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2023/05/24

コラム

~今年初の鳥取県西部釣行~

釣行日   2023年5月3日(水)
場所    鳥取県境港市・米子市
天候    曇りのち晴れ
釣果    シロギス
使用ロッド   キススペシャル405CX+
使用リール  キススペシャル45 GOKUHOSO
ライン     キススペシャルEX4 PE テーパー0.6-7号
オモリ    半遊動天秤 30号
仕掛け   攻めキス6号使用自作仕掛け5本バリ
エサ    チロリ・ジャリメ(イシゴカイ)

『夏も近づく八十八夜・・・』と、茶摘みの歌にあるように、八十八夜(5月2日)は、暦で季節の移り変わりの目安とする雑節のひとつであります。
昔から「シロギスが釣れ始めるのは八十八夜から・・・」と言われ、ゴールデンウィーク頃から各地でシロギスが釣れ始め、この時期を楽しみにしているキャスターも多いです。
私も例にもれず、シロギスを求めて八十八夜の深夜に鳥取県西部へと向かいました。

鳥取県西部では、例年ゴールデンウィーク頃からシロギスが釣れ始め、良い年などは20センチ超の良型を含めたまとめ釣りがあり、今回もそれを目論んでの釣行となりました。
しかし、地元の友人による事前情報では、例年に比べて水温が低く、サーフからシロギスは殆ど釣れていないという状況です。しかし、「キャストすればなんとかなるさ!」いうポジティブな考えで早速準備にとりかかります。
先ずは、シーズン初期に実績が高い、弓ケ浜最北部の境港市のサーフからファーストキャストする事にします。
久しぶりのサーフからのキャストで若干、緊張気味のキャストとなりましたが、
何とか8色目のラインから仕掛けをサビく事が出来ました。
オモリを手前へ引き、海底の状態を探りますが、抵抗無く、スーっと手前に引けます。どうやら沖合いの海底は平坦なようです。
しばらく仕掛けをサビき、仕掛けが7色のラインカラーの中程に到達した頃、引くオモリに抵抗を感じました。
抵抗の大きさからして高低差の大きいカケアガリと判断します。

ここは、迷わず仕掛けを「ステイ」させます。

ここは、迷わず仕掛けを「ステイ」させます。水温が低いシーズン初期のシロギスは活性が低い事が多く、エサをじっくりとシロギスに見せるようなアプローチを、また、良型狙いの時に必要不可欠である「ステイ」させるという意味からの戦略です。
仕掛けを「ステイ」させる事約10秒。「CX+」の竿先に「モゾッ」とした前アタリをキャッチしました。やはり沖のカケアガリに群れているようです。
直後、竿先を数センチ引き込まれる本アタリが次から次へと出るではありませんか。
仕掛けを伸ばすイメージでゆっくりラインを引き、アタリが無くなったところで回収します。
最近多用していたキススペシャル45 CE GOKUHOSOの巻き上げが非常に軽くてお気に入りでしたが、この日使用したGOKUHOSOモデルも同様に巻き上げが非常に軽く、沖合から力強い巻き上げで、シロギスを波打ち際へ寄せてくれます。

ファーストキャストでキャッチ出来たのは、14~16センチと、やや小型ではありますが4連です。

ファーストキャストでキャッチ出来たのは、14~16センチと、やや小型ではありますが4連です。渋い状況とは言え、好発進です。「今日はどのくらい釣れるのだろう・・・」と期待を込めて、次投も同様のポイントへキャストします。
しかし、どういう事が7色のラインカラーでは全くアタリが無く、6色に入ってから、やや小さめのアタリを捕らえる事が出来ました。
先程同様、「ステイ」をメインとした戦法でシロギスにアプローチしますが、なかなか続くアタリが出ません。おそらく、ひとつの群れの匹数が少ないのでしょうね。
2投目は、同様のサイスの2連。
そして、3投目以降はまさかの素バリの連続で、トータル15投以上キャストしましたがシロギスは皆無。ファーストキャスト後の喜びはどこかに消え、米子市方面の海岸に場所移動する事としました。

ここの釣り場は、右前方に名峰大山が望め、すっきりと晴れ渡った青空と若干残雪が残る風景に心の底から癒されます。

さて、気持ちを切り替え第2ラウンド開始です。

さて、気持ちを切り替え第2ラウンド開始です。ここは沖合に消波ブロックがあるので、コントロール良く消波ブロックの際にキャストし、仕掛けを「ステイ」させます。
仕掛けを一直線に伸ばすべく、竿先を1メートル程度動かした瞬間、「CX+」の竿先が「ギュイーン」と、数十センチ引き込まれました。
「ここに居たのか~」と、思わず笑みがこぼれます。
ここは大事を取って、即、仕掛けを回収する事にします。
長時間、心地良い手応えを楽しみながら波打ち際に姿を見せたのは、23センチを超える丸々と太った良型。このサイズを釣りたかったんですよね~。

やはり居るところには居るようです。

やはり居るところには居るようです。
この場所も、ひとつの群れの大きさは小さいと判断し、同様のポイントはあえて攻めず、次投は、距離と向きを若干変えてキャストします。
海底の状況を確認しながら、例の如く仕掛けを「ステイ」。良型からのシグナルを待ちます。
直後、竿先に中型サイズとわかるアタリが出ます。ロッドの感度が良いので、鈎掛かりしたシロギスが泳いでいる感覚が手に伝わって来ます。
超高感度のキススペシャルだからこそ、体感できる楽しさですね。
半遊動天秤を使用している為、ラインのテンションを緩めて鈎掛かりしたシロギスを数十センチ泳がせて群れに戻し、仲間を連れてきてもらう作戦をとります。鮎の友釣りのイメージですね。
すると、竿先が「ギュイーン」と数十センチ引き込まれました。作戦成功です。
ここは欲を出さず、巻き上げにかかります。
複数匹が複雑に泳ぐ手応えを楽しみながら、波打ち際に姿を現したのは、先程同様、23センチ超を含めた3連。この場所、いいかも・・・。

それからは、毎投20センチクラスが痛快なアタリを送ってくれ、退屈することはありません。

それからは、毎投20センチクラスが痛快なアタリを送ってくれ、退屈することはありません。
しかしながら、狙いの25センチ以上の大型が出ません。
「まぁ、それは次回にとっておこう」という事で、20センチオーバーを数多くキープ出来たところで、この日はストップフィッシングとしました。
晴天の下、久しぶりのシロギスのアタリに大満足出来た今回の鳥取県西部釣行でした。
これから水温が上昇するにつれ、釣果も上向くと思われます。

これから水温が上昇するにつれ、釣果も上向くと思われます。

プロフィール

日置 淳 (ひおき じゅん)

インストラクター

投げ釣りのスペシャリストであり、キスの引き釣りから磯投げ大物釣りまでこなすマルチアングラー。 四季の魚を求めて全国各地を釣り歩き、投げ釣りの楽しみを全国各地のキャスターに伝えている。 各種キャスティング大会では輝かしい好成績を残し、トップキャスターでもある。

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