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2025/03/06

コラム

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~真冬のフルキャストDAY2~【日置淳】

釣行日  2025年1月26日(日)
場所   鳥取県境港市・島根県松江市
天候   ミゾレのち曇り時々晴れ
釣果   シロギス

  • 使用ロッド: スピンパワー425CX
  • 使用リール: フリーゲン35(細糸仕様)
  • ライン: キススペシャルG5 PE 0.8号
  • 力糸: スピンパワー テーパーちから糸EX4 PE0.8-7号
  • テンビン: 半遊動天秤
  • オモリ: 無垢鉛30号
  • モトス: フロロカーボン2号
  • ハリス: フロロカーボン1号
  • 仕掛け: キスバリ7号3本バリ仕掛け
  • エサ: イシゴカイ(ジャリメ)・イワイソメ

翌朝、夜明け前に滞在先を出発し、釣り場に向かいます。途中、朝食を取るべく休憩するも、外ではアラレが凄い勢いで降り出しました。おまけに西寄りの風が相当強く吹き付けています。前夜の天気予報が見事的中しました。
アラレが止むのを見計らい、再度釣り場に向かいます。
この日は、地元オールスターズの皆さんとビジターの我々と全員で並んで竿を出す予定だったので、水道の南側に位置する鳥取県側の広い護岸での竿出しとしました。

風は強いものの、何とか竿が出せそうです。

風は強いものの、何とか竿が出せそうです。
この日は気温の低下によって身体が硬くなっているとの予想で、強振りしなくても、ゆっくりとしたキャストで飛距離が出せる長めの「スピンパワー425CX」をロッドに選択しました。
筋肉が硬くなっている低気温下のキャストにおいては、無理にスイングスピードを上げず、ロッドにシンカーをゆっくりと乗せるイメージでキャストすると、身体に負担が無く、低燃費で長い時間安定したロングキャストが出来るのです。
竿出し直後は吹き付ける強風だけだったので、何とか我慢出来たのですが、強いミゾレが我々を叩きつけます。それでも全員、キャストを続けます。
全員が数投したものの、全くアタリが無く、あまりの状況の悪さに、少しでも風裏になる対岸に移動する事にします。
境水道大橋を渡り、美保関方面に車を走らせます。いくつかの場所を見て回りましたが、私たちは昨日好釣果があった場所を釣り座に決めました。

この日は気温の低下によって身体が硬くなっているとの予想で、強振りしなくても、ゆっくりとしたキャストで飛距離が出せる長めの「スピンパワー425CX」をロッドに選択しました。

幸いにもミゾレは上がり、早速準備に取りかかります。
このポイントではエサのつけ方を少し工夫してみました。
仕掛けのパターンは変わりませんが、一番上のハリにはイワイソメの胴体の柔らかい部分を1センチ程度に切って刺し、残りの2本のハリには、1センチ程度に切ったイシゴカイをハリに刺します。
上バリに刺したイワイソメから出る体液でシロギスを寄せ、残りのハリに刺したイシゴカイで喰わせる作戦です。
これはワカサギ釣りのエサの刺し方を応用した刺し方で、過去にも何度となく好釣果を得ています。
私自身、ワカサギ釣りの経験があるので、ワカサギ釣りから得るものも多いですね。
さて、このポイントでもファーストキャストは勿論(もちろん)フルキャスト。
右からの風を受けますが、7色出来る付近(約180m)付近に着水。糸フケを取り、ゆっくりと探ります。
7色のブルーのラインカラーをサビき、トップガイドに6色目のラインカラーが入ったところで(約160m)付近で、竿先に「モゾッ」とした前アタリをキャッチ、そのまま仕掛けをステイさせます。
10秒後、竿先が引き込まれました。やはり、このポイントにはシロギスが回遊しています。

7色のブルーのラインカラーをサビき、トップガイドに6色目のラインカラーが入ったところで(約160m)付近で、竿先に「モゾッ」とした前アタリをキャッチ、そのまま仕掛けをステイさせます。

連掛けを期待しましたが、続くアタリが無く、ファーストキャストは18センチサイズが1匹。
魚体を触ると、かなり冷たく、夜中から朝方振ったミゾレの影響で、水温が若干下がっているようです。

