2023/06/02
コラム
~25センチまでもう少し・・・~
- 釣行日 2023年5月14日(日)
- 場所 鳥取県米子市
- 天候 曇り時々小雨
- 釣果 シロギス
- 使用ロッド キススペシャル405CX+
- 使用リール キススペシャル45 GOKUHOSO
- ライン キススペシャルEX4 PE テーパー0.6-7号
- オモリ 半遊動天秤 30号、その後L型固定天秤30号
- 仕掛け 攻めキス6号使用自作仕掛け5本バリのち4本バリ
- エサ チロリ・ジャリメ(イシゴカイ)
ジャパンカップ投中四国大会にスタッフとして参加した翌日、先日同様、鳥取県米子市の海岸で良型のシロギスを狙って竿を出しました。
当初は、前日開催されました大会エリアでキャストするつもりでしたが、思いのほか釣果が悪かった為、先日釣果が良かった海岸での竿出しとなりました。
今年の鳥取県西部の海岸は、前回のコラムでも書きましたように例年に比べて底潮が冷たく、シロギスの釣果も例年と比較にならないくらい悪いです。
地元の友人たち曰く、「今年は近年になく悪い年」「今後、底潮の水温が上昇すれば一気に釣れ出す」と、意見が分かれているようですが、私は後者だと予想します。
と言いますのも、周辺で地引網を営む職漁師さんからの情報では、沖合ではかなりの良型シロギスが網に入っているようで、海底の水温次第によっては一気に接岸するものと思われるからです。
今回は、それを期待しての竿出しとなりましたが、海岸に到着すると小雨がパラついてきました。
水温の上昇に水を差すような冷たい雨です。それでも雨に負けずキャストする事にします。
鈎数は5本、チロリとジャリメ(イシゴカイ)を交互に鈎に刺し、フルキャストします。と言いたいところですが、例によって沖には消波ブロックがあるので、少しセーブして7色付近にキャスト、ゆっくりと底の状態を探ります。
先日の釣行で、ある程度、海底の状況は把握しているつもりですが、周辺の海岸は、潮流の影響で日々海底の状況が変わり、大きな波が打ち寄せる日などがあれば、海岸の様子も大きく変化します。
キャストしたオモリが着水したのは消波ブロックの直前。障害物の周辺には大型のシロギスが潜んでいる事が多いので、ここはじっくりと仕掛けをステイさせます。
間もなく「CX+」の竿先に前アタリが出ます。直後、数十センチ竿先が引き込まれます。
半遊動天秤を使用しているので竿先には大きくアタリが出るようなシステムを用いていますが、あきらかに20センチを超えるサイズとわかるアタリです。
勿論、連掛けを狙うべく鈎掛かりしたシロギスを泳がせてみますが反応がありません。
「今日もシロギスの群れが小さい」と判断し、仕掛けを回収することにします。
ある程度の手応えは感じるものの、期待したサイズではないようです。
投げ釣りでのシロギス釣りにおいて、大型と呼ばれる25センチ以上は1投目に釣れる事が多く、それを期待していたのですが、水面に姿を現したのは、20センチを少し超えるサイズと12センチ程度の小型の2連。
小型のシロギスはリリースしようと試みましたが、鈎を飲み込んでいた為、食材としてキープする事にしました。
鈎掛かりの状況からして、シロギスの活性はそれ程低くないように感じますが、魚体を握るとかなり冷たく、水温の低さを感じます。
2投目からも同様に消波ブロック直前にキャストをしますが、水深が浅いがゆえ、オモリの着水音でシロギスが散ってしまうので、5~6m右方向に仕掛けをキャストします。
先程同様、7色のライン付近にキャストし、今度はゆっくりと仕掛けをサビく事にします。
時には仕掛けを大きなストロークで1メートル程サビいて直後ステイさせるという、サビき方にもアクセントをつける事にしました。
ラインが6色の中程になったところで海底の大きなカケアガリをキャッチします。
と、同時に、「ギュイーン」と、「CX+」の竿先が引き込まれました。
しかし、アタリのトルクからしてそれ程大きくないようです。
良型の連掛けを目論んで仕掛けをステイさせますが、どうもひとつの群れの匹数が小さいようでアタリが続きません。
良い時などは、次から次へと大きなアタリが続き、20センチオーバーが5連!という事もあるんですけどね。
やはり今年はかなり接岸が遅れているようです。
まぁ、状況が悪い中でも毎投心地良いアタリをキャッチ出来ているので、楽しめてはいるのですが・・・。
今回も比較的遠いポイントでアタリをキャッチ出来たので、長時間、ゆっくりとシロギスが泳いでいる感触を楽しみます。
今回の釣行においても、キススペシャル45 GOKUHOSOに搭載されている「インフィニティドライブ」と.「サイレントドライブ」が非常に軽く、軽快な巻き心地を体感させてくれています。
2投目も1投目と同サイズのサイズをキャッチします。良く太っていて、普通に良いサイズなんですけど、どうしても欲が出て25センチ以上が欲しくなります。
まぁ、まだ始まったばかり。「ドラマは最後にある!」とポジティブ思考でキャストを続ける事にします。
次投はファーストキャストした地点からやや左のポイントへ仕掛けをキャストします。
十分なくらい、スローなサビキ&ステイでシロギスへとアプローチしますが、何故かこのキャストでアタリを捕らえる事は出来ず「素バリ」。
ここで、沖のシロギスは右方向に回遊していると判断。2投目にキャストしたやや右に立ち位置を移動します。
ここは沖に消波ブロックが無くフルキャストが可能なので、より遠くのポイントを攻める事が出来るL型天秤の30号にオモリを変更します。また、仕掛けを4本鈎に変更し、遠くのポイントを探ることにしました。
先程より、やや高めの弾道で仕掛けをキャスト、8色のラインカラーからサビき開始!と思いきや、いきなり大きなカケアガリに仕掛けが到達しているようで、思うようにオモリが引けません。
そのままラインを張りアタリを待っていると「CX+」の竿先が20センチ程度引き込まれました。
「L型固定天秤でこのアタリなら・・・」25センチを超える大型と直感。ここは欲を出さず丁寧に仕掛けを回収します。
途中、荒々しい手応えを何回も楽しみ、ようやく力糸を巻き込みました。
ここは慎重に波打ち際へ出て、鈎掛かりしたシロギスを迎えに行く準備をします。
天秤の後ろに大きな魚体が見えました。横走りして最後の抵抗を見せるところを優しく砂浜へ誘導します。
水中では「デカイ!」と思いましたが、25センチに少し足らず・・・。
でも太い魚体からはかなりの重量が予想されます。
「そうか、良型は沖に居るのか・・・」と、勿論、次投からは迷わずフルキャストする事にします。
やはり沖には高低差の大きい素晴らしいカケアガリがあり、着水と同時にアタリが出ます。
こういう遠投の釣り、本当に楽しいですね。
昨夏、弓ケ浜で草野さんと楽しんだ「おとな釣り倶楽部」のロケを思い出しました。
この沖合いのポイントでは、当初の目論見通り、.20センチクラスがほぼ毎投釣れ、連掛けは殆どなかったものの、本当に楽しい遠投シロギス釣りが展開出来ました。
あと何回キャストすれば25センチを超える事が出来るのだろう?・・・。
水温の上昇が本当に待ち遠しい今日この頃です。
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