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2022/07/08

コラム

渓流彷徨い日記 暑い…でも本流で竿を出したい!

釣行日   2022年7月1日(金)
場所    福井県 奥越漁協管内 九頭竜川
天候    快晴
釣果    アマゴ,ヤマメ
使用ロッド  原点流 抜70(ちょっと改良試作バージョン)
仕掛け   天井糸0.6号、水中糸ナイロン0.25号、OHスーパー山女魚6号
釣り人   ちぬ

先日のテンカラではサイズに不満がありました。やっぱり本流で大きいのを釣りたい!ってことで、九頭竜川へ。
恐らく高水温、日が昇るまでの朝一勝負。
ところで、本流での釣りって聞いて、皆さんどのような釣りを思い浮かべるでしょうか?9m前後の長竿、太くて重い竿、40cm,50cmの大物を狙って、日に何度もないアタリを求めてひたすら竿を振り続けるハードな釣り。そんなイメージをお持ちでは?
確かにそれも本流の釣りですが、そんな釣りばかりではありません。もっと気軽な、普段の渓流釣りの延長的な本流の釣りもあります。
ラインは0.3号前後で、錘はG5~G3を使用するエサ、釣り場の水深や水量に合わせて選択。そんなにゴツイ仕掛けではありません。
ただ、竿だけは小継渓流竿ではなく、それに適した竿が必要になります。今回、私が選んだのは原点流(製品とは一部異なります)ですが、弊社ラインアップでは、スーパーゲームベイシス H70-75Z(ランドロック系を狙う竿なので、普段使いにはちょっとオーバースペックと感じるかも?)、カタログ落ちしてしまいましたが、流翔H65やH70など、比較的胴に乗りやすい竿が向いています。釣れる魚のサイズが良いのもありますが、なるべく長手尻を使いたいのもあります。
釣り場は、7mくらいの竿が丁度良い川相なので、ポイントとポイントが遠く離れているようなことはなく、川歩きは渓流での釣りと大差ないですし、比較的開けた場所なので、木に仕掛けを引っ掛けるようなことも稀ですので、釣りやすい、歩きやすい、釣れる魚は良型…となれば、いつも渓流しか入らないと言う読者さんも、やってみよう!となりませんか?
ってことで前日の晩に大阪を出発。いつもの場所で車中泊。窓を閉め切っていても、ギリギリ暑くない気温。さすがに川の近くは、夜間の気温は低めです。
朝の4時半、白み始めた空に合わせて目が覚め、そのまま釣り場へ向かいます。
渇水、高水温を踏まえて、比較的水深があるポイントが連続するエリアが狙いです。あそこか?それともそっちか?そっちにしよう!
瀬と落ち込みが連続し、その最下流が淵になったエリアです。渇水ですから、そもそも水深がある場所に魚は溜まります。さらに高水温なので、少しでも涼しいであろう深みに隠れているとの予想。
まずは水温を計測、すでに18.8℃。これは朝一勝負にもならないかも?一抹の不安...
まずは第一投、ゴン!かなりの引き、良型で間違いなし!

いきなりの尺、やっぱり本流は良いな~。出来すぎ!

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川の真ん中の岩の後方にある緩い流れにいました。
第二投、ゴン!またまた良型の予感。対岸の大岩の前にある白泡の向こうに仕掛けを入れて、そのまま流れに乗せて流していると、その大岩後方2mくらいの場所で喰いました。
尺には遠いですが、26cmの良型。

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その後も、こんなヤマメが、

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このような落ち込みから続く深みで釣れたり、

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ちょっと小ぶりなのが、落ち込みからの深みで出たり、

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しながらの、新子サイズ。使用しているエサがミミズなので、アタリが出てもこのサイズは簡単には針に掛かりません。ミミズの端だけ喰いちぎることがほとんどです。大きいエサを使うメリットの一つは、このようなリリースサイズを無駄に掛けてしまうリスクを減らすことにあると思います。リリースしても、多少のダメージを与えてしまうので。

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さすがに日が昇ってしまったためか、ウグイの猛攻が始まってしまったのと、水筒を携帯し忘れたので、一旦、このコースは終了です。
車に戻り、十分に水分補給。
次の場所は深みのある流れが少なく、瀬が中心のエリア。
瀬の最下流は淵になっていますが、ここでは何も出ず。
瀬の落ち込み、落ち込み脇のタルミなどなど、酸素供給量が多い場所、日陰、ちょっとでも深い場所を重点的に探りますが、なかなか反応が出ません。ここで水温を計測、20℃になってます。これはもう限界かな?と思っていると、瀬と瀬の間の平らになっている場所の溝で喰ってきました。ただ、アタリは出ず、仕掛けを回収しようとしたら、喰っていた感じです。

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ちょっと釣り上がって、同じようなポイントで、やはり同じようにアタリが出ないままに喰っていました。

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水温が高く、動くのが嫌なのか?エサは喰わないといけないので、とりあえず目の前に流れてきたのだけを、居喰いしているのか?
コチラとしては20℃でも喰ってくれただけ嬉しいですけどね。
このコースでもまたまた水筒忘れたので、一旦、この2尾目で終了。
さすがにこれ以上は、なかなか喰ってきそうにない水温。人間の方も暑くてカラだがもちません。ってことで、ペヤングのにんにく納豆やきそばを食って、帰阪の途に着いたのでした。やっぱり本流の魚は良型が多くて楽しいですね!

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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