炎月リミテッド一つテンヤマダイ×瀬戸内海 折本隆由・鈴木新太郎
一つテンヤマダイに求められる理想の調子を追求し、シリーズ最高レベルまで高弾性化した素材を適所に配置したアルティメットブランクスデザイン構造を採用。スパイラルXコアとハイパワーXで締め上げ、強くて軽い高感度ブランクスを実現しました。穂先はソリッド部を短く設定したタフテック∞にエキサイトトップを融合した繊細な高感度仕様。穂先部とバットガイド※にはブランクス性能を引き出すXガイドを搭載しました。さらに中空構造のカーボンモノコックグリップとカーボンシェルグリップ※が、かつてない軽さと手に響き渡る感度を獲得。探る、誘う、感じる、掛ける。「真の軽さ」を追求したエンゲツリミテッドがすべての操作をあらたなステージへと導きます。
※スピニングアイテム
炎月リミテッド一つテンヤマダイ×瀬戸内海 折本隆由・鈴木新太郎
【2021年新製品 船】炎月リミテッド一つテンヤマダイ、炎月SS一つテンヤマダイ / 折本隆由【シマノオンラインフィッシングショー】
ロッドを構成するすべてのパーツを徹底的に鍛え、磨き上げることで、船上におけるロッドのあらゆる動作を異次元の世界へと導く「真の軽さ」。スペックを凌駕する驚異のポテンシャルをまとったゲームチェンジャー。シマノ一つテンヤロッド最高峰の証を冠して、一つテンヤマダイをこれまで体感したことのないようなエクストリームゾーンへと導きます。
エンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイが目指した「真の軽さ」。その根幹には「振り重り」、「持ち重り」のふたつの概念があります。「振り重り」とは、リールシートを中心とした回転しにくさを慣性モーメントで数値化したもの。「持ち重り」という概念は、リーリング時などにロッドを水平保持するために必要とされる力の数値化です。それぞれの数値が小さければ、振り軽く、持ち軽くなることを見込んで、材料構成、構造を決定するという設計手法です。
エンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイはスパイラルXコアの基本構造に加え、高強度・高弾性率カーボン素材M40Xや厳選素材を適材配所するアルティメットブランクスデザインを採用するなど、最先端のシマノロッドテクノロジーを惜しみなく投入。これまでのハイエンドロッドであるエンゲツ 一つテンヤマダイ スペシャル 245MHと近似スペックのエンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイ 240MHを比較した場合、自重で31g(23%)、「振り重り」が32%、「持ち重り」が18%軽減。さらにブランクス径は最大14%ものスリム化を果たしています。特に「振り重り」数値の大幅な低減がハイレスポンスな誘いやシャープなアワセを可能にするなど、ロッドワークすべての操作を高めてくれるといっても過言ではありません。
軽さがいよいよ感性に訴える次元に来たという印象を持ちました。もちろん自重自体も軽いんですが持ち重りが一切ない。アクションを加えているときのウェイトのバランス、ロッドのバランスを含めた軽さとでも言うのでしょうか。ふっと糸のスラックが出た瞬間の軽さとか、着底して糸を張ったときも持ち重りを感じないので、ストレスフリーな釣りが高次元に展開できるようになりました。
感度に関しては軽さと合わせて、穂先設計の進化、そして先進のグリップなどの相乗効果だと思いますが、特にPEラインを介しての手感度向上が印象的で、テンヤを引き上げる際、エビが外れた、ズレたというのがわかる。サワリというか、ついばむようなわずかなアタリも捉えることができるので、鯛がエビをロックオンしているなというのが感じ取れます。今まで感じ取れなかったような糸の動きや魚のバイトを際立たせてくれるので、誘いの集中力が高まり、ラインスラックに注意を払うなど、良いモチベーションがキープできますよね。自分の場合は強いアクションでの誘い出しからバイトを取るのがメインのスタイル。パンパンってシャクリを加えたあとの竿の戻りから、フォール時のかすかなバイトが取れるという部分での完成度も上がっていますよ。
今回のブランクスは軽量化と同時に風の抵抗を受けにくいように細身に仕上がっています。でも見た目以上にしっかりとしたトルクがある。大鯛でもキープしているだけで持ち上げてくれますね。スピニングモデルは中空化されたカーボンシェルグリップとカーボンモノコックグリップ。手感度が高まり、より繊細な操作が可能になります。
またベイトモデルにXシートフロントトリガーが新しく採用されました。これは岡山や広島の瀬戸内で盛り上がっているアクションを加えた攻めの一つテンヤのスタイルにぴったり。アクションさせて、スラックを取って…といった細かな操作がとてもやりやすく、ベイトリールの一連の動作が滑らかにできるリールシートだと思います。
最近の一つテンヤにおいて、船の流し方の主流がパラシュートアンカーからエンジンで船を立てる操船へと変化しています。それに伴いテンヤの号数も少し前に比べて重くなってきています。エンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイの6つのアイテムはそのニーズを反映したラインナップになっていると思います。ブランクスは高品質カーボンにスパイラルXコアを取り入れた設計。リールシートもシマノの最高峰。穂先は繊細で高感度なのに強靭でトラブルレス。ちょっとこれまでにない本当に次世代のロッドだと思います。
一つテンヤは様々な釣りのジャンルの中でもアワせる作業がとても多い釣りです。この竿はそのアワセに関してブランクスの持ち重りがなくスパッと決まって凄く気持ち良い。穂先は激短のタフテック∞(インフィニティ)+エキサイトトップの恩恵でアタリや底取り感度がより明確になりました。メインで使用したスピニングモデルの240MHは手元のカーボンシェルグリップとカーボンモノコックグリップのコンビでしたが、穂先からの振動がメチャクチャわかる。手にビンビン来ますね。これまで半信半疑だったフワッとした感触がピンっと伝わるようになりました。アタリを感じたとき、魚がどう食べたか、口の中に入った瞬間とか、その感覚が想像しやすい。自分の聴覚(感度)が良くなったように感じるくらい、まるっきり違いますね。
