2025/06/17
コラム

渓流彷徨い日記 ■バレバレの一日_奥越 & 大野釣行■
- 釣行日 2025年6月13日
- 場所 福井県 九頭竜川本流奥越および大野市漁協管内
- 天候 曇り時々晴れ
- 釣果 ヤマメ、アマゴ、ウグイ
- 使用ロッド 原点流 抜 70NL
- 仕掛け 天井糸0.6号、水中糸0.25号、オモリ:G3~G5、ハリ:4号、エサ:ミミズ
- 釣り人 ちぬ
梅雨に入りました。どこも増水かな?と思いましたが、それほど水は増えていない様子なので、前回の続きをやろうということで、九頭竜川へ。
まずは湯上発電所の上流へ。川へ降りる林道は前日位に着いたような新しめの足跡が。
水温は15℃ちょっと。何かしら反応があっても良い水温ですが、全く生命反応なし。川から上がる予定の場所まで進まず、行程の1/4くらいで見切りをつけて石徹白川へ。
まずは変電所の裏。瀬の開きで本日の初生命反応、ですがハリには掛からず。
ちょっと釣り上がってやはり瀬の開き、でも掛かりません。ちょっと流れの筋を変えて再び掛かりましたが、すぐに外れてしまいました。なんで?ミミズの端だけかじっている?
さらに釣り進み、瀬落ち、瀬の開きとアタリが続きますが、掛かってもすぐ外れます。やっぱりミミズを咥えているだけでハリを上手く避けているのか?

ようやく掛ったのはアマゴ、タモの中では既にハリが外れてしまっています。喰いが浅い?

続いてヤマメ、調子が上がってきたぞ!

さらにアマゴ、ここからが本番!
のつもりが、しばらく沈黙のまま釣り上がり、ダムサイト下流の釣り禁止エリアまで残り僅か。大場所は二か所を残すのみ。
その一か所目、瀬の開き。一投目、反応あり。さすが大場所。数投して掛かりました、良いサイズですが抜けそうです、水面切った瞬間にポロリ。やってしまいました。その後もアタリは連発します。ですが、掛かるたびにバレます。G5のオモリにG6を追加し、喰うための間を作ることに。ですが、バレは続き、一尾もタモに入らないまま反応がなくなりました、当たり前ですが…もう10以上はバレてる…
川を少々下って、対岸からやってみますが、反応は出ません。大場所はあと一か所残っていましたが、諦めて次の場所へ移動。さらに上流の県境手前を目指します。
和泉前坂キャンプ場まで来て愕然、県境付近の崖崩れによる通行止め。石徹白川の核心部へは行けません。てことは、岐阜への抜け道がないってこと?
諦めて九頭竜川本流の大納川出合いの直下にやってきました。ここも瀬の開きがメインになります。直ぐに生命反応、でも掛かりません。対岸ギリギリを流すと掛かりました。良いサイズです、下流へ走って石の陰に入りました。水深は膝上くらいなので、岩まで寄って取り込みのつもりが、バランスを崩して、こけそうになった瞬間にラインテンションが抜けて、ハリもあっさり魚から抜けたようです。
瀬の開きは50mくらいあるので、まだまだポイントは続きます。気を取り直して次を狙います。すぐに掛ったのは真っ赤なウグイ。次に来たのは、白い腹をギラっと見せたので間違いなくヤマメかアマゴ。ですが、またもやバレました。ハリを太軸に換えてみます。
直ぐに掛かりました、バレることなくタモに収まったのはアマゴ。細軸だとフトコロが伸びてバレることがあります。この日はどちらかと言うと底バレが多い気がしていたのですが、前回と同じ仕掛けでバレバレなのは何かが合っていないのは間違いないので、ようやくここでハリを変えてみました。エサがミミズなので、端だけ咥(くわ)えてハリが掛からないこともよくあります。このポイントは川虫も豊富なので、石をひっくり返してみますが、ほぼ羽化が終わって新しい世代へ交代の時期でもあり、大きいヒラタがなかなか見つからず。採れていたら状況はガラッと違っていたかも?
この後、アタリが途絶えたので、ランチタイムへ。
いつものようにカップ麺を用意しようとヤカンに水を入れ、バーナーの準備・・・ガス缶がありません!!湯が沸かせない、昼飯は断念です。折角なので、下流へ500mほど歩いたら大場所があるので、そこへ向かいます。駐車した場所からが遠い、途中にネコヤナギの群落がある、石がゴツゴツして歩きにくいという事で、前回は竿を出していません。
暑さと空腹でフラフラになりながら到着、まずは瀬落ちからの淵、早速反応あり。掛りましたが、すぐに底バレ。もう一度、筋を変えて流してみます。流れが岩盤に当たる場所で、ガン!・・・掛からず。
淵はそれきり沈黙、瀬肩、瀬と釣り上がりますが、何の反応もなく終了。再び500mを車まで戻ります。歩きやすい川岸を進むと新しめの足跡。昨日か一昨日くらいか?
次は真名川を目指します。田植えも終わり、そろそろ水も落ち着いてきたかな?と予想していましたが、まだ20cmほど高く、竿を出してはみましたが、ウグイを2尾ほど釣って川から上がりました。水が落ち着いてからですね。ウグイに悩まされますが、ヤマメの濃い川なので、次の機会に。
時間的にはあと一か所くらい回れそうなので、最後はお気に入りの場所へ。

釣りが目的と言うより、この風景を見るついでに竿を出す感じです。昨年は一度も竿を出さなかったので、久々の風景です。
写真からもわかりますが、大小の岩が絡み合って多くのポイントを形成しています。入川口から鉄橋直下の瀬の落ち込みまで釣り上がります。
最下流部での一投目、すぐに反応が出ますが、掛からず。もう一度流すと掛かりましたが底バレ。ハリは太軸。ハリを換えてもバレバレ、もう諦めました。アタリと引きだけ楽しめたらOKです。このテキトーな性格が、そのまま結果に反映されています。
アタリを楽しみながら釣り上がると、ようやくしっかりとハリ掛かり、ついつい慎重になります。アタリだけ楽しめたら、なんて言いながらも、掛った魚は取り込みたい。

掛ったのは25cmくらいのメタボアマゴでした。背中の張り方がゴツイ。
ハリは上あごの目の下方、今日の魚たちは全てこの位置。写真を撮ろうとモタモタしていると、勝手にハリが外れたのもいて、何かしらの条件で喰いが浅かったのがバレバレにつながっていたのかもしれません。
これを最後に鉄橋下まで反応はなく、この日の釣りを終了しました。
梅雨が明ければ夏本番、高温、高湿度だと熱中症のリスクが高まります。釣りはそこそこに水分補給をお忘れなく。
そろそろ鮎かな?と迷い始めていますが、今月いっぱいは渓流魚を追っ掛けるつもりです。
プロフィール
ちぬ
渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。
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