2021/09/28
コラム
鈴木斉流ジギングをさらに進化させる注目のジギングアイテムとは?
成熟の度合いを増す近海の青物ジギングシーン。そんなシーンの常識を覆すようなタックルが次々とリリースされる。スピード、アピール、操作性、感度・・・、あらゆる要素で進化を見せるNEWアイテムたち。ジギングマスター、鈴木斉さんが実釣を通して感じた印象を語ってくれた。
MG&XG。
新たなギア比が次世代のベイトジギングゲームを生み出す
ー オシアジガーに新たなギア比設定、MG、XGというモデルが加わりました。これにより鈴木さんのジギングはさらなる進化を遂げると思われます。
今回、オシアジガーの1500番、2000番に新たにMG、XGというギア比のモデルが追加されました。たとえば2000番だけでもギア比の選択肢、つまりスピードの選択肢が4つに拡がりました。これにより潮の速さに応じた使い分けがさらに細かく出来ますし、ゆっくり、または速く巻きたいときへの対応力も格段に向上しました。また、ジグの形状の違いやロッドの硬さ、船による流し方の違いなどによってスピードを変えたいときに、選択肢が増えたわけです。
シーンに合わせてスピードを選べるということは、タックルバランスを合わせやすくなったということ。バランスをしっかり合わせることによって、釣果は格段に上がっていきますし、いろいろなスタイルのジギングを楽しむことができます。スピードを使い分けることで、これまで以上に狙いの釣りを細かく展開していけるので、ジギングゲームがさらに楽しくなります。
ー アイテムごとの特長、使い方などへのアドバイスをお願いします。
個人的に、最も注目しているアイテムはオシアジガー2000NRXG。7.0:1とかなりギア比が高く、ステラSW14000XGと同等のスピードを実現しています。この高速スピードによる恩恵は多いですよ。たとえばスパンカーを立てて根周りをバーチカルに流す場合、垂直にジグをシャクり上げてくる釣り方が前提になります。このときにロングジグを使う場合、ジグを横方向にスライドさせるためには、立ち上がりの初速のスピードが必要になります。オシアジガー2000NRXGなら、このジグを横方向に飛ばすためのスピード、巻き取り量を楽に生み出せます。
また、なかなか喰ってきてくれないとき、オシアジガー2000NRXGのスピードなら、速巻きに速度変化をおりまぜることで、リアクションで喰わせることが可能です。変則的な動きをスピードで演出するという、これまではスピニングリールでなければやりにくかった釣り方が、2000NRXGであれば十分に可能になります。
2000NRMGはドテラ流しをすることが多いエリアや船で使いやすいと思います。PGでは巻き上げが遅くジグを動かしきれない。でも、HGでは抵抗感が大きくてシャクりづらい、ジグを動かしにくい、というようなケースで使いやすいと思いますね。ジグをしっかり横方向に飛ばしながらも楽にシャクれますからね。
1500XGも活躍の場は多いと思います。いままでは1500番クラスでは巻き上げ量が足りず、2000番クラスのリールでなければ、ロングジグを操りにくい状況が多かった。これが1500番クラスでも可能になったわけです。軽量、小型なので操作性は向上するし、疲れにくい。とてもコンパクトで力強いので、近海のブリ、ヒラマサ狙いでは活躍する場面は多いと思いますよ。
XG以外は、同じ番手であればスプールの互換性がある点も嬉しいですよね。とくに、いろいろな釣りをする方、いろいろなフィールドに出かける方には重宝しますよね。釣行ごとにラインを巻き替える手間がなくなるメリットは大きいですよね。
超感度&超高出力。ロッドが勝手にジグを跳ね上げてくれるイメージで使える
ー スロー系ジギングロッドのフラッグシップモデル、オシアジガーリミテッド。使用した感想はいかがでしょうか?
