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2025/05/01

コラム

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渓流彷徨い日記 ■撤退で終了、今年の奥越・大野初釣行■

釣行日   2025年4月25日
場所    福井県 九頭竜川水系 本流、色々な支流
天候    曇りのち晴れ
釣果    スーパーで買った山菜・・・
使用ロッド   小継5.3m
仕掛け   天井糸0.6号、水中糸0.25~0.3号、オモリ:G5~G4、ハリ:4号、エサ:ミミズ
釣り人   ちぬ

九頭竜川水系大野市漁協、奥越漁協のエリアへやってきました。毎年の恒例行事のようになっていますが、2月、3月は雪が多かったこともあって、昨年同様、これが今年の初釣行です。
それにしてもガソリン価格の高止まり、何とかなりませんかね。サラリーマンには厳しい!出発前に満タン、帰ってきて満タン、締めておおよそ¥1.5万也。我が家はお小遣い制でなくて良かったです。とは言え、家計直撃は間違いない、お米も食料も大変なことになっています。
ということで前日の夜に出発し、大野市の名水である御清水(おしょうず)をくんで飲料水を確保してから、いつも野営地に利用している勝原園地へ。
到着して車中泊の用意する中で聞こえてくる轟音、結構な水量であることが伺えます。
夜が明けて川を確認すると…

九頭竜川
九頭竜川

こりゃヤバイ!向こうに分流が見えていますが、普段は全く水がない場所です。週半ばの雨と雪シロでえらいことに。平水+1mくらいか?落ちたら4ぬやつです。これでは竿を出すことが出来ないので、支流あちこちを見て回ることに。

勝原園地へ通じる道からの荒島岳。まだタップリ雪が残っています。

勝原園地へ通じる道からの荒島岳。まだタップリ雪が残っています。

上流へ向かう途中からみた荒島岳。

上流へ向かう途中からみた荒島岳。

まずは大納川。水は高い状況で、雪シロ特有の濁りが入っています。枝沢に入ればなんとかなるかも?とは考えてみましたが、谷からの流れ込みを見る限り、それも期待薄。さらに上流へ向かい石徹白川。

山原ダム

たびたび、このブログで出てくる山原ダム。オーバーフロー式のダムですが、写真の通り、かなりの水量です。釣り場はこの下流となりますが、ほとんどの石は流れの底。危険なので諦めます。

山原ダムサイトの桜は丁度満開でした。

山原ダムサイトの桜は丁度満開でした。

前原キャンプ場まで上がってみましたが、竿を出すには躊躇する水量は変わらず。打波川に向かいます。南側に向けて開けている為、雪解けが早く、ちょっとはマシかも?と淡い期待にすがりつつ、勝原駅周辺のハナモモを堪能。

遠望なので写真ではよく見えません。気になる方は現地へぜひ。

遠望なので写真ではよく見えません。気になる方は現地へぜひ。

下打波地区、ここも増水でダメです。支流の谷山側は辛うじて何とかなりそうですが、川が狭いので単竿で半ばチョウチン的な釣りも必要になってきます。とりあえず、ちょっとだけ竿を出してみて、ダメなら帰ろうと釣り支度。ウェーダーを収納しているバッカンを開けてビックリ、これはもしや?

マダニ

マダニではないのか?Googleで調べてみよう…電波がない。とりあえず、潰しておきました。どうやら前回の釣行の時にウェーダーにくっついていたのでしょうが、ウェーダーの中に隠れていたらと思うとゾッとします。電波が入る場所で調べたら、やはりマダニでした!
谷山川も全体的には増水なのですが、取水堰堤から下流は穏やかな流れだったので、小一時間ほど竿を出してみました。結局何も反応はなく、今回は朝9時をもって納竿、帰路に就きましたが、地元ならではの食材を買おうと大野市街のスーパーに立ち寄ってみますと、店に入っていきなりワゴンに大量の山菜。コゴミ、タラの芽、コシアブラ…コシアブラお買い上げ!さらに店内を見て回ると、沢庵煮が。これも福井ならでは・・・多分。沢庵をわざわざ塩抜きして炊き直した一品で、元々は家庭料理のようです。妻にとっては祖母の思い出の味らしいのですが、店で売っているのとは味が違うみたいです。
時間とお金を掛けて遠征してきたわけですが、増水の川に流されては元も子もありません、潔く撤退するのも大事です。
増水中のウェーディングで流される事故、年に何回かは耳にします。山歩きも釣りも無事に帰ることが何より優先されることだと思います。遠征には釣り以外にも買い物、プチ観光など色々と楽しみがありますから。
さて、今回は水量さえ問題なければ一泊二日を予定していました。二日目はいつものテンカラしばり。久々にMAYSTONE 36を使うつもりでした。既にカタログ落ちしてしまいましたが、細身の設計なので空気抵抗が少なく、一日キャストし続けるのが楽なのです。諸事情でカタログ落ちしましたが、いずれ何かの新製品で復活させたい竿の一つでもあります。

まだシーズン終了までは長いので、またの機会に。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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