2025/06/09
コラム

~続・アクティブキャスト絶好調!【日置淳】~
釣行日 2025年5月16日・18日
場所 鳥取県米子市
天候 曇り
釣果 シロギス・マゴチ・シーバス
- 使用ロッド: サーフランダー385EX
- 使用リール: アクティブキャスト 細
- ライン: キススペシャルEX4 PEテーパー 0.8号-7号
- テンビン: 半遊動天秤
- オモリ: 25号
- 仕掛け: 攻めキス投げ仕掛け5号 グロー留5本バリ
- エサ: イシゴカイ(ジャリメ)
みなさんこんにちは。インストラクターの日置淳です。
前回の和歌山に引き続き、日本海方面からもシロギスの便りが届き始めたので、先日、鳥取県の米子市のサーフに向かいました。
米子市といえば、ジャパンカップが開催される弓ヶ浜海岸が有名ですが、今回は同じ米子市でも大山寄りの海岸を釣り場としてチョイスしてみました。
チョイスした理由?事前情報が無いので、私の動物的な勘です。ただ、それだけで釣り場を選んでみました。意外に動物的な勘が当たる事が多いのも事実なのです。
釣り場にはAM6時頃に到着。沖合に消波ブロックが入ったポイントを目指します。

偏光グラスで海面を見ると、以前に比べて水深が少し浅くなっているように感じます。
また、荒れ後なので、海岸には波によって海底から引き裂かれた海草が海岸に多く漂着しています。
大山からの雪代の影響で、水温も低いようです。果たしてシロギスは姿を現してくれるのでしょうか?
この日のタックルは例にもれず、前回の和歌山釣行と同様の、「サーフランダー385EX」と、「アクティブキャスト細」のコンビです。

エサとなるイシゴカイを2センチ程度に切ってハリに刺し、沖にある消波ブロック手前にキャストします。距離にして5色出切り(約130m)。
海底をゆっくりトレースしますが、反応がありません。5~6m仕掛けを引いたところで、
何か障害物にオモリが引っかかる感触がありました。思わず仕掛けをステイします。
「モゾッ」と竿先に前アタリを感じた直後、「ギュイーン」と竿先が数十センチ引き込まれました。
「お~居るやん!」と思わず声が出ます。勿論、続くアタリを待ちますが、アタリは1回きり・・・。
仕方なく仕掛けを回収する事にします。
ファーストキャストは23センチの良型。思わず笑みがこぼれます。

やはり、良型は、根まわりや、障害物付近に居るようです。ただ、荒れ後なので、海草のかたまり等、海底に多くの障害物が沈んでいる模様です。
海底の障害物をかわすべく、少し右側のコースを攻めます。
やはり、障害物の無いエリアでは反応がありません。
海底もそれ程変化が無く、シロギスが回遊するような海底ではありません。
1色(25m)仕掛けをトレースしたところで、ようやく海底のカケアガリをキャッチ、と、同時に竿先にアタリが出ます。ひとつの群れの匹数が少ないと判断。そのまま仕掛けをステイさせます。
2回、3回と続くアタリが出ますが、それ程大きくないようです。
次投は、16センチクラスの3連。素バリ無く掛かって来ますが、水温が低いようで、まだ本調子ではないようです。
4色(約100m)のエリアで2連掛けが続くものの、20センチを超えるサイズは姿を見せてくれません。
ここで、1投目にキャストした障害物の際を引いてみる事にします。すると、仕掛けのステイと同時に、竿先に激しいアタリが続きます。やはり障害物の周辺に良型が群れているようです。数匹がほぼ同時にエサを捕食したようで、アタリが続きません。
数匹がハリ掛かりしている心地良い手応えを楽しんだのは、20センチオーバーを含む4連。

やはり、障害物付近にシロギスが溜まっているようです。
そこで、同じポイントを徹底的に攻めてみる事にします。
少し沖にキャストし、ゆっくりとポイントへ仕掛けを運びます。「モゾッ」という前アタリの後、385EXの竿先が30センチ程、引き込まれました。直後、いきなり1mくらい竿先が引っ張り込まれました。
ある程度、予測はしていましたが、フィッシュイーターが、ハリ掛かりしたシロギスを捕食したようです。
こういう事、シロギス釣りをしていて良くある事なんです。
瞬時にローターのストッパーをOFFにして急な引き込みに対応出来るよう、ローターの下部を左手で押さえます。
案の定、いきなり10m近く走られました。ここは何とか余裕を持って対応します。
アクティブキャストのスプールに巻かれたラインカラーを見ると残り約5色(120m)。
さぁ、どうしよう、今回の仕掛け「攻めキス投げ仕掛け5号」、ハリスは0.8号、
「獲れるかなぁ~?」
呼吸を整え、浜を走る覚悟でハリ掛かりした大物に対応する準備をします。
過去にこういう状況に何度も出くわしているので、あまり不安は無いつもりなのですが・・・。

それからというもの、ローター下部を親指で押さえ、急激な引きにはローターを逆転させてラインを出し、抵抗が弱まった時にはハンドルを回して数メートル巻き上げるという状況が続く事、十数分。時には浜を駆け下り、左右に走り、何とか捕りたいという思いで、全力で対応します。
ロッドを引ったくられ、約15分が経過しました。力糸を巻き込み、フィニッシュは目前。
もう一回深呼吸し、冷静さを保ちます。
見えました。50センチをゆうに超えるマゴチです!
そこから反撃が数回ありましたが、何とか浜に引きずり上げたのは、55センチのマゴチ!!

良く獲れたもんです。口元を見ると、「攻めキス」5号が唇にしっかり掛かっていました。
アタリを捕らえたシロギスは何処へ・・・。
いや~、このハリ、そして0.8号のハリス、強いですね~。仕掛けに感謝です。
そして、「アクティブキャスト」のローター回転の滑らかさにも感謝感謝です。
それからは、このやり取りでシロギスが散ってしまいましたが、予想外の大物確保に大満足。予定時刻より早上がりをしました。

そして、今回の釣行で味を占め、翌々日に、アドバイザーの岡野先輩と再度同じエリアに釣行。
シロギスはイマイチの釣果でしたが、同じタックル・同じ仕掛けで、60センチクラスのシーバスを仕留める事が出来ました。岡野先輩も、同じくシーバスを仕留められ・・・。
この日はシーバスがまわっていたようです。

引き続き、アクティブキャスト絶好調です!
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