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2023/05/26

コラム

渓流彷徨い日記 そろそろ厄介なアレの季節です

釣行日   2023年5月21日(日)
場所    和歌山県 有田川水系 室川谷川
天候    晴れ時々曇り
釣果    アマゴ
使用ロッド  ①本流 TENKARA44、②謎のプロトロッド5.4m
仕掛け   ①レベルライン3.5号(オレンジ)+ 3号(イエロー)、
      ハリス フロロ1.0号、自作毛バリいろいろ
      ②天井糸 0.6号、水中糸0.3号、錘G6、ハリ改良ヤラズ4号
釣り人   ちぬ

雨による増水、その後の引き水で条件は良いはずだと、前回訪れた有田川水系の室川谷川の更に上流をテンカラで釣り歩くことにしたのですが…
雨中で実施したテンカラ教室、竿はズブ濡れ、金曜日に岐阜荘川から帰社して、竿を分解、干したままで帰宅してしまい、使える竿がない!たまたま手元にあったのが本流TENKARA、いっちょ、これでやってみるか!と思いましたが、狭い川幅でピンに仕掛けを入れるには無理がありました。竿の長さなりの仕掛けをセット出来れば良いのですが、そうするとバックキャストで必ず木に引っかけるし、かといって仕掛けを短くすると、竿の力が強過ぎる。使うべき場所が違いますからね。早々にテンカラは諦めて、謎のプロト5.4mを使います。エサは冷蔵庫に保管していたミミズ。川虫がベストなのですが、そろそろ渓流では当歳魚が沢から下りてきます。川虫だと、当歳魚まで簡単にハリに掛かってしまうので、ほぼ毎年、田植えの季節が始まるくらいから漁期終盤までミミズで通します。ミミズだと当歳魚のほとんどはハリに掛かりません。たまに食い意地が張ったのが、水面切ってもミミズを放さずにタモに飛び込んでくるくらいです。リリース前提とは言え、ハリに掛かればダメージは少なからずありますので、ハリを外す作業もなくリリース出来るのはメリットと考えています。とにかく警戒心がなさ過ぎて、良いサイズの魚よりも先に喰ってくるので厄介です。
さて、謎の5.4mですが渓流竿と言うわけではありません。この竿の企画担当しているRock氏が、渓流で使ったら面白そうではないですか?と言っていたので、機会があれば試してみようと用意しておいたものです。
いつもの竿とは調子が全く違うので最初のうちは戸惑いばかりです。アワセのタイミングも決まりません。仕掛けだけは良く飛びます。飛びすぎるのでいつもは5号のガン玉ですが、6号に落します。それでも飛び過ぎるのはミミズの重量なのか、竿の調子に依るのか。
それにしてもアタリが多い、多いけどハリに乗らない状況。予想通り当歳魚が下りてきている気配。ようやくアワセのタイミングが掴めてくると、水面でポロ、を連発。見た目にも小さいので、間違いなく当歳魚。
ミミズを放すことなく飛んできたのは、やっぱり小さい。5cmほどか?

アタリはそこかしこで連発、時折、ミミズを放さないのが飛んできて、さらに小さい2~3cmくらいのも飛んできたり、たまにハリに掛かれば、小マシサイズ、の釣りが続きます。
アタリはそこかしこで連発、時折、ミミズを放さないのが飛んできて、さらに小さい2~3cmくらいのも飛んできたり、たまにハリに掛かれば、小マシサイズ、の釣りが続きます。
謎の5.4mもそろそろコツがつかめてきましたが、掛けても掛けても当歳魚が多く、辛抱の釣りが続きます。

謎の5.4mもそろそろコツがつかめてきましたが、掛けても掛けても当歳魚が多く、辛抱の釣りが続きます。アタリがあれば楽しいものですが、これはこれでストレスが溜まります。
有田川でのアマゴ稚魚放流は渓流釣りの漁期が終わってからなので、まちがいなく自然繁殖した魚なのですが、あちこちにその姿が見えます。始めのうちはウグイかな?とも思ったのですが、よ~く見ればパーマークが。
とにかく数が多くて、たまの小マシサイズが大物に感じてしまうのが恐ろしい。恐ろしいくらい当歳魚は食ってきますが、エサは減りません。ハリの無い所を咥えているだけなので、食い切られることも少なく、何てお財布に優しい連中なんでしょう。そういう問題ではないですね、失礼。

そうそう、ミミズを使うとハリを呑まれる確率が低いように思います。
そうそう、ミミズを使うとハリを呑まれる確率が低いように思います。川虫だと一呑みでも、ミミズだとエサを咥えて反転、居場所に戻る際に違和感を覚えてミミズを放しても、ハリだけは口に引っかかるのかも?写真のようにミミズがハリス側へ抜けていることが多いです。ウグイなんかだと、ほぼ胃袋近くまで呑み込んでいますが。
朝7時過ぎから始めて昼の1時半までほぼ半日、最後まで当歳魚に遊ばれ通しでした。
朝7時過ぎから始めて昼の1時半までほぼ半日、最後まで当歳魚に遊ばれ通しでした。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

本流 TENKARA44
ロッド
本流 TENKARA44

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