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2017/11/16

コラム

ショアキャスティングコース:『松岡豪之と行く鹿児島・佐田岬』

釣果レポート

釣行者(順不同)

木場 良和様(当選者)、大澤 翔様(当選者)、松岡 豪之(シマノ インストラクター)

釣行日程・場所

2017年11月16日(木)~18日(土)in 鹿児島県・佐多岬

初日は移動日で日本列島の本土最南端、鹿児島県南大隅町にある「ホテル佐多岬」が集合場所で今釣行の宿。
写真左から松岡豪之(まつおか・ひでゆき)インストラクター、当選者の木場 良和(こば・よしかず)さん、大澤 翔(おおさわ・しょう)さん。木場さんは鹿児島県から、大澤さんは兵庫県からご参加いただきました。
ホテル自慢の美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、明日の釣りへの意気込みと各自の自己紹介で盛り上がりました。

翌17日の早朝6時前に南大隅町田尻港へ移動。佐多岬周辺の磯渡し、船釣り、ジギングなどで人気の「昭栄丸」さんにお世話になって磯へ渡ってのショアキャスティングゲームを楽しみます。出船前にパチリと記念撮影。

周囲が明るくなってきた午前6時半過ぎに渡礁したのは佐多岬の西側にある「角先鼻(カドサキバナ)」。天候はあいにくの下り坂で当日は北東の風が強烈。釣りができる磯は限られましたが、ここはハガツオやカンパチが狙えるとのことで皆さん気合い十分。まだ薄暗い中でタックルを準備して各々が釣り座を構えます。

沖に向かって左から大澤さん、松岡さん、木場さんと並んでキャスティングを開始。渡礁時はまだ風も緩めで天候も薄曇りでした。

大澤さんはSNSで知り合った釣り人からの誘いでソルトウオータールアーゲームにはまったそうですが、とにかく釣りが大好き。インスタグラムなどに釣った魚を自分で調理して食べる楽しみをアップしているそうで、釣りの楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいと熱く語ってくださいました。

木場さんは佐多岬にも何度も足を運んだことがある地元アングラー。釣り好き男子ならば誰もが憧れてしまうであろう、まるで「動く釣具部屋」のようなマイカーであちこちを釣り歩いている行動派。2ヶ月間のノーチェイス、ノーバイトにも心が折れなかったという熱いハートの持ち主です。

何度かのダツのチェイスを目撃した松岡さん。おのずとキャスティングに熱が入ります。

松岡さんいわく、ショアからのキャスティングゲームでは潮の動きが絶対的な要素であり、今日の最大の狙い目は干潮一杯から上げ潮に変わる前後の潮流とのこと。その時合い以外にも僅かな潮の動きで魚にスイッチが入るので、やはり「ルアーを水につけていることが大切」なのだそうです。

大澤さんはミノーを徹底的に。木場さんはジグも積極的にキャスト。目の前でナブラが起こってすぐさまキャストする場面もありましたが誰もがノーバイト。淡々とキャストを繰り返すだけの時間が続きました。

午前8時過ぎに木場さんがヒット。

沖や足元の沈み根を見事にかわして一気に足元まで寄せた木場さん。

フィニッシュは一気にゴボウ抜き!

初ヒットはヤズ(ブリの若魚)でした。
ロッド:コルトスナイパー
リール:ステラSW 8000HG
ルアー:コルトスナイパー170F ロックジャーク メッキマイワシ

「釣れてホッとしました。とにかくうれしいです」と木場さん。この後はきれいにシメて、ウロコもとっておくなど完璧な状態でクーラーへ。美味しくいただくための技もお見事でした。

松岡さんの記念撮影は、何故か食べていたお弁当を手前にフレームイン。そう、松岡さんはこの時、一人だけ朝食のお弁当をパクついていたのでした。

木場さんのヒットに俄然燃える大澤さん。松岡さんのレクチャーを受けながらキャスト、キャスト、キャスト。

木場さんのヒットに俄然、期待が高まった「角先鼻(カドサキバナ)」でしたが、北東の風が巻き込むように吹き付け、右側の釣り座はルアーキャストがままならない状態になってしまい、午前9時半に1度目の磯替わりをすることになりました。移った磯は風を避けて一気に東側へ移動した「セゲン」。大きなサラシ場が続くヒラスズキ狙いに格好の釣り場。各々が足で稼ぐ必要性もあります。

海上はややシケてきていてウネリも出て来ていますが、肝心のサラシの状態は干潮ゆえかイマイチでした。

アチコチ歩いてポイントを探しまわりますが潮が動かないことと、雨も風も強くなってきたので一旦渡礁場所に集合。朝食弁当でひと息ついたあとは松岡さんのキャスティングレクチャーが始まりました。

大澤さんも木場さんも我流ながらキャスティングはハイレベルです。しかし、そんなお二人のキャスティングをじっと観察していた松岡さんがさらなる上達へのプラスアルファを伝授。

大澤さんならではのクセ、木場さんならではのクセ。それぞれに修正点を的確に指摘する松岡さん。

実際に目の前でキャストを交えて受けるレクチャーは、理解度がグーンとアップするようでお二人とも真剣そのもの。

左右のどちらからでもキャストができるように練習しながら釣る。そのためには体を回して投げるクセをつける。ショアだけでなく、オフショアのボート上でも役立つとお二人も納得。

キャスト時にはルアーを一旦静止させ、リール、ガイドの向きを揃えることでキャストが正確になる。ロッドにどうルアーの重さを乗せるかなど…etc。

投げ釣りの天秤と違って、ルアーというバランスの悪い、空気抵抗の大きい物を投げる。そのために必要な要素を釣れない時合いなどにひとつひとつ課題として練習することが大切と松岡さん。a

ラインの離すタイミングや腕の振り方、肘などの使い方など細部にわたってのルアーキャスティングをレクチャー。

クセが固定してしまうとなかなか直せないので、早めに直しておくことが大切とのことでした。

教わったこと、指摘された修正点をひとつひとつ確かめるようにキャストを繰り返す。お二人ともに飲み込みが早く、どんどん上達されていたようです。

松岡さんいわく「美しいキャストだ」と絶賛のフォーム。

レクチャーはルアーの動かし方にも発展していきました。

松岡さんのレクチャーは分かりやすい例を交えたもので、誰もが納得、納得の内容。

お二人が確実に修得したルアーの直接ノット。ルアーの動きが劇的に良くなる知るヒトぞ知る結び方だそうです。

講習後は傍らに立ってキャストやリーリング、狙い所などを個別にレクチャーする松岡さん。

北東の風が吹くとベイトが沈んでしまい、青物などが沖に出てしまうと松岡さん。そんな悪条件下でも、最後まで諦めずにキャストを繰り返したお二人。結局は潮も悪く、ウネリも大きくなり3度目の磯替わり後すぐに撤収となった今釣行でしたが、ドリームツアーだからこその直接レクチャーは非常に貴重な体験で夢の時間でしたとご満足いただけたご様子でした。

田尻港に戻って記念撮影。

ツアー終了後の17日の夜の食事会でもさらなる深〜いお話が延々と続き、お二人はさらなる上達法を修得されていたようでした。


残念ながら釣果のほどはドリームとなりませんでしたが、松岡インストラクターからの数々のレクチャーは参加された木場さん、大澤さんのお二人にとって、生涯忘れがたいものになると同時に、そのアドバイスに素直に従って、レクチャーの内容を確実に自らの体に刻み込むことができた今回のドリームツアーはまた別の意味でも貴重な経験になったことでしょう。

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