2023/05/17
コラム
オシア別注平政190F フラッシュブースト インプレッション後編 田代誠一郎
ヒラマサゲームでの定番ダイビングペンシルにフラッシュブーストが搭載されたオシア別注平政190Fフラッシュブースト。そのファインチューンの効果と他サイズとの使い分け、釣るためのノウハウなどを、インストラクターの田代誠一郎がホームの玄界灘での実釣を交え、2回に分けてお届けする前後編の後編。
激しい波でもきっちりと動く
前日の凪から打って変わって荒れ模様の玄界灘。「潮も激速だし、風も強い。波の合間にルアーが入って見えないぐらいな感じなんですけど、きっちり動いている感じです。(アクション)エラーも全然してませんね」。ルアーの当然にして最大の役割であるアクションが荒れた水面でもきっちりと出せる。オシア別注平政190Fフラッシュブーストのメリットが活きている証拠だ。ロッドはDAY1から引き続きオシアプラッガーリミテッドS83H。強いタックルで春の大型を狙う。
春の大型、20kgオーバーを捕獲
「でも不思議とこういう日の方がドキドキしますよね」。荒れた海をも楽しむかのように誘い続ける田代さん。ヒットさせると落ち着いたファイトを展開。「ここで慌ててギンバルに入れてしまうと、波が来た時に体勢を崩してしまうので、ちょっと脇に(ロッドを)やって様子を見ます」。姿勢を整えてからギンバルに入れ一気に巻く。「派手に出るんじゃなくて巻き込むように、吸い込むような感じで喰って来ました。春のパターンという感じですね」。20kgを超える春らしい体躯だった。
タックルとアングラーの総合力で2本目の29kg
190Fから220Fにチェンジして現状の把握に努めるが、反応がなかったことから190Fに戻すと早速のバイト。キャッチした後再び220Fに戻す。強烈なバイトから力と力のやり取りを経て上がってきたのは、前日のハイウェイトと並ぶ29kg。「引いたな」。ネットイン直後の言葉が、いつ根に入られてもおかしくないシャローの緊迫したファイトを物語る。ルアーとロッドとドラグパワー、PE10号、リーダー150lbのタックルセッティング、そしてそれを操作する釣り人との総合力で仕留めた1本だった。
夢を現実にするタックルの進化
今回の釣果を振り返り、すべての魚を元気にリリースできたこと、そしていつまでも長くヒラマサキャスティングゲームが楽しめることを祈りつつ、釣行を終えた田代さん。タックルの進化が夢を現実にする。「たくさんのアングラー、船長、技術者の方々が日々失敗と成功を繰り返して良いものを作ろうと日々進化しているものですので、皆さんのヒラマサキャスティングゲームの夢の魚をキャッチするのに必ず良い手助けをしてくれると思っています。ぜひ自信を持って使ってほしいなと思います」。
<190Fタックル>
ロッド:オシアプラッガー リミテッド S83H
リール:ステラSW 14000XG
ライン:オシア8 PE 8号
リーダー:ナイロン150lb
<220Fタックル>
ロッド:オシアプラッガー リミテッド S82XH
リール:ステラSW 14000XG
ライン:オシア8 PE 10号
リーダー:ナイロン150lb
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