2023/09/07
コラム
ヒラマサキャスティング入門 ロッドセレクト編 田代誠一郎
遊漁船サンライズの船長として、また、いちアングラーとしてヒラマサを追い続けている田代誠一郎が、ホームの玄界灘でヒラマサキャスティングゲームの魅力と釣るための基礎を徹底的にレクチャー。今回は、前回解説したシーズナルタックルにおけるロッドの特徴と使い方をピックアップする。
オシア プラッガー リミテッド
ヒラマサキャスティングゲームで田代さんがおすすめするロッドは4種類（動画撮影時）。超高反発・高弾性、軽量＝高感度、そして、超高次元のキャスト性能を追求したのがオシアプラッガーリミテッドだ。「私はルアーをかっ飛ばすのが大好きなので、この竿は大好きです」というように、逆風横風に関わらず、思ったスポットにルアーを運んでくれる。また、高反発ながら操作性も問題なく、別注平政160Fクラスのルアーでも的確な演出が可能だ。
4種類のどれもが個性的だが、どれもが確実に獲っていけるロッドになっている。
よく飛ぶ高反発ながら、軽さによって疲れを感じさせないのも大きなメリットのひとつ。
オシア プラッガー フルスロットル
高反発・中弾性で、飛距離と操作性のバランスに優れたオシアプラッガーフルスロットル。「リミテッドと比べるとやや曲がりやすい感じで、アクションもよりしやすくなっていると思います」。適合ルアーも小型から大型までと幅広く、それぞれが適切に投げやすく、適切に動かしやすいがゆえに、中級者から上級者と、使い方をしっかりと意識できる使い手であれば、より意のままに操れるロッドと言える。
小ワザも利かせられる器用さもありつつ、飛ばして獲ることに特化している。
オシア プラッガー フレックス リミテッド
オシアプラッガーフレックスリミテッドは、低反発・低弾性で、粘りを追求したロッド。ルアー操作や掛けてからのファイトをオートマチックにしてくれる。「魚が掛かってもかなり曲がった状態が続いてますので、身体の負担もすごく少ないです」。粘るブランクスで、力まずとも飛ばすことができる。初心者にはもちろん、使い手の筋力、体格をカバーしてくれるのが特徴だ。
始めの1本として、広がる選択肢の基準にもなる（後継機種はオシアプラッガーフレックスドライブ）
オシア プラッガー BG
巨大なヒラマサをターゲットにするなら欠かせないのが、“曲げて獲る”をコンセプトにしたオシアプラッガーBGフレックスエナジー。高負荷かつ長時間のファイトに耐えられる設計により、多くのメモリアルフィッシュを上げている。「ティップはやや柔らかめでルアーはすごく動かしやすくなってます」。強靭なバットパワーを兼備し、いざ掛けると曲げて獲ることができる。反発力に優れ、携帯性にも優れた3ピース（モンスタードライブ）と遠征にピッタリのモデルも存在する。
オシアプラッガーBGのHクラスが、オシアプラッガーリミテッドのXHクラスに相当する超ハイパワーロッドだ。
プロフィール
田代 誠一郎 （たしろ せいいちろう）
[インストラクター]
遊漁船『サンライズ』代表。20代の大半を奄美大島で過ごしたのちに独立し、佐賀県・唐津市で船長として活躍中。自らも高いレベルを維持するアングラーであり、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスには定評がある。
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