連掛けを期待しましたが、続くアタリが無く、ファーストキャストは18センチサイズが1匹。

とりあえず、シロギスの居場所をキャッチ出来たので、このポイントで腰を据える事にしました。
この日も昨日同様、潮が動かなく、おそらく潮の動き始めにゴールデンタイムが訪れると予測。引き続きフルキャストを続けます。
この日は気温が低く、明らかに身体が冷えているのが感じられます。しかし、「425CX」が身体に無理なく、仕掛けを遠いポイントに運んでくれます。
釣り始めてしばらくした頃から時折、青空が顔をみせてくれるようになりました。
この季節の晴れ間は非常にありがたいです。テンションも上がります。
遠くには名峰大山が望めますが、今日は残念ながら山頂を拝むことは出来ません。

釣り始めてしばらくした頃から時折、青空が顔をみせてくれるようになりました。

しばらくキャストを続けるものの、水温の低下と、潮が動かない状況なので、シロギスからのシグナルはありません。
昨日から相当な数のキャストを繰り返していますが、使用しているロッド「スピンパワー」のバットガイドに装着されている「Xガイドキャストチタン」のお陰で、ライントラブルは皆無。ストレスが無く、本当に快適な釣りが出来ています。
これは本当にありがたい事です。

しばらくキャストを続けるものの、水温の低下と、潮が動かない状況なので、シロギスからのシグナルはありません。

このタイミングで太陽が顔を出してくれ、水面を照らしてくれました。おそらく水温が上昇するものと思われます。

このタイミングで太陽が顔を出してくれ、水面を照らしてくれました。おそらく水温が上昇するものと思われます。

背後の山の上空では、数羽のトンビが気持ちよく飛んでおり、私たちを応援してくれているようです。
青空とトンビの無き声、最高のコンディションになりました。あとは潮が動くのを待つだけです。

背後の山の上空では、数羽のトンビが気持ちよく飛んでおり、私たちを応援してくれているようです。

しばらくは沈黙の時間が続きましたが、ようやく潮が若干動きました。直後、竿先が20センチ程引き込まれ待望のアタリをキャッチします。アタリからして、シロギスの活性はそれ程低くないようです。間もなく2匹目のアタリをキャッチしました。ここで「フリーゲン」のハンドルを少し回してアワセを入れます。
ようやく、この日初めての20センチオーバーの連掛けに成功しました。
おそらく今からゴールデンタイムに突入するとの予想。効率よく釣らないと・・・。
ここで欲を出し、ハリ数を4本に増やしてみます。

ようやく、この日初めての20センチオーバーの連掛けに成功しました。

そこからは、予想通り、ほぼ素バリ無く釣れ続け、2掛けも多数あり、サイズも20センチオーバーばかりです。あ、そうそう、前記しましたエサの刺し方も効果があるようで、集魚効果となるイワイソメが良い仕事をしてくれています。
ただ、何故かイワイソメには喰って来ません。この日もイシゴカイが当たりエサのようです。
2連掛けを数多く出来た時点で、この日の納竿時間が近づいてきます。
このままずっと釣っていたいのですが、お昼過ぎには、みんなとランチに行く予定をしていたので、「あと2投!」と決め、集中します。
ラストキャストは素バリになってしまいましたが、ラスト前のキャストでは、寄せエサであるイワイソメに喰ってきました。
今回の釣行では、イワイソメで1匹しかつる事が出来ませんでしたが、寄せエサとして良い仕事をしてくれました。やはり、2種類のエサの持参が正解でした。

2連掛けを数多く出来た時点で、この日の納竿時間が近づいてきます。

2日目は、非常に低気温下での釣りになりましたが、ミドラーとして「ハイブリッド ダウンパンツ」を着用していたので、下半身が冷える事がなく、とても快適な釣りになりました。
地元の皆さん、今回も色々とありがとうございました。
また暖かくなったらお邪魔しますので、どうぞよろしくお願いしますね。

2日目は、非常に低気温下での釣りになりましたが、ミドラーとして「ハイブリッド ダウンパンツ」を着用していたので、下半身が冷える事がなく、とても快適な釣りになりました。

プロフィール

日置 淳 (ひおき じゅん)

インストラクター

投げ釣りのスペシャリストであり、キスの引き釣りから磯投げ大物釣りまでこなすマルチアングラー。 四季の魚を求めて全国各地を釣り歩き、投げ釣りの楽しみを全国各地のキャスターに伝えている。 各種キャスティング大会では輝かしい好成績を残し、トップキャスターでもある。

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