2024/04/30
コラム
2024年4月新潟県・上越海岸釣行 【伊藤幸一】
釣行日: 2024年4月20日
場所: 新潟県・上越市
天候・気温: 曇りのち晴れ、16℃
釣果: 15cm~20cm 23匹の釣果
- 使用ロッド: スピンパワー385CX
- 使用リール: フリーゲン極細
- ライン: キススペシャルG5 PE 0.6号
- 仕掛け: 掛けキス50連ビーズタイプ5号、自作キス鈎5号無限仕掛け・ハリス蛍光イエローフロロカーボン、クリアカラーハリス0.8号 ビーズピンク、イエローグリーン装着、モトスフロロカーボン1.5号8本鈎で使用
- スナズリ: フロロカーボン2.5号 60cm
- テンビン: タングステン素材25号L型ブラテンタイプ・アーム長150mm
- エサ: ジャリメ(イシゴカイ)
皆さん、こんにちは、神奈川の伊藤幸一です。
今回は、新潟県・上越海岸に釣行してきました。
釣り場には、9時頃到着し、各地を見て回りました。
釣れている情報が回っているのか、かなりのキャスターが、すでに竿を出しています。
良さそうな一級ポイントは、すでに満員御礼状態です。
昨日から、吹き続けた北東風の影響で、風波が出ており、テトラ帯の内側や突堤の影が、波の影響も少なく、ベストポイントとなりそうです。
空いているポイントを探して、キャストしてみますが、シロギスからのアタリは無く、ゲストのサビハゼが時折、掛かってくる程度です。
30分ほど、やってみましたが期待薄なので、歩いてポイントを探します。ちょうど、前の方が釣りを止められてタイミングで、ベストと思われる釣り座に入ることができました。
ポイント的には、2.5色付近に波消しブロックが、横一列に入っており、遠投は出来ないものの、今日のような風波が出ている状況では、波を打ち消してくれ、波口が穏やかそのものです。
時期的に、上越の乗っ込みシロギスシーズンインは、他より早いものの、風波があると水温低下や波口に濁りが出てしい、良くないため、こういったテトラで囲われたポイントがベストであると考えられます。
また、比較的、上越の乗っ込みシーズンは、近場の距離に乗っ込んでくることが多く、接岸が始まると、次々に波口でシロギスの姿を確認することが出来るほどです。
タックルは、遠投の必要が無いため、ライトな仕様とします。
ロッドは、スピンパワー385CX、リールは、フリーゲン35極細、ラインは、キススペシャルG5 PE0.6号としました。テンビンは、タングステン素材の25号L型ブラテンタイプとし、スナズリには、フロロカーボン製2.5号60㎝(上部にスナップ付きサルカン20号、モトス側に極小フカセ用サルカンを接続)に、掛けキス50連もしくは、自作無限仕掛けを結びます。今回は、6本~8本で使用しました。
エサは、イシゴカイ(ジャリメ)のみで、小さめの個体は一匹掛け、大き目の個体は、頭の部分をカットして、ハリに装着します。ここで、一つアドバイスとして、多点仕掛けのエサの付け方ですが、仕掛け上部には大き目のエサを付けて、先バリに行くほど、小さく付けていく方が、キャスト時の仕掛け絡みを軽減できます。また、キャストする際は、少しキャストする角度を上げて、且つテンビンが最高点へ到達して落ち始めるころから、軽くサミングをして、テンビンが着水する直前にラインの出を止めてあげると、多点仕掛け、近距離、浅いフィールド、流れの少ない日本海での仕掛け絡みを軽減するコツになります。
テトラ帯ギリギリの2色少し先へキャスト(ブルーが少しだけ出た辺り)し、超低速でサビき、止めの時間を長く取った、ストップ&ゴーで探ります。10mくらい仕掛けを引いたところで、「クックッ!」と、小さいながらも、シロギスのアタリを感じました。アタリが予想よりかなり小さく感じます。近距離からのアタリですから、もっと伝わってもいいと思うのだが?と、考えながら、仕掛けを伸ばすように引いて様子をみます。巻き上げてみるが、ハリ掛かりしていない。いわゆる、すっぽ抜け、ハリが抜けてしまった状態である。昨日から、吹いている北東風の影響で水温がさらに低下しているのかも知れないと、ハリのサイズを、6号から5号へサイズダウン。喰いこみを良くしようとの考えである。また、エサ付けも、あまり大きくは付けずに、調整してみることに。
次のキャストでも、2色(10m染めグリーン付近)を切った辺りで、シロギスからのアタリをキャッチ!今度は、テンビン、仕掛けからのラインテンションを抜くようなイメージで少しだけ緩めてみます。
シロギスに違和感を与えないためにやってみました。
それが、功を奏したのか連続でアタリが入り、巻き上げると16㎝と19㎝の2連です。
次のキャストでは、小さいながらも3連となかなか良い釣れ具合となってきました。
ただ、3投もすると、シロギスからのアタリも遠くなるので、足を使って少しずつ移動しながら、探っていきます。良い群れに当たると、小型から中型ですが、4連もありました。
こうなってくると、良型20㎝オーバーが入ってほしいと思うようになってくるのは、投げ釣り師のサガでしょうか(笑) かなり移動して、砂浜が海に向かって凸状態の右側に入り、縦方向の変化が期待できる好ポイントです。そこでの一投目に、やはり同距離(2色を切る辺り)で、今までより、強いアタリがきました。期待して巻き上げると20㎝クラスがやっと来てくれました。
その後も、場所を移動しながら、拾っていくような釣りとなりましたが、乗っ込み初期のシーズンであることを考えれば、数は20数匹でしたが、十分な釣果であり、もう間もなく始まる本格シーズンに向け確かな手応えを感じる上越釣行となりました。
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