2023/08/21
コラム
キハダ オフショアキャスティング入門 ルアーの基本操作編 鈴木斉
フォルム、ファイト、スケールと“圧倒”という言葉がふさわしいアングラーの憧れ、キハダ。そんなターゲットを手にするためのキャスティングゲームのスペシャリスト、鈴木斉によるオフショアキャスティング講座。第1回はルアーの基本操作編。憧れを現実にするハウツーがここに。
ルアーの基本操作①:ダイビング
キハダを誘うルアーの基本操作は大きく分けて4つ。①ダイビング、②ショート、③ステイ、④フォール。それぞれをその時キハダが捕食するエサの種類に合わせてチョイスしていく(マッチザベイト)。まずはダイビング。トップウォーターのペンシルベイトを使って行う、基本操作の中でもスタンダードなアクション。水面から水中にペンシルを入れ込み、水面に泡と波動、ギラギラとした光を出して誘う。シャクるロッドのストロークの長さ、スピードを変えつつその日のアタリの動きを絞り込んでいく。
ルアーの基本操作②:ショート
ナブラ撃ちや魚のいる水深が深い時など、ピンポイントを短い移動距離で狙う場合に用いるショートストロークアクション。適合ルアーはペンシルベイト、ポッパー。ダイビングのようなロングストロークジャークではなく、ゆったりした軽いトゥイッチのイメージで動かす。ポッパーのように水噛みが良いルアーは操作しやすい。
ルアーの基本操作③:ステイ
いわゆる『ほっとけ』とも呼ばれる放置アクション。追い詰めて弾き飛ばして浮いているベイトを喰うキハダの捕食特性を利用した誘いで、ナブラ撃ちに効果がある。着水時の泡を目印にキハダが接近してくることもあるので着水後にステイ。また、ショートとのコンビネーションのステイも有効。3~5秒はステイさせておこう。
ルアーの基本操作④:フォール
シンキングタイプのルアーを用いた沈ませるアクション。ナブラやベイトボールなどはあるが水面まで出きらず、水面直下や水中でベイトを捕食している場合に有効。水中ではアクションさせず、フォール中のアクションだけで喰ってくることがほとんどなので、喰ってこない場合はリフトして何度かフォールさせてみるのも手だ。ナブラを狙う時は見えにくい真ん中ではなく両サイドに落とす。基本はフリーフォールだが、ラインテンションをかけたカーブフォールが有効なこともあるので試してみよう。
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