズにできるほか、滑らかなドラグ性能で大鯛とのファイトも優位に展開することができる。「ステラは別格ですよ」<鈴木>

ロッドを上下させてテンヤを動かすことには、何のストレスも感じない。

ロッドを上下させてテンヤを動かすことには、何のストレスも感じない。

エンゲツSS一つテンヤマダイ

「アクティブに攻めるB240MH+、B240H。Xシートフロントトリガーによって非常にレスポンスの良いシャローからディープまで、アクティブに攻めることが可能になります。そして重いテンヤや軽快なコントロールが可能になるB240HHには、エクストリームガングリップが搭載されています。非常に個性が際立つ、ベイトスタイルの有効性をより感じてもらえる3本のラインナップ。これから一つテンヤのさらなる奥行きを感じてもらえるという部分においては、我々が自信を持ってお勧めできるシリーズになっています」<折本>
1匹との出会いをさらに奥深くするベイトタックルとなっている。

1匹との出会いをさらに奥深くするベイトタックルとなっている。

プロフィール

折本 隆由 (おりもと たかよし)

[インストラクター]

鯛ラバやロックフィッシュゲームのエキスパートでありながら、ソルトから淡水まであらゆる釣りに精通するマルチアングラー。柔軟な思考と確かなスキルでロックフィッシュの魅力を伝える。

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プロフィール

鈴木 新太郎 (すずき しんたろう)

[フィールドテスター]

千葉県、特に外房を中心に広く船釣りに精通。なかでもライトヒラメや一つテンヤなど最新釣法をいち早く取り入れる情報発信の中心的な存在である。

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