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2024/08/22

コラム

盛夏の南紀でハマフエフキナイトゲーム 【日置淳】

釣行日: 2024年8月2日(金)~3日(土)
場所:  和歌山県白浜町
天候:  晴れ
釣果:  ハマフエフキ

  • ロッド: プロセレクト(振出)425AX-T
  • リール: パワーエアロTD(太糸仕様)
  • ライン: タナトル8 6号
  • リーダー: ナイロン20号
  • オモリ: 30号
  • ハリス: ナイロン30号
  • ハリ: 22号
  • エサ: ヒイカ・スルメイカの短冊

みなさんこんにちは。インストラクターの日置淳です。
ここ最近、和歌山県・中紀での磯投げでは、ハマフエフキが好調で、60センチ台後半から70センチオーバーの大型が1回の釣行で数匹上がるという、近年に無い好釣果。
メインは夜釣りにはなるものの、夕マズメや朝マズメなどの明るい時間帯にもアタってくるので、油断は出来ません。
この釣果は7月中旬前後のもので、釣り上げた個体を調べると、オス・メス共、産卵直前の個体でした。
「産卵前の最終チャンス!」との思いで、7月下旬に釣行するも、残念ながら本命に出会う事はありませんでした。
満月まわりの大潮だった事もあり、「まさか今日が産卵日なのか?」と・・・。
そこで、8月初旬、新月まわりの中潮から大潮に変わるタイミングで、今回は8月に実績のある南紀の地磯へリベンジ釣行する事にしました。
釣り場到着後、早速、置き竿での私の中の最強ロッド「プロセレクト425AX-T」に「パワーエアロTD」をセットします。

今回のタックルコンビ、昨年対馬の磯投げにおいて60センチオーバーのイシダイを、ほぼゴリ巻きで釣り上げた実績がある、置き竿での大物狙いの最強コンビ!です。
これで鬼に金棒です。何の心配もありません。
エサとなる小型のヒイカをハリに刺し、100m付近に投入します。ロッドをあおって底の状態を確認し、少し深みになった海底の溝の部分にエサをおきました。
2本目、6センチくらいに切ったスルメイカの短冊3本をハリに刺し、少し左側のポイントへ約80mのキャスト。
このポイントは、やや深く、海底は砂底のようです。

ロッド2本共、竿尻には、「尻手リング」を介してロープを装着、オモリを多数収納して重みのある「システムバッグXT」Lサイズに結び、ロッドが大きく引き込まれた時にも対応します。

ロッド2本共、竿尻には、「尻手リング」を介してロープを装着、オモリを多数収納して重みのある「システムバッグXT」Lサイズに結び、ロッドが大きく引き込まれた時にも対応します。

まわりがくらくなってから、竿先に「モゾモゾ」と小さいアタリが連発するも、すべてが

まわりがくらくなってから、竿先に「モゾモゾ」と小さいアタリが連発するも、すべてが
「ウツボ」。ハマフエフキ釣りには仕方ないゲストですね。
しばらくウツボが続きましたが、干潮の潮止まりと同時にアタリが止まりました。
やはり、どの魚においても潮に敏感ですね。
1時間近く潮が動かない時間が続きましたが、足元の海面が「ザワザワ」として、潮が上げに変わった事を教えてくれます。
「今が時合だ!」と、新鮮なヒイカ・スルメイカの短冊をハリに刺し、ヒイカのエサを、やや右側の100m付近に、スルメイカのエサを正面80m付近にキャストします。
すると、まもなく、右側にキャストした「AX-T」の竿先に小さなアタリが出ます。
直後、一気に「AX-T」が海面に向けて発射しました。
ドラグは、魚が反転した時に確実にフッキングするよう、.あえてフルドラグです。
ロープが完全に伸び切ったところで、カラビナから尻手ロープを外し、小さいストロークで「ビシッ」と合わせます。
ズシっとした重量感が伝わって来ますが、それ程大きくはないようです。しかし、ハマフエフキ独特の荒々しい手応えが伝わってきます。.
ロッドとリールの強靭なパワーを活かし、2回3回と高低差のある高い瀬をかわします。
一気に水面に浮かせたところで再び、強烈な首振り&突っ込み。ここは冷静に対応し、
岸際まで寄せて、ゆっくりと玉網ですくいます。

胴長10センチのヒイカを丸呑みしたのは、60センチのオスでした。

胴長10センチのヒイカを丸呑みしたのは、60センチのオスでした。
狙いは70センチオーバーなので、物足らないサイズですが、荒々しい手応えに、とりあえず満足です。
ヒイカが今日の当たりエサと判断。両方のハリにヒイカを刺し、同様のポイントへキャストする事にします。
ハマフエフキも群れをなして回遊してくる魚なので、引き続きのアタリを期待します。

しかし、群れの匹数が少ないのか?産卵に入ったのか?続くアタリがありません。
このサイズでも、大きなアタリを見せてくれるので、竿尻が浮いた瞬間、「ドキッ」とします。

しかし、群れの匹数が少ないのか?産卵に入ったのか?続くアタリがありません。
例の如く、ウツボの猛剛撃を受けながら耐えの時間が続く中、再び竿尻を浮かせたのは、40センチの小型。
このサイズでも、大きなアタリを見せてくれるので、竿尻が浮いた瞬間、「ドキッ」とします。

この後、満ち込みの潮が大きく動く時間帯はアタリが無かったものの、夜明け直前の満潮の潮止まり前、再び左側の「AX-T」が海面に向けて発射しました。

この後、満ち込みの潮が大きく動く時間帯はアタリが無かったものの、夜明け直前の満潮の潮止まり前、再び左側の「AX-T」が海面に向けて発射しました。
合わせの直後、強烈に沖へ走る抵抗を見せましたが、1匹目よりトルクがやや小さいようで、意外にすんなりと手前へ寄って来ました。
しかし、ここで最後の抵抗を見せ、激しく首を振る手応えが伝わって来ます。
ゆっくりと浮かせ、玉網に収まったのは、体高のある50センチ。
サイズはイマイチでしたが、元気な手応えを楽しませてくれました。
ハリはガッチリを口元に掛かっており、エサは、スルメイカの短冊を2本とゲソ1本のミックス掛けでした