2025/02/28
コラム

オシアコース:「鈴木斉と行く久米島のオフショアフィッシング。記録的な大型マグロを目指して」。

釣果レポート
釣行者(順不同)
吉良様(当選者)、西城様(当選者)、鈴木 斉(シマノ インストラクター)
釣行日程・場所
2024年8月23日(金)~25日(日)in 沖縄・久米島
今回のオシアドリームツアーの舞台となるのは沖縄県の久米島です。

8月23日の午後。久米島空港でインストラクターの鈴木さんと、当選者の西城さん(画像左)と吉良さん(画像右)が合流しました。まだ緊張した面持ちのお二人ですが、鈴木さんと挨拶を交わしたところで、まずは腹ごしらえに昼食へ。これから夢のひとときが始まります。

こうして3人が向かったのは沖縄そばのお店。この場所ならではの食事に舌鼓を打ちつつ、
親睦を深めていきます。久米島へ来たことはあるのかといった何気ない話から、普段様々な場所でたくさんのロケをこなしている鈴木さんの裏話など、この場所ならではの会話にとても盛り上がりました。

その後はホテルへチェックイン。初日は準備の時間ということで、明日の本番となる実釣に備えてタックルをセッティングしていくことになりました。そんなお二人に鈴木さんからバッグが手渡されました。中にはギンバルなどの対大物用の装備に、プライヤーやウェア類などシマノの様々な製品がまとめられていました。

そしてまずは鈴木さんのノット講習会からスタート。今回はボビンワインダーを使ったPRノットの組み方を教わりました。

ノットを組むと言っても、細かい部分に対するこだわりは人それぞれ。編み込む回数はどうするのか、カットした余ったラインの末端処理はどうしたらいいのか、などなど。お二人から様々な質問が飛び交います。

まさにここでしか聞けない話がたくさん。数々の大物を釣り上げてきた鈴木さんがノットにどんなこだわりを持っているのか聞ける貴重な時間でした。

こうして迎えた初日の夜は、バーベキューで明日への鋭気を養います。新鮮な海鮮に、とろけるようなお肉、ジューシーなフルーツなど、豪華な料理で気力も充実。そんな楽しい食事の時間の中で、明日への期待や目標を語る3人。お腹もいっぱいになったところで、各々部屋へ戻って、1日目は終了となりました。

2日目。朝の6時に港へ集合したら、さっそく沖へと船を走らせます。船長の情報では釣果は悪くないとのこと。カツオ類が多く、時折大型のマグロも魚探に反応があるという話でした。

1時間ほど船を走らせてポイントに到着したら、いよいよ実釣です。周囲を見渡すと一見なにもないようですが、ここは水中に人口漁礁があるポイントで、これは水中パヤオとも呼ばれています。

そして表層を観察すると、なにかが小魚を捕食している様子があちこちで見られる状況でした。そして高ぶる気持ちを落ち着かせつつ、慎重にキャストした第1投目でした。

船の先端に立っていた西城さんのルアーにさっそく反応あり。しかし残念ながらヒットには至りません。これを見て「どんどん投げましょう」と声をかける鈴木さん。期待が高まるタイミングに、吉良さんも気持ちのこもった鋭いキャストでヒットを狙っていきます。

そんな思いが通じたのか、幸先よく西城さんにカツオがヒット。近くへ寄せてきても最後まで激しい引きで楽しませてくれました。

その後は吉良さんにもカツオがヒットしてゲストの2人が早々に魚をキャッチ、まずはほっと一安心です。

さらにその後もヒットが止まらず、ふたりとも次々とカツオを釣り上げていく展開となりました。

そして本命のマグロですが、朝一に大きくジャンプした姿が見られたものの、残念ながらヒットには至らず。トップで反応がない時はジギングで戦略を変えながら狙いましたが、そう簡単にはいきませんでした。

それでもキメジと呼ばれるキハダマグロの幼魚やシイラを釣って、初日は大満足の結果で終了となりました。



そして2日目の夕食は、船長が営む居酒屋で乾杯です。お店の方のご厚意もあって、自分たちで釣ったカツオを捌いて料理して頂きました。テーブルに並ぶのは、お刺身、たたき、フライなどなど。


さらには、珍しいお寿司まで用意して頂き、釣りたて新鮮なカツオを存分に味わいました。

こうして豪華な食事でお腹も満たしつつ、明日への目標を語りながら和やかな雰囲気で2日目の夜がふけていきました。

3日目。あっという間の最終日ということで3人とも大型のマグロを目指して実釣していきます。しかし状況は2日目と異なり、風が強くて少し波気もある状況となりました。この日は表層への反応が薄いため、ジギングをメインに狙っていく展開となりました。


シャクり方や誘い方を鈴木さんからレクチャーしてもらいながら、黙々とジグを動かす3人。魚探を見ている船長から反応アリとの報告を受けたタイミングで、3人に次々とヒットが訪れました。


ここで嬉しいトリプルヒット。その手応えは今まで以上に強い引き。これまでと違う様子に船の上にも緊張感が高まります。そして3人が釣り上げたのはグッドサイズのメバチマグロでした。

ちょうど近くを群れが通過しているところに、うまくジグを当てられたようです。ひときわ強烈な引きに、全員無事キャッチできたという安堵感。同じ気持ちに共感しながら、喜びをわかちあう、まさに特別な瞬間でした。

合間には、キンキンに冷えたスイカをみんなでいただきます。釣れた喜びも相まって、船の上で食べるスイカは格別の味です。

こうして上々の釣果に恵まれた後、やがて終了の時間となり実釣は終了となりました。


あっという間の3日間。ゲストのお2人に話しを聞くと、一面カツオに囲まれたこと、普段は見られないオフショアの魚をたくさん見られたこと、トリプルヒットの後みんなでカツオやメバチマグロを持ったことが特に印象に残ったとのこと。

鈴木さんと共にした特別な時間を忘れず、教わったことを今後の自分の釣りに活かしたいと締めくくり、3日間の「オシア ドリームツアー 2024」は終了となりました。

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