2023/05/16
コラム
オシア別注平政190F フラッシュブースト インプレッション前編 田代誠一郎
春のヒラマサタックル
「ルアーを小さくしなければならないけれど、その場にいるヒラマサは大きい場合は、どうしても太いタックルを選択しないといけなくなりますので、MとかMHというロッドが適しているサイズかなと思うんですけど、3g増えたことによってHという選択肢も増えてきます」。ビッグサイズのヒラマサが狙える春には、まず切られないことがタックルセレクトのセオリーになるが、3gウエイトが重くなったオシア別注平政190Fフラッシュブーストでは、従来のM、MHに加え、太いタックルのHも視野に入った。
操作しやすいウエイト設定
3gのウェイトアップと共に、従来よりも後方に重心がセットされたことで水中へのダイブがしやすくなっている。「アクションエラーが少ないので時化の日だったり、ヒラマサキャスティングが初めてっていう方でもアクションしやすいと思います」。水深15m、潮が利いた状態で自身のセカンドベストとなる29kgがヒット。潮でルアーが動かしにくい状況であったことを考慮すると、まさにアクションエラーの少なさが功を奏した1本だったといえる。
サイズローテーション
160F、220Fに続けてリリースされた190F。セレクティブな大型のヒラマサにとって数cmのルアーシルエットの差は大きく、今回も20cm前後のサイズがジャストマッチしていたという。「ルアー選択っていうのはすごく、サイズ感というのは大事だなと思いましたね」。王道の対大型、主導権を握りやすい220F、多くの状況で口を使う、デザート的と表現する160Fと190Fの3つのサイズがボックスに入れることでサイズのローテーションが可能になる。
大型狙いにジャストマッチ
ヒットルアーやヒットパターンを探し出すには釣れている同船者が大いに参考になるが、今日は単独実釣なので答えが出ていないと自虐する田代さん。着水と同時に速巻きでのリトリーブアクションを10~15回、その後にワンピッチのワンジャークを繰り返し、広くストレッチを探っていくが、バイトはなく時間だけが過ぎていく。待望のバイトは16時過ぎ、瀬の上での追い喰いをしっかり乗せると、シャローエリアでのサメの姿も見えたスリリングなファイトを制して18kgを捕獲した。「竿はやっぱりM、MHよりもH、XHの方が今日の海にはよかったんじゃないかなと思います」。
<メインタックル>
ロッド:オシアプラッガー リミテッド S83H
リール:ステラSW 14000XG
ライン:オシア8 PE 8号
リーダー:ナイロン150lb
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