トータルバランスとして欲しかった性能がすべて備わっていて、一つテンヤのすべての作業がより明確にわかる竿に仕上がっています。目で感じる穂先の動き。手に響く感度。テンヤを動かす操作性。アワセのキレの良さ。そしてブランクスに張りがあるので深場や重めのテンヤを使ったときの操作性にも優れていて、気持ちよくイメージ通りに操作できる。もう褒めるところしかない。240MHはこれまでオールラウンダー的な存在でしたが、今回はどちらかといえば関東向きに仕上がっています。とはいえ、ここ数年、使用率が上がってきている重めのテンヤにも十分に対応できますね。
エンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイの開発テーマに「真の軽さ」の追求が謳われています。自重以上に軽快感が感じられるブランクス設計ということですが、釣りの現場でリールを装着し、ラインを通し、テンヤを操ったときどうなの?という声もあるかと思います。
感想としてやはり別格の軽さを感じました。240MHに合わせたリールはステラ C3000XG。このバランスがとても良い。実釣時において穂先もブランクスもすべてが軽い。冒頭で言ったアワセの気持ち良さって、きっとこのバランスの取れた軽さから来ているんだと思いますね。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナルガイド[Xガイド]。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生しました。軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイドです。
ロッド本来の性能を引き出す適材適所のモノづくり。
竿づくりの基本はまずブランクスにこだわり、その性能を最大限に引き出すこと。釣り人の意思を入力し魚からの答えを感じ取るグリップは、そのための重要なターミナルです。シマノはそれぞれのシーンで求められる“握りやすさ”を追求、斬新な発想を形にします。
※B235MH+
感度の基準を変えた中空構造が生んだ軽さと高感度。
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアで、あらたな高感度ロッドの歴史を創り上げたカーボンモノコックグリップ。従来にない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度を獲得しました。
今までの常識を覆す軽量高感度の中空カーボングリップ。
リールシートに結合しているグリップを、カーボンのみの中空構造で創り上げることに成功した、次世代のグリップ構造です。手元に伝わる振動に対しての、伝達性の向上に寄与。今までの常識を覆す軽量高感度グリップ。
※B235MH+以外
キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特徴。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。
ブランクスを焼き上げる工程で使用する成型テープのラッピングを極めて細かいピッチで施す方法。ブランクスが、より均一な圧力で締め上げられるため、高強度化に大きく貢献しています。その細やかなピッチは、上質感のある外観デザインを描きます。
100種類以上の中から目的とする素材を厳選し、ティップ、ベリー、バットの各セクションに適所に配置する設計技術。 ブランクスに無駄な肉を残さず、理想の調子を実現。強度とパワーを保持しながら軽量化をもたらす新構造です。(バスロッドに採用)
穂先に特殊設計を行うことにより、目で見る感度、手に伝わる感度が大きく向上しました。今まで得られることが出来なかった感度を得ることにより、魚に対してのアプローチが大きく変わります。
新開発、タフテック∞は一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
ブランクスの表面に「ドット」と呼ばれる凸状の特殊塗装を施すことにより、ラインとロッドが接したときの摩擦抵抗を抑えることに成功。雨や波しぶきを受ける悪条件下においてもラインのベタツキを防ぎます。
※B235MH+以外
※カーボンシェルグリップ:B235MH+以外
※ハイパーノンコンタクトII:B235MH+以外
※Xシート:B235MH+
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
240MH | 2.40 | 並継 | 2 | 123.1 | 102 | 0.9 | 2-15 | 365 | DOWNLOCK | 98.1 |
85,300円 |
259226 | 4969363259226 | * |
235MH+ | 2.35 | 並継 | 2 | 120.6 | 102 | 0.9 | 2-18 | 365 | DOWNLOCK | 98.1 |
85,300円 |
259653 | 4969363259653 | * |
230H | 2.30 | 並継 | 2 | 118.1 | 102 | 0.9 | 3-20 | 365 | DOWNLOCK | 98.1 |
85,300円 |
259233 | 4969363259233 | * |
B235MH+ | 2.35 | 並継 | 2 | 120.6 | 108 | 0.9 | 2-18 | 368 | DOWNLOCK | 98.1 |
85,300円 |
259660 | 4969363259660 | * |
※ソリッド交換修理対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。