2026/01/09
コラム
お手軽&好釣果の期待大! 投げで楽しむキス五目釣り
引き釣りでシロギス連発!
【日置淳】
今回、日置さんが釣行したのは、関西の好フィールド淡路島。サーフでは引き釣り、港周りでは置き竿での釣りをメインに、キス五目釣りを楽しんだ。まずは島の西面に位置する慶野松原で釣りを開始すると、1投目からアタリをとらえてキスとチャリコ(マダイの幼魚)をダブルでキャッチ。ハイシーズンとは違いキスが広範囲に散っている状況なので、足を使って移動しながら反応の出るポイントを見極める日置さん。底質の変わるカケアガリを丁寧に探って、3連、4連掛けでキスを追加していった。洲本大浜、吹上浜などのサーフをチェックしたものの今回は反応が悪かったため、さらにポイントを移動。過去の実績などを考慮して都志に狙いを絞った。ここでは広い港内を引き釣りで探り、キスの群れが入っているのを確認。遠近投げ分けて反応をうかがい、23.5cmを頭に良型を連発! キスの明快なアタリを存分に堪能した。ラインを弛ませてラインの張りでアタリを取ったり、ハリ掛かりしなかったときには意図的にアワセを入れるなど、状況を見極めて即座に対応。さすがの釣技で良型キスの数釣りを楽しんだ。
なんと1投目から本命のキスをゲット
新しい『サーフチェイサー』はキャスト時のスイートスポット(リリースポイントの幅)が広く、入門者にもおすすめ。軽快なキャストが楽しめる
連掛けに成功! 順調に釣果を伸ばした
こんな大きなエソもヒット。何が釣れるかわからないのもおもしろい
23.5cmを頭にキスの数釣りを満喫
カレイも視野に置き竿でもチェック
淡路島の西面にある鳥飼、東面の仮屋などの港周りでは、置き竿の釣りにもチャレンジ。キャストしたら船道のカケアガリなど変化のある場所に仕掛けを止めて反応をうかがう。竿先を叩くさまざまなアタリが出るのが楽しい。時期的に早くて釣果は得られなかったが初冬や春にはカレイも有望で、マダイやクロダイ、根魚など、時期やポイントに応じて多魚種が狙えるのが魅力のひとつ。
今回の釣行ではキス以外に、チャリコ、フグ、シマイサキ、ベラ、イソベラ、カワハギ、ハゼ、メゴチ、ヒイラギ、ヘダイなどのゲストも釣れたが、手軽に五目釣りが楽しめるのも投げのおもしろいところ。外洋に面した磯に釣行すれば、さらにターゲットは広がり、コロダイ、フエフキダイなどの大物も期待できる。
港周りの置き竿ではハゼやメゴチが釣れた
カレイ狙いでのアオムシの付け方(2匹掛け)。エサを目立たせてアピール
今回の釣行ではいろんなゲストが登場! これも投げ釣りの魅力のひとつ
今回の釣行では青物の回遊に備えて弓ヅノも準備。遠投力のある投げ釣りタックルなら弓ヅノゲームも楽しむことができる
淡路島釣行で使用したタックル
今回の釣行で日置さんが使用したロッドは、新しく生まれ変わった『サーフゲイザー』。ネジレとつぶれを克服しロッド性能を根幹から高める「スパイラルX」とロッドのネジレを防ぐ「ハイパワーX」のダブルX構造を採用しており、キャストの飛距離、コントロール性能、フッキングパワーなどが向上している。並継の投げ竿の利点を活かし、幅広い用途で活躍してくれるのも特徴のひとつ。リールはパラレルボディ採用でキャスト性能と巻き心地が向上した『アクティブキャスト』。コストパフォーマンスに優れ、投げ釣り入門者にもおすすめのモデル。置き竿の釣りでは充実した機能が特徴の投げ専用リール『サーフリーダー』も併用した。
仕掛けは引き釣りが3本バリ、置き竿が2本バリで市販のものを使用。タックル類がシンプルで組みやすいのも投げ釣りの特徴で、入門しやすいジャンルといえる。
NEW『サーフゲイザー』の特徴
新しくなった投げロッド『サーフゲイザー』はどのような特徴があるのだろうか? 日置さんに訊いてみた。
「サーフゲイザーの特徴のひとつに、扱いやすく取り回しやすい点が挙げられます。これはリールシートの位置を研究、再検証したことで実現しています。とくに手持ちのキス釣りにおいては、右投げの場合キャストしたときに左手でグリップを持っているので、フィニッシュしたときに(投げ終わったときに)体の左側にグリップがきます。サビく動作に移行するときなど、持ち変えるときに体の前を通しますが、リールシートから竿尻までが長いと身体に引っかかりやすくなります。新しいサーフゲイザーではこれが解消されていますので、ストレスがなくなりました。
置き竿の場合も、防波堤や磯で魚が掛かったときに、魚が右へ走ったり左へ走ったりするのに対処するために竿の位置を変えますが、そのやり取りのときも身体に当たることがなくなりました。また、リールシート長(リールシートからグリップエンドまでの長さ)を短く設定したことにより、三脚に竿を置いたときにリールシートに固定したリールの位置が下に移動しています(地面により近くなる)。それによって安定性が向上しています。
