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2024/06/06

コラム

渓流彷徨い日記 赤い軍団絶賛遡上中!!

釣行日   2024年5月31(金)
場所    福井県 九頭竜川水系
天候    
釣果    ヤマメ
使用ロッド   原点流 抜70NL
仕掛け   天井糸0.6号、ナイロンハリス0.3号
釣り人   ちぬ

前回の奥越釣行で“五月にリベンジ”と言っておきながら、気付いたらもう五月も終盤。丁度、月末は休業日、しかも週の前半にまとまった雨。これは絶対にチャンス!!lってことで、大野市漁協~奥越漁協管区を釣り歩いてきました。


いつもの通り前夜の出発、車中泊。辺りが明るくなって自然に目が覚めたら活動開始。
まずはとある支流へ。水位はこのうえなくベスト。増水後の引き水ですが、本命らしいアタリが出ません。ドンっと叩くウグイ特有のアタリは多い。ウグイと言えば、この時期の真っ赤な軍団…忘れてました、彼らの存在。まさに絶賛遡上中のタイミング。やはりこれでした。

何十匹単位の集団で動いているので、これがいる場所では釣りになりません。

何十匹単位の集団で動いているので、これがいる場所では釣りになりません。私の腕では…
ここからはウグイの集団がいない場所を探してしばし放浪です。
「あの枝沢に行ってみよう!まだ入ったことがないし・・・」河川工事中の看板が。
じゃあ、次はあそこか・・・ひたすらウグイが。
支流、枝沢はダメっぽい。完敗です。九頭竜川本流へ。

湯上発電所の上流から再スタートです。

湯上発電所の上流から再スタートです。発電所から下は禁漁区。
ここからしばらく大野市漁協、奥越漁協共同管理となっています。どちらか一方の遊漁券だけで良いのか?両方必要なのか?ずっと気になってます。漁協に聞けばいいのですが、毎年、両方の年券を購入しているので、もう十何年も聞かず仕舞いです。
川への入り口には、そこそこ古いものではありますが、こんなものが・・・熊には気を付けましょうの看板代わり。今回はサルの小集団がお出迎え。これはこれで怖い。

この淵から上を釣り上がります。

この淵から上を釣り上がります。瀬と落ち込みが連続するエリアで、何度グッドサイズを逃したことか。ですが今回はウグイすら反応に乏しい。さっと見切りをつけて竿を仕舞います。


次の場所・・・アタリはあります。ウグイでなくアマゴかヤマメっぽい鋭いアタリ。
ここでもウグイ軍団のいないエリアに入れたようです。
サイズは今一ですが、掛ったのはアマゴ。これの前に良型を抜く瞬間にポロリしてしまいましたので、ほっと一安心したのも束の間、サイズが小さく、抜いたのは良いものの、予想外に勢い良過ぎて、危うく頭上を通過しそうになって、これを飛び跳ねてキャッチ。餌箱のフタが開いて、中のエサをぶちまけてしまいました。

ミミズなので、口から溢れています。

ミミズなので、口から溢れています。アワセのタイミングによってはバラシが多い理由でもあります。新子サイズだと鈎掛かりする確率が減ってくれるメリットも・・・。


ぶちまけたミミズたち、ほとんどが行方不明。夕方一杯までは足りません。川虫探し開始。
しかしながら、白っ川になった状況下、そう簡単にはいきません。石をひっくり返してヒラタやクロカワを探してみたり、川底ゴソゴソでキャッチしてみたり・・・採れません。
残ったエサ頼みで、次の場所へ。反応はありません。ならば川虫だけでも・・・れません。


次は、前回の釣行でタモを粉砕した場所です。釣りを継続できずに竿を出せていないポイントもあるので、またひっくり返らないか不安ですが、とりあえず竿を出してみます。


目につきやすい、いかにもなポイントでもアタリは出ますが、鈎に掛からない。きっと先行者に良型は釣られてしまっていて、小さい魚だけが残っているのだろうと予想。5分ほど歩くとザラ瀬があります。有田川でもそうだったように、ザラ瀬はスルーされがちで、意外といい魚が残っています。エサ釣りだと根掛かりして釣り辛い、ルアーを引くには水深が足りないなど、理由は色々あると思いますが、何年か前、ぬけさく氏との日置川釣行では、ザラ瀬の中から次々とアマゴを抜く様子に目からウロコだったのを覚えています。


果たして今回は?

出ました。決して大きくないですが。

出ました。決して大きくないですが。

底石が丸見え、しかも玉石で隠れ場所がないように見えますが、流心の向こう側のタルミがポイントになっています。

底石が丸見え、しかも玉石で隠れ場所がないように見えますが、流心の向こう側のタルミがポイントになっています。
ただ、大場所ではないので、この一尾のみ。あとはひたすらウグイと戯れて終了。残り少ないミミズが・・・こでも川虫が採れないのに。


とうとうミミズは残り3匹となりました。時刻はまだ昼の2:30を過ぎたところ。予定では午後5時くらいまで竿を出すはずだったのですが、最後の移動となります。
下流から順に、緩く落ち込む瀬とその開き、開きっぽい底石点在するポイント、しばらく淵が続いて段々瀬からの落ち込みと続く場所。


最下流部はウグイっぽいアタリは出ます。粘らずその上へ。
ザラ瀬とまでは言わないまでも、ここも上流の落ち込みポイントに目が行って、スルーされがち。

き来たは、この日の最長寸。23cmくらい。

きたは、この日の最長寸。23cmくらい。
予想通り、落ち込み、段々瀬は反応なし。ミミズを使い切って3時前での終了。
そろそろ九頭竜川も鮎がスタートする季節です。次回は、鮎とセットでテント泊釣行も面白そうです。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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