2023/11/29
コラム
渓流開発奮闘記 2023三面川サーモンフィッシング参加
- 釣行日 2023年11月某日
- 場所 新潟県 三面川左岸区域
- 天候 快晴
- 釣果 バラしてばっかり
- 使用ロッド プロト色々
- 仕掛け フロロ5号、ハリス5号、錘2号×2を基準にあれこれ追加して調整、OHサーモン20号
- 釣り人 ちぬ
手取川サーモンフィッシングに続いて、新潟県三面川でのサーモンフィッシングです。
三面川は、弊社HP内のコンテンツの一つ、「ようこそ、渓流釣りの世界へ!」vol40の取材に同行して以来となるので、5年ぶりとなります。その時は丸ボーズ、アタリすら拾えず終了となりました。
今回、企画担当SZ氏、本流アドバイザー井上さんは二日釣りでの参加。
井上さんがいるということは竿のテストですね。何の竿かは内緒、製品になって世に送り出されるか今のところ未定…サーモン用であることはバレバレですが・・・
いずれ来るべきモデルチェンジに備えての事前活動が、今回三面川サーモンフィッシングに参加した目的の一つです。一番の目的は?もちろんサケを釣りたいに決まってます!!
私は二日目に参加するので、初日の調査終了後にイヨボヤ会館前で待ち合わせ。
瀬波海岸の夕日は、とても美しいことで有名です。天気に恵まれ綺麗な夕日を堪能できてラッキー!
受付開始は朝6:30、なので早目の5:30頃の現地着。まだ夜明け前です。眠いです。
前日の日中は汗ばむ陽気でしたが、朝は気温4℃。寒いです。
寒いのでさっさと着替えてしまいます。ウェーダーを履いてしまえば温かいので。
受付も済んで、薄っすらと明るくなる中、川を見てみると・・・5年前とはかなり様相が違っています。対岸の中洲は1/3くらいに削られているようです。確か森になっていたように記憶していますが・・・あれから何度か大水に見舞われていますし、今年も大きな水が出ていましたし。
まずは竿を出さずに井上さんの横でプロトの話をあれこれ。前日のうちに触ってもらっていたので、その時の所感と私の頭の中にある設計イメージを照合しながら、話を進めます。
答え合わせのために、井上さんが振っている竿をその場で借りて振っていると、ガツッ!!根掛かり?いや掛かってました。完全に油断していましたので、ハリが貫通していなかったようです。竿をタメようとした瞬間にハリ外れとなりました。
ある程度の話もまとまったところで、自分で振る竿を用意していると井上さんが掛けたようです。
私の方は…井上さんが入っていた場所を譲ってもらい、ハリス切れ×2回、途中でハリ外れ×1回、食ったけどハリ掛かりせずサケの顔だけ拝むことが出来た×1回、の悲しい結果。
遡上が異常なほどに悪い今年、これだけのチャンスを得ながら一本も手にできないとは、情けないです。三面川の流れの圧しの強さを完全に見誤っていました。仕掛け作りから負け勝負だったように思います。
「とんでもないのが遡ってくるから、5号じゃ飛ばされちゃうよ」とは井上さん談。
釣りの技術は仕掛け作りから始まる、と考えていますが、その基本的な所で詰めが甘かったです。三面川の圧しに負けない仕掛けを用意するべきでした。
負け勝負になった理由はまだあります。このブログを以前からご愛読いただいている方は気付いているかも?ですが、最近、普段の渓流釣りで大物を仕留めていません。ほぼ渓流域の中・小物のみ・・・
大物を狙って奥越方面へ足しげく通っていた頃は、意識しなくても大物を上手く暴れさせずに取り込んでいた(そう思い込んでいるだけ?)のですが、今回の釣りでは、ついつい竿を立ててタメようとしていました。大物は出来るだけ竿を寝かせて上流へ引き上げながら体力を消耗させる・・・竿を立てると、底へ底へ突っ込もうとするので、水流抵抗が増して糸切れのリスクが高まります。また竿を立てている時の多くは、ラインが沖方向へ伸びているので、魚は抵抗して沖へ走ります。竿を上流に倒すように寝かせると、魚は底ではなく上流へついていきますし、ラインは流れと同じ方向なので、魚が沖へ走るリスクは下がります。頭では分かっているんですが、釣行回数が減ってくると、なかなか体が言うことを聞いてくれません。
スポーツと同じように、日ごろからの練習量は結果に直結してしまいます。同じような理由で、筏でのチヌもばらしてばかりで・・・年に数回程度の釣行では・・・
落ち込んでいても仕方ありません!!未完成のプロトをしっかり仕上げて、来年度の三面川サーモンフィッシングでリベンジですね。
プロフィール
ちぬ
渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。
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