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2023/05/17

コラム

オシアプラッガーフレックスドライブで春の玄界灘を釣る 鈴木斉

オシアプラッガーフレックスドライブで春の玄界灘を釣る 鈴木斉

大型魚との真っ向勝負をサポートするロッドシリーズ、オシアプラッガーフレックスドライブを用いてヒラマサ釣りに挑む鈴木斉。水温は上昇傾向にあり、大型ラッシュも少し落ち着いた4月中旬の玄界灘で、どう使い、どう狙っていくのか。

サーチタックルからスタート

朝からベタ凪の中、幸先よく水面を割ったがノセられず。その後も何度か見には来るが、ヒラマサの動きはスローのようだ。「えらいゆっくりだよ。やる気の無い感じ」。ベイトがいない状態ではスイッチは入りにくく、喰い気は見られない。選んだロッドはオシアプラッガーフレックスドライブS83H。「出るけど乗らない。そんな時にタックルバランスをもう一回考えてラインの太さ、リーダーの太さ、あとはルアーのサイズとか、その辺を踏まえていかに出てきたヒラマサを丁寧な誘いで掛けるか」。状況に応じてタックルを選ぶ、鈴木さんにとってのサーチタックルの軸となるロッドだ。 

数度のバイトもベイトがいないせいか喰い切らず。あと少しの状態が続いた。

数度のバイトもベイトがいないせいか喰い切らず。あと少しの状態が続いた。

水深50mで20kgオーバーのヒラマサと余裕のファイトができるタックルセレクト。

水深50mで20kgオーバーのヒラマサと余裕のファイトができるタックルセレクト。
<タックル>
ロッド:オシアプラッガー フレックスドライブS83H
リール:ステラSW14000XG
ライン:オシア8 PE 6号
リーダー:ナイロン120lb
ルアー:オシアペンシル 別注平政190F

単発バイトをモノにしてダブルヒット

「見には来るけどね、もどかしいね」。惜しいバイトが続く中、潮の流れが速くなったことでスイッチが入りフックセットに成功。大型のベイトを捕食していない場合は突き上げや連発はなく、水面下やひったくるようなバイトが多いが、春はその傾向が特に強い。そんな単発を大事に取っていくシーズンでは、キーは潮のスピードだ。現状、さらに良くになるにはあと少しというところだが、相対的には上昇傾向にある。にわかに水面が騒がしくなり、数秒後にバイト。珍しい2本の同時ヒットだった。

春の玄界灘ではキーとなる切れた藻に、ベイトや小さいハマチが集まる。

春の玄界灘ではキーとなる切れた藻に、ベイトや小さいハマチが集まる。

危なげないファイトでキャッチ。「なかなかのファイターですね」。

危なげないファイトでキャッチ。「なかなかのファイターですね」。

ひとつのルアーへのダブルヒット。奪い合って喰った証拠だ。

ひとつのルアーへのダブルヒット。奪い合って喰った証拠だ。

ルアーローテーション

凪いだ水面と透明度の高さから、ルアーをオシア別注平政220Fフラッシュブーストにサイズアップしてサーチのレンジを広くする。しかし反応はなく、オシアボムディップ170Fフラッシュブーストにチェンジ。深いレンジからの誘い出しにこだわったルアーローテーションが残念ながら不発に終わると、太陽が顔を出したタイミングでサイズダウンにシフト。朝に反応のよかったオシアペンシル別注平政190Fに戻すと水面が割れて良型をキャッチ。ワントレースで何発も出る状況ではない、渋い一発勝負をしっかり操作できるタックルでモノにした。

ルアーチェンジ後の1発でバイト。大きなアピールではなくても見られるとの判断が奏功した。

ルアーチェンジ後の1発でバイト。大きなアピールではなくても見られるとの判断が奏功した。

春のルアーサイズでキャッチ

下げに入って潮速がアップするタイミングに狙いを絞った2日目の朝。周囲が見えないもやの中、昨日のヒットタックルでスタート。チェイスがあったが水面まで出きらなかったので、ルアーをオシア別注平政145Fにして、フックセットを画策する。春先の小さなベイトを捕食している状況では大型のヒットも望めるというセレクトで、読み通りに交換1発目でのバイトをモノにした。

水深と周囲の状況から取れる場所と判断。ルアーを小さくしてワラサをキャッチ。

水深と周囲の状況から取れる場所と判断。ルアーを小さくしてワラサをキャッチ。
<タックル>
ロッド:オシアプラッガー フレックスドライブS83MH
リール:ステラSW14000XG
ライン:オシア8 PE 5号
リーダー:ナイロン100lb
ルアー:オシアペンシル 別注平政145F

ラフウォーターに適したタックルでリベンジ

魚信が遠ざかり午後になると風が強くなり、朝とは一変してラフウォーターに。余力を残した状態で投げ続けられる、そして高い波の中でもダイビングペンシルをしっかりと誘い続けられる。そんなオシアプラッガーフレックスドライブのメリットを生かし、バイトをフックセットに持ち込むが、掛かりが浅く無念のフックアウト。しかし、直後のバイトをパワーで制して10kgオーバーをキャッチし、見事リベンジに成功した。「なかなか渋い状況でしたけど、いい魚が最後に喰ってくれました」。

「マジかよー!」。手ごたえのあったファイトだけに悔しさもひとしおだ。

「マジかよー!」。手ごたえのあったファイトだけに悔しさもひとしおだ。

水深20mから9mの浅場の攻防に勝利。「ロッドのリフト力に任せてドラグを締めてファイトできました」。

水深20mから9mの浅場の攻防に勝利。「ロッドのリフト力に任せてドラグを締めてファイトできました」。

インプレッション

「ティップは結構柔軟性があって、ルアーのキャスト力。あとは操作性も非常に良いんですけど、何と言っても前作とちょっと変わったのが、バットの粘り強さ。全体的にちょっとハリが出たので、キャストフィーリングと魚を掛けた後のパワーの違いがかなり出てたと思います。そういったところもかなり今回ね、また勉強になったと思います。是非、皆さんもヒラマサトップウォーターゲームを楽しんでみてください」。

状況に合わせたセレクトができるタックルの存在も釣果に影響する。

状況に合わせたセレクトができるタックルの存在も釣果に影響する。

プロフィール

鈴木 斉 (すずき ひとし)

[インストラクター]

シーバス、ジギング、GTなど多彩な釣りの経験を経て、現在はプロアングラーとして活躍中。技術レベルの高さはもちろんのこと、高い集中力を要求されるヒラマサキャスティングやマグロゲームにおける「ここ一番の勝負強さ」に定評がある。

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この記事で使用している製品

ロッド

オシアプラッガー フレックスドライブ

リール

ステラ SW

アクセサリー

オシア 8 PE

ルアー

オシアペンシル 別注平政 145F/160F/190F/220F

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