オシアジガーリミテッドは、いままでのスロー系ジギングロッドに比べると操作性がとても向上していると思います。
スロー系ジギングロッドとしてはかなり高弾性、少ない入力でも大きな出力でジグを動かすことができます。とても高反発なブランクスなのでジグを飛ばしやく、ロッドが勝手にジグを跳ね上げてくれるイメージでシャクることができます。レングスも短めですし、リールのスピードとトルクを生かし、ジグをパンっと飛ばすような釣りも思い通りに展開できます。
感度も凄い。ジギングでは潮の流れや抵抗の大小、ジグの動きなど、目には見えない情報をタックルを通して拾っていく感度がとても重要になります。さまざまな情報を得ることは、次の手を繰り出すきっかけにもなります。オシアジガーリミテッドはブランクスはもちろん、カーボンシェルグリップによる高感度で、多くの情報をアングラーにもたらしてくれます。
ブランクスは凄く細身に仕上がっていますが、それを不安に感じさせないパワーがあります。
ネジレやブレ、パワーロスもほとんど感じません。スパイラルXコア、ハイパワーX搭載の効果でしょうね。ブレが少ないので気持ちよくシャクれます。ロッドの復元力、粘りも十分なのでスローはもちろん、ハイピッチに近いスピーディーなスタイルにも十分に対応する、適応力の広さがありますね。Xガイド搭載の恩恵も大きい。シャープさが向上し、シャクったあとの抜けがとてもよいので、快適なジギングを楽しめます。
信頼のキングスラッシャー&スピードスラッシャーに新色が登場
ー 待望の、と言っていいでしょう。永年の相棒ジグ、キングスラッシャー&スピードスラッシャーにスケールブーストが搭載されました。
オシア スティンガーバタフライ キングスラッシャーは、ヒラマサやブリといった青物やマグロを狙うときの僕のメインジグです。いつでも頼れるキングスラッシャーに強鱗ホログラムの新色が登場しました。アカキン、グリーンゴールド、グロー系といったアピール系カラーです。ハイアピールなカラーとスケールブーストの中でもアピール度が高い強鱗との相乗効果で、濁っているエリア、朝夕のローライトな条件に効果的な新色だと思います。
オシア スティンガーバタフライ スピードスラッシャーは、名前の通りスピードを生かした攻略に適したジグです。細長いシルエットが特長で、水の抵抗を受けにくい設計になっています。スピードスラッシャーにも、待望のスケールブーストを搭載した新色が登場しました。光り方が艶めかしく水中でのアピール力をアップする狂鱗、より大型の鱗状ホログラムパターンでよりアピール力をアップした強鱗、両方が追加されました。ナチュラルカラーながらもアピール力をアップした狂鱗仕様のキョウリンイワシ、強鱗仕様のキョウリンアカキン、キョウリンシルバーの3色です。これまで以上にスピードとアピール力を生かした攻略がより威力を増すと思います。
鈴木さんがメインジグというほど信頼を寄せているオシア スティンガーバタフライ キングスラッシャー。スケールブーストの中でもアピール度の高い強鱗の追加とアピール系カラーの新色の登場は、より攻めるジギングスタイルの展開を予感させる。
コストパフォーマンスに優れながら高い品質を確保
初めての方にも安心しておすすめできるライン
ー 高品質ながらコストパフォーマンスに優れたライン、グラップラー8の使用感はいかがですか?
当たり前と言われるかも知れませんが、ラインは細くて強いことが大切です。ただ、強さだけでなく安定性も重視してほしい。強さにバラつきがあったらそこから切れてしまうこともありますから。
グラップラー8は高強力グレードの原糸を採用し、これを均一に編み上げる工法を採用しています。均一な強さを発揮してくれるので、安心して使うことができると思います。とくにジギングに使う場合には、ジグを沈める必要があるので、細くて安定した品質はとても頼れる要素になります。ラインが細いと水の抵抗も小さく釣りも快適に行えますしね。
グラップラー8には、ヒートシンクコーティングも施されています。ラインにとって熱は大敵。ビッグゲームに限らずライトゲームでも、大物が掛かることは珍しくはありません。不意の長時間ファイトとなった場合でも、耐熱性に優れたコーティングのおかげで安心してやり取りできます。
現実的には、釣行ごとにラインを巻き替えるわけにはいかないと思いますが、求めやすい価格なら、比較的短い期間で巻き替えることも可能になると思います。劣化の少ない強いラインを使っていれば、いざ大物! というときに強い味方になってくれると思いますよ。
HDタックルボックスは過酷な条件に耐えるための強度、耐久性を備えている
ー オシアブルーに彩られた新しいオフショア用タックルボックスが登場しました。その使い心地はいかがですか?
オフショアの釣りで使うボックスは強度がとても大切。塩水をザバザバと被ったりするし、船の揺れであちこちにぶつかったりもする。椅子代わりに座ることも多い。過酷な条件に耐えるための強度、耐久性は絶対条件になると思います。壊さないように、と気を使って扱うものではないというのが前提なので、ラフに使っても大丈夫であってほしい。HDタックルボックスは細かいことを気にせずに扱っても安心感がありますね。
荷物がたっぷり入ることも大切。HDタックルボックスはちょうどいい高さ、幅、深さでとても使いやすい。すべての条件を高次元で満たしているボックスだと思います。シンプルさもいいですよね。周りに余計な装飾品があるとかさばりますし、破損もしやすい。車に重ねて積み込むときなども、引っかかったりして邪魔にもなる。移動するときに邪魔にならないシンプルさは、とても使い勝手がいいですよ。
初回生産分には個性的な、復刻版の限定ステッカーもついてきます。初代ステラSWを開発するときにテスト相手に選んだ、強さの象徴としてのハンマーヘッドシャークのステッカーは、いまでもけっこう斬新だと思います。数あるボックスのなかで、自分のボックスの目印になってくれると思いますしね。
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