リールシート長が短くなっても、ロッドのバランスがよくなっているので先重りもありません。昔ほどリールシート長を長く設定して体で捻転して投げなくても飛距離が出て快適にキャストできることが、数多くのテストによって実証されています。
ロッドの反発がそれほど強くないマイルドな調子ですので、キャスト時に曲がり込んでから反発するまでの時間が若干長くなっています。リリースのタイミングが取りやすく、キャストするときに心の余裕ができますので、ビギナーの方もより遠くに、より正確にキャストしやすいロッドに仕上がっていると思います。」
並継竿の特性について日置さんに訊くと、「基本的に現在のシマノの投げ竿は、並継が3ピース、振出が4ピースという仕様になっています。継数が少ないほうがロッドのパワーが出るので、並継竿のほうが飛距離は出やすいと言えます。また、ガイドが固定されていてズレることがありませんので、気兼ねなくキャストできるという利点もあります」と教えてくれた
各モデルの使い分け
並継の投げ竿『サーフゲイザー』は幅広い用途で活躍してくれるのが特徴で、5アイテムが揃う。サーフ、河口、磯とポイントを選ばず、さまざまな魚種をカバーできるラインナップといえる。日置さんはどのように使い分けているのだろうか。
「25-405、27-405、30-405は手持ちのキス釣りに使うロッドです。置き竿での大物釣りに関しては、30-405、33-425、33-450がメインとなります。カレイ、アイナメ、マダイ、クロダイ狙いなどで使用します。今回新しくラインナップされた33-450に関しては、磯投げでコロダイ、フエフキダイ狙いに適したロッドです。
長いロッドのメリットとしては、釣り座の前にシモリなどの障害物があるようなときに20cm、45cm長いというのは、釣り座の前にあるシモリなどの障害物をかわして仕掛けや掛かった魚を回収しやすくなります。また、大物釣りにおいては長い竿のほうが魚が浮くのが早いので、取り込める確率が上がります。」
淡路島でおすすめのサーフ
淡路島には投げ釣りの好ポイントが多数点在している。ここでは手軽にキス五目釣りが楽しめるサーフのポイントをピックアップ。その特徴などを日置さんに解説してもらった。
慶野松原
淡路島の西岸にある風光明媚な砂浜です。中央付近から右(北)のほうは、50mほど沖に幅数十mの基礎(捨て石の集合体のようなもの)が等間隔に入っています。浜の左側(南)に行くと小さな流れ込みがあり、その左側には石積みの波止が2、3本延びていて小さなワンドが形成されています。2024年の7月にも釣行しましたが、左側の流れ込み周辺でキスをはじめさまざまなゲストフィッシュが釣れました。過去には50cmクラスのチヌを釣り上げたこともあります。初夏から10月頃にかけては比較的安定した釣果が見込めます。波打際は粒の大きい砂ですが、海底は粒子の細かい砂と粒の大きい砂で形成されていて、カケアガリで境目になっているような場所がキスのポイントになります。時期によって違いはありますが、100m前後のラインでよく釣れたり、秋のシーズンには20~30mの近場で底質が変化するカケアガリで釣れることが多いです。
洲本大浜
こぢんまりとした浜ですが後方には松林が広がり、観光地としても有名な景色のいい釣り場です。数年前の10月に釣行したときには、他の釣り場で釣れなくてもこの砂浜ではよく釣れました。昨年の7月には25cmの良型を釣っていて、淡路島ではチェックしたいサーフのひとつです。ただ、ムラがあってキスの群れが入っているかどうか、そのタイミングによって釣果が左右されます。海底は慶野松原よりも粒子の細かい砂地で、波打ち際に近い場所に起伏があり、深場と浅場が連なる傾斜の部分で釣れることが多いです。経験上、砂浜の左寄りで実績があります。
キスはもちろんですが、マダイやクロダイの大物の実績のあるサーフです。過去には50cmクラスのイシガレイも上がっています。鳴門海峡に面しており潮通しがよく、条件のいいときにはキスがよく釣れます。浜の左右ともに実績があるのですが、中央付近にある小波止よりも右側にはシモリがあり、潮位の高いときにはシモリの手前、波打ち際から10~20mほどの近場で釣れることがあります。外洋に面しているので台風などで荒れると底の地形が変わることがありますので注意が必要です。足元は玉石、砂利が広がっていますが、海中は粒子の細かい砂地になっています。
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