2024/06/26
コラム
渓流彷徨い日記 有田川、2024納竿釣行
- 釣行日 2024年6月17(月)
- 場所 和歌山県 有田川上流
- 天候 曇り
- 釣果 アマゴ
- 使用ロッド テンカラ竿プロト 3.3m
- 仕掛け レベルライン3.5号、フロロハリス1.2号、バーブレス#14ブラスヘッド自作
- 釣り人 ちぬ
有田川のアマゴ釣り漁期は6月末まで、最後はテンカラで締めです。
どこに入ろうかな? と思案しながら現地へ。鮎が解禁して既に一カ月以上経ちます。
鮎釣師に追われたアマゴが上流域に集まってるかも? と勝手な妄想、まずは梁瀬上流に入ることに。
現地着は7時過ぎ、午後から天気が崩れる予報のためか、釣り人の姿は見えません。
高低差約30mの杉林を下りて河原へ。前回よりも更に渇水。果たして釣れるのか?
まずはプロト3.6mを伸ばします。スルスル、スルスル…気付いたらレベルラインが地面に落ちています。リリアンから抜けたか?
竿先をよく見ると穂先がありません。なんと2番節が折れてる。竿袋にも入れず、仕掛けを付けたまま無造作に車のトランクへ放り込んで約一カ月、その間に負傷していたのか…
竿は丁寧に扱う事!! 師匠からよく言われていましたが、まったくその通りです、反省。
高低差30mを登り返します。息が続きません。山歩きだとここまで息が上がることがないのは何故?
重いとは言え、不整地を歩くために設計されたトレッキングシューズだから?
竿を交換して再び下ります。ポイントは下りた場所の上下約200mくらいしかないので、ここでダメなら、また30mを登ることに。釣れても30mを登るんですが…
瀬か淵か? ここまで渇水なら水深のある淵? 瀬でも落ち込み直下~白泡の切れ目まで?
テンカラ経験値はエサ釣りの10分の1にも満たないので、自信を持って攻めきれない。となれば取る手は一つ、気になる場所は全て打つ。ひたすら打つ。打つのみ。
結果、生命反応なし。本日2回目の30m登頂。1回目より、ハァハァ…、倍以上の時間がハァハァ…掛かりました。
さてどうしよう?? から天気が崩れるとなると、お昼過ぎまでの釣り。少しでも可能性のある場所となると、新子から上かな?? 言うことで、二回戦スタート。瀬で早速の反応、でもアマゴでなくカワムツかも?? 命ではないにせよ、期待度が高まりますが、反応は期待度ほどもなく、ひたすら打つ作戦継続。「エサではなく、毛鉤に出る魚が着く場所」の核心をまだ理解できてないのです。
ここから核心部、となる場所にやってきました。最下流部淵への落ち込み、良さそうな雰囲気ですが、反応が出ません。
落ち込み直上の段は、その上の段からの落ち込みからの流れが岩盤に当たっていて良さそうな雰囲気。白泡のキワへ打って、流す事1、2、3、キラッ!!!っかりと鈎掛かり。
コックサドルを自己融着テープで巻いたブラスビーズヘッド #14バーブレス自作毛鉤でした。ハリスがヨレヨレ、こんなのでは釣れませんよー!て言われそうで恥ずかしい。
いよいよ核心部の核心、期待しかありません。が、全くの無反応でした。
時間的には次が最後。前回、折りたたみ椅子を置き忘れたポイントへ向かうと、ポツンとお迎えを待っておりました。約一カ月間の雨、風による汚れはありましたが、無事回収です。
せっかくなので、このまま川へ下りましょう!!!、やはり高低差約40mを下った先に見えたのは…水遊び中の親子。邪魔しては申し訳ないので、そっと40mを引き返して、ハァハァ…
風も出てきたし、雲行き怪しいし、2024の有田川での渓流釣りは、これで終了としました。
プロフィール
ちぬ
渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。
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