2020/07/01
コラム
一歩先行く!! SUPERLIGHT JIGGING GAME
人気沸騰中のスーパーライトジギング。イサキ+αをターゲットとして広まってきたこのフィッシングスタイルに変化の兆しあり、と山本啓人さん。 シーンの最前線に対応すべく、オシア スティンガーバタフライ フラットライトにヘビーモデルの100gが登場!これまでのアイテムを含めたフラットライト使いこなし術、スーパーライトジギングのいまを探ってみよう。
釣れるものは何でも! 山本流スーパーライトジギング
やや後方に重心を設定することで、底取り性能と操作性を向上。ジャーク後に横に倒れ、喰わせのスローフォールを演出するフラットボディも特長のひとつ。スーパーライトジギングで使用される小型フックを速やかに交換できるよう、強度を確保したスナップ連結方式のアシストフックを標準装備。
– スーパーライトジギングの魅力は、初心者、子供、女性、誰もが楽しめる手軽さだ。マッチョなパワーは不要、テクニカルな攻略が求められるわけでもない。それでも、ときには予想外の大きい魚も釣れてしまう。ジギング入門にイチ推しのスタイル、それがスーパーライトジギングなのだ。
「いままではスーパーライト=イサキだった部分がありますが、イサキは時合がはっきりしているので、こだわり過ぎると楽しめないことも多いんです。イサキが釣れないときにポイントを移動してもらって深場に行くと、いろいろなターゲットが釣れたり、思わぬ大型魚に出会えたりもする。これはこれで楽しいよね、というアングラーが多くなってきているのが現状だと思います」
イサキはもちろん、真鯛、根魚、青物、タチウオ…、なんでもござれで楽しんでしまう。これが山本流スーパーライトジギングスタイルでもある。
ライトジギング化する!?スーパーライトジギング
タイトル
– 誰でも手軽に楽しめるスーパーライトジギング。しかし、注目のニュースタイルもすでに全国区で定着。セカンドステージに入っているフィールドも多い。そのため、小さいシルエットとヘビーなウェイトを武器に、100m以深を釣るケースが増えてきた、という山本さん。徐々にライトジギングに近づいていっているのが全国的な傾向でもあるようだ。
「スーパーライトジギングも確立されてきました。これまでのメインに狙っていた浅場はスレてきたフィールドが多いのも事実。そうしたなかで必然的により深場を狙うケースが増えています。ジグのウェイトがもう10gあれば快適に釣れる、うまく群れまで届く、という状況に遭遇することも多い。狙いの水深にまで届けば、通常サイズのジグには反応しなかった魚が喰ってきてくれることも多いんです」
– これまでPE2号、リーダー10号でやっていた釣りを、PE1号、リーダー5号、6号でやることによって楽に釣りができる。潮の抵抗を受けにくいため、ジグのアクションも冴える!スーパーライトジギングなら、魚も反応しやすいのでヒット率増加!いいことばかり、なのだ。
「水深は深いけれど、潮が流れないところ、潮が溜まっているところの底物を釣るのも面白いですよ。こんなポイントでは、たとえば甲殻類しか食べないと言われているアマダイなどもターゲットに入ってきていますから」
スーパーライトジギングの新たな魅力も発見されているのだ。
100gの登場でバイトチャンスアップ!
速く巻いて手返しよく釣る、サーチベイトの役割を担ってもらうことが多いオシア スティンガーバタフライ ガトリンライトTGに対して、低活性&ボトム狙いに強いオシア スティンガーバタフライ フラットライト。この2つを使い分けていくのが山本さんのスーパーライトジギングにおける基本スタイルだ。
– これまでのラインナップでは80gが最大ウェイトだったオシア スティンガーバタフライ フラットライト。進化するシーンの現状に対応すべく登場する100gは、アングラーにとって朗報になることは間違いない。
「スロー系のフォールコンセプトを生かし、浅場から深場まで、根魚から青物まで幅広く対応するジグ、という基本はこれまでのアイテムと一緒です。とくに活性が低く、海底にへばりつくような状況でより効果的なジグですが、注意したいのは、100gは深場の魚を狙うためだけのものではない、ということ。水深を問わず、魚に見せる、寄せる、喰わせる、そんな能力をアップしたいときにも活躍します。重くてもフォールで漂ってくれるので、バイトチャンスが増えますよ」
しっかり水を噛ませてジャーク&フォールが基本
– オシア スティンガーバタフライ フラットライトはウェイトを問わず、いい意味で引き重りがある。この特長を生かしたジャーク&フォールが基本的なアクションパターンだ。
「しっかり水を噛ませてジャーク、そこからフォールに持っていって喰わせる感じ。ほぼすべてのターゲットを、この基本アクションで攻略できます」
– タックルはスピニングでもベイトでもOK。しかし、使いやすさではベイトタックルに軍配があがるようだ。
「平たくて、水押しが強い。フォールアクション重視という特性のあるジグなので、ベイトタックルのほうが利点を生かしやすいですね。スピニングで使う場合は、波動の大きい、アピール力の高いアクションを生むように意識するといいと思います」 最大120mくらいまで対応可能というオシア スティンガーバタフライ フラットライト100g。浅場から深場まで攻略ゾーンが広がることで、スーパーライトジギングの魅力もまた拡がりを見せている!
狂鱗に強さをまとった強鱗ホログラム登場!!
フラットライトすべてのサイズに、狂鱗の追加バージョンである強鱗仕様、キョウリンオレキン、ケイムラベイト2つの新色が登場。「キョウリンオレキンは、キョウリンアカキンと少し異なる輝きを出せるので、バリエーションのひとつとして、ケイムラベイトはグローっぽい感じのアピール色として、最後の手段で使いたいです」
タックルデータ
ロッド:オシア ジガーLJ S65-0/FS、B65-0/FS
「オシアジガーLJシリーズは、釣っていて楽しい、ということが一番の魅力ですね。魚を掛けて、ロッドを曲げて、リフトする、という流れのなかでトラブルがとても少ない。フルソリッドモデルは、十分な強度があるのはもちろん、ハイパワーXフルソリッドの恩恵で、これまでのフルソリッドロッドの弱点がすべて解消されています。軽いし、感度も上がっているので、老若男女、楽しみながら使ってもらえると思います」
リール①:オシアコンクエストリミテッド200HG
「20オシアコンクエストLTD200HGは、もともといいリールに対して、フォールレバーがついて、よりできることが増えた、という感じのリールです。200番はスーパーライトに最適なサイズ感。持ちやすいし、巻き心地がいい。ドラグ性能も優れている。レベルワインドが連動するので、フォール時もストレスなく落ちる。ライトラインでのファイト中でも不意のラインブレイクということもない。最高です! 」
リール②:ツインパワー
「ツインパワーはPE0.8号までならC3000番、1号なら4000番という使い分けをしています」
ライン:タナトル8 0.6〜1号
リーダー:OCEA JIGGER Leader Master Fluoro 4号(16lb)、5号(20lb)
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