ウナギの特徴と釣り方
- 分類/ウナギ目ウナギ科
- 別名/マムシ、ギンなど
- 季節/夏
日本から約2,000km離れた海で生まれ、海流に乗って成長し、日本や台湾などの川にたどり着く。河口や淡水域で過ごしたあと、産卵のために生まれた場所へと帰る。河口域の投げ釣りのターゲット。
目次
釣り方
ウキ釣り
釣り場/河口
ウキ釣りで狙う場合、川幅が狭い小河川や真水が流れ込む港内などがおもなポイントになる。ウナギが身を隠していそうな桟橋下や杭などの障害物周辺を中心に狙ってみよう。サイズは50cmぐらいまでが多い。
夜間の釣りになるので電気ウキをセットする。ウキの大きさは大~1号程度。ハリは吸い込みのよいウナギ専用のものを使用する。エサは実績の高いドバミミズがおすすめだが、大きめのアオムシでもよい。
ウキ釣りで大切なのはこまめにウキ下を調整すること。オモリを軽く底から浮かせて、ハリスは底に這わせた状態を常にキープするのがベーシックな釣り方。ウナギのアタリは、電気ウキが沈んだり横に動いたりするのでわかりやすいものの、早アワセは避けること。アタリが出たら少し待ってからアワセを入れよう。
ウキ釣りに必要な道具
電気ウキ 大~1号(ゴム管で固定)
水深が浅い場所で、電気ウキを遊動式にするとラインが絡む恐れがあるので、固定式にしよう。
ウナギ狙いで実績の高いドバミミズ。釣具店では入手することが難しいため、自分で採集する人が多い。湿り気のある場所で、草や木が腐って重なっているようなところを掘ってみよう
ウナギバリ 12~15号
ハリはウナギ専用バリがおすすめ。ウナギの吸い込みがよく、ハリ掛かりしやすいので、バラシの確率が低くなる。そのほか、丸セイゴバリや流線バリも代用できる。エサはドバミミズがメインとなるが、入手しにくいのでアオムシでもよい。ただし、ウナギの喰いは落ちる。
釣り方
投げ釣り
釣り場/河口
投げ釣りでは、大河川の河口域がおもな釣り場となるため、ウキ釣りで狙うよりも良型が有望。タックルは大型に備えてパワーのあるものを用意したい。エサはコウジやアナジャコがおすすめ。ホンムシやアオムシなどでもよいが、ハリに付けるときは房掛けにして目立たせよう。
カケアガリやミオ筋などの底に変化があるところが狙い目になるので、竿を複数本用意して、広範囲に投げ分ける。エサを食い込みやすくするために、道糸はあまり張らずに糸ふけのある状態でアタリを待ちたい。リールのドラグはフリーにしておくとよい。
ウナギがヒットしたら、道糸がジリジリと出ていく。食い込むまで時間がかかるため、早アワセは厳禁。ハリ掛かりしたらアワセを入れて、慌てずにゆっくりとやり取りしよう。
投げ釣りに必要な道具
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