現在、一つテンヤロッドのトレンドはショートレングス化が進んでいます。その大きな要因が瀬戸内海を始めエンジン流しにより深場を狙う機会が増えていること。小刻みに船の姿勢を変えつつ流すため糸フケが出やすいこともあり重いテンヤを使う傾向が見られます。
加えて、より操作感を求めるニーズが高まっています。リアクションの釣りに象徴される、テンヤをホップさせ、フォールさせることを繰り返す釣りにおいて、そのアクションをよりダイレクトに行うことができるロッドが求められています。
これらエンジン流しのフィールドでは、一つテンヤマダイは水深90m超も視野に入れて狙うようになっています。その水深で重いテンヤ、ダイレクトな操作感を求めると、ロッドはベリーからバットの張りが強く、ショートレングス化が顕著になります。
瀬戸内海で活きエビを使ったアグレッシブな釣りを中心としたこのトレンドに即したモデルが、エンゲツ XR 一つテンヤマダイ 235MH+、230H、そして225HH。
実釣での感度や使用感については、タフテック∞ソリッド穂先、スパイラルXコア、カーボンモノコックグリップなど、XRは各部のアップデートとブラッシュアップが進み、さらに向上しています。元々エンゲツは突出して感度がいいのですが、さらに磨かれています。
235MH+はリアクションの釣りをシャローからディープまで楽しめる、ど真ん中、ストライクのロッドです。シャローでも8号テンヤなどを使い、クイックに動かす。軽いテンヤでは作れないメリハリ、スピードを活かした釣りを展開させるためのロッドです。
230Hはさらに深場も視野に入れたモデル。水深が深くさまざまな抵抗が加わる中でロッドが素早く戻るため、テンヤに機敏なアクションを加え操作することができます。
225HHは例えば水深100m近く、1.5ノットの潮流下で20号以上のテンヤを使うとき、底を把握しやすいだけではなく、その水深でもテンヤにキレのあるアクションを加えられるパワーとレングスを持っているロッド。よりアグレッシブな誘いはもちろん、冬の深場で大型を狙うときに欠かせないアイテムといえます。