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2025/02/06

コラム

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2025年1月三重県・紀東投げ真鯛釣行 【伊藤幸一】

釣行日  2025年1月10日
場所   三重県・紀東周辺
天候・気温   晴れ、北西風強し 5℃前後
釣果   28cm、33cm 真鯛2匹

  • 使用ロッド: プロセレクト425BX/プロサーフ415BX
  • 使用リール: パワーエアロTD標準
  • ライン: キススペシャルG5 PE 2号
  • 力糸: スピンパワー1.5号⇒7号(細い方50cmカット)
  • 仕掛け: 丸セイゴ17号1本鈎フロロカーボン7号120cm仕掛け(チモトに夜光ピンクビーズ、グリーン5個~6個装着)
  • スナズリ: ステンレスワイヤー7本撚り#37を40cm (両端末にステンサルカン、スリーブ止め)
  • テンビン: 遊動L型テンビン30号
  • エサ: 極太岩イソメ(マムシ)

こんにちは、シマノインストラクターの伊藤幸一です。
今回は、三重県・紀東方面へ、投げ真鯛釣行に行ってきました。
毎年、同じシーズンに投げ真鯛で釣行しますが、何故?わざわざオフシーズンに行くの?
と聞かれたことがあります。確かに投げ真鯛のシーズンは、乗っ込み期の4月~6月頃と水温の下がってくる11月頃が絶好の狙い目となると思います。もちろん、シーズンなので良い日並に当たれば、良い釣りとなります。私の場合は、何と言ってもシロギスシーズンと重なってしまうこともありますが、最近の投げ大物での置き竿釣法は、エサ取りとの戦いと言わんばかりの激しさなのです。釣りに来ているのか?エサ取りにエサをあげに来ているのか分からないくらいです。
そんなこともあり、私の場合には、本命の釣果は多少落ちますが、それよりもエサ取りの活性がグンと落ちるこの時期に釣行しています。
現地ポイントに到着し、早速、準備をします。
まずは、三脚を2台投げる方向へ向けセットします。三脚には必ず水汲みバケツなど重しを吊り下げます。今日は、強風が予想されているので、いつもより低めにセットしました。

現地ポイントに到着し、早速、準備をします。

ロッドは、遠投性能に優れるプロセレクト425BXと軽いキャストで胴から曲がり大き目のエサでもキャストしやすいプロサーフ415BXとしました。
リールは、掛け上がりがキツいため、巻き上げ力に定評のあるパワーエアロ標準をセットします。
ラインは、水深があり、風が強い日でも、ラインスラックが少ない、高比重PEのキススペシャルG5 2号を使用します。
テンビン30号に、フロロカーボン7号、丸セイゴ鈎17号に、極太岩イソメを8cm大でセットしました。

テンビン30号に、フロロカーボン7号、丸セイゴ鈎17号に、極太岩イソメを8cm大でセットしました。

それでは、1本ずつキャストしていきます。プロセレクトは、5色前後を射程にして、プロサーフは、4色半付近にキャストしました。
キャスト後、着水と同時に、スプールに手を当てサミングします。これをしないと、水深が25mほどあるので、テンビンが沈んでいく際に、ハリスと力糸が近付き、下手をすると絡んでしまいます。
テンビンの着底を確認したら、2m、3mテンビンを手前に寄せて、テンビンと鈎の位置をずらします。これだけで、かなりの確率でトラブルを軽減できます。
ある程度、ラインスラックが取れたところで、パワーエアロTDのドラグを半回転緩まし、プリセットツマミでドラグ強弱の微調整をすればセット完了です。
4本全て、投げ終えたら、1本目のロッドをきいてみると、コンッコンッと何か掛かっているようです。巻き上げてみると、20cmほどのチャリコでした。これは小さすぎるので、優しくそっとリリース。
そのロッドをキャストし終え、三脚に置いたところで、タモ網をセットしていると、穂先が引き込まれ、けたたましいドラグ音が鳴りました「ジャー!」と同時に竿尻が持ち上がり、かなり理想的な良型を予感させるアタリです!
ロッドを手に持ち、ワンアクションでドラグをロック!アワセを入れると、「ガツン!グンッグンッ」と首を振っている感触が伝わります。
これは、本命のような魚の引きです!パワーエアロTDのハンドルをゴリ巻きして、海底から一気に浮かします。本命のような?いい感触の引き込みを楽しみながら、やがて海面に姿を見せたのは、淡いピンク色?おぉー真鯛だ?あれっ?なんかちょっと白い?んっ?あっーイラです…(悲)泣き。
45cmほどの立派なイラでした。投げ真鯛 「あるある」なんですよね。すっかり騙されました(笑)
でも、楽しませてくれたゲストのイラを丁寧に扱い、リリースしました。

45cmほどの立派なイラでした。投げ真鯛 「あるある」なんですよね。

その後は、アタリの無い時間帯が続きました。時折、巻き上げてくる仕掛けに大型のエソが掛かってくる程度です。
この時期の釣りは、エサ取りが少ない分、アタリが無く、良いアタリがあれば本命の確率が高いのが特徴です。
次のアタリは、やはりチャリコが釣れてきた後に来ました。ドラグはあまり出ないので、それほどの大きさでは無いと予想。巻き上げると、33cmに少し満たない真鯛でした。
やっと、真鯛と呼んでも良いようなサイズが釣れたので、一安心。

やっと、真鯛と呼んでも良いようなサイズが釣れたので、一安心。

海面を見ると潮目ができ、ゆっくりと潮が流れ始めています。
そろそろ、時合か?
4本全て、エサを新しいものに変え、打ち返します。
すると、プロサーフ415BXの穂先が引き込まれると同時に、ドラグ音が鳴りました!竿尻がずれ、隣の竿に乗っかるように、竿尻を浮かしました。一発目を見送り、次の引き込みでドラグノブを締めてアワセを入れました!グンッ!抜群なフッキングで乗りました。
結構いいサイズ?まずまずな重量感かと思いながら巻き上げていると、途中の引き込みは激しくなく、
これも、良型では無さそう?水面に姿を現したのは、もの凄く綺麗な魚体に素敵なアイシャドーを纏まとた真鯛しでた。サイズは33cmどまりでしたが、この美しい魚体を見れるのも、釣りあげた直後のみなので、釣り人の特権とも言えるでしょう。

これも、良型では無さそう?水面に姿を現したのは、もの凄く綺麗な魚体に素敵なアイシャドーを纏まとた真鯛しでた。

その後の夕マヅメのゴールデンタイムは、アタリは無く、今回もBig oneの大物には出会えませんでしたが、
綺麗な景色と美しい真鯛に癒された一日となりました。

プロフィール

伊藤 幸一 (いとう こういち)

インストラクター

地元 湘南の浜を中心に全国を釣り歩くトーナメンター。シマノ ジャパンカップ 投げ 第26回・第29回・第34回 優勝。

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