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2025/04/25

コラム

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【バックナンバー 14】和製ドリーバーデン

【バックナンバー 14】和製ドリーバーデン

【TROUT MEETING】では過去の記事をバックナンバーとして公開しています。今回は「【バックナンバー 14】和製ドリーバーデン 」の記事をご紹介。当時のスタッフが憧れの魚を求めて北海道で釣行した様子をご覧ください。

憧れの魚を求めて。

「ドリーバーデン」。海外遠征の記事では良く目にする降海型のオショロコマ。

鮮やかなブルーグリーンの背中に、朱点がちりばめられる白銀のボディ。写真で見るだけでもウットリしてしまう、この美しすぎる魚体に何度となく海外遠征を夢見てきたが、タイミングが合わず未だ実現していない。

しかし、この魚を日本国内で狙う事が出来る場所がある。そこは北海道然別湖。
ドリーバーデンと見紛う程に美しい、湖産のオショロコマを特別解禁期間にC&R限定で狙う事が出来るのだ。

しかも、この湖に生息する和製ドリーバーデンこと「ミヤベイワナ」は天然記念物に指定される固有種で、オショロコマに比べ胸鰭や尾鰭が大きいのが特徴として挙げられる。

鮮やかなブルーグリーンの背中に、朱点がちりばめられる白銀のボディ。

日本代表がW杯決勝トーナメント出場を決めた頃、北海道には初夏の陽気が訪れていた。

朝6時、管理棟でガイドの方から状況を伺うと「水温が上がってきているので、しっかり沈めて狙ってください」とのアドバイスを頂く。

始めは、魚のアベレージサイズを考慮して、スリムスイマー8gや刀雅67Sからスタート。1時間が経過した頃、ふと周りを見渡すと、皆同じ様な狙い方をしていながら、釣れているという雰囲気は感じられない。 

「攻め方がズレている?」そこで、ルアーをスリムスイマー22gに交換。10g程度のスプーンでは、しっかり沈めたとしても巻くとルアーが浮き始めてしまい、水深10m以上ではレンジキープがし辛い。

しかも、この湖に生息する和製ドリーバーデンこと「ミヤベイワナ」は天然記念物に指定される固有種で、オショロコマに比べ胸鰭や尾鰭が大きいのが特徴として挙げられる。

より深いレンジをしっかり浮かずに横引き出来る様な、そんなイメージで選択する。

するとこの予感が的中!ティップを注視しながらストップ&ゴーを繰り返していると、「コンコン!」と小さなアタリが出る。

しかし、スプーンが大きすぎるからか、簡単にはフッキングに至らない。そこで、ストップモーションを少し長く取り、フォーリングで「喰わせの間」を演出すると、先程より強くロッドが絞られる。

100m近くラインが放出されている状況なので、いつもより大きくフッキングを入れると、バットからロッドが絞り込まれた。

ファイトの最中も、ミヤベイワナは何度も首を振り、抵抗を繰り返す。ここの魚は力強い。

そして、水面に浮き上がってきた魚体は湖と同じ深い翡翠色の背中に青みがかった銀色の魚体。朱点はかなり薄く、白点も混在する。その美しさに息を呑んだ。

そして、水面に浮き上がってきた魚体は湖と同じ深い翡翠色の背中に青みがかった銀色の魚体。
朱点はかなり薄く、白点も混在する。その美しさに息を呑んだ。

タックル&装備

Rod: CARDIFF 76ML
Reel: CARDIFF C3000HG
Line: Power pro 0.6号 + Sephia MIRACLE LOOP8 1.5号
Lure: Slim Swimmer 22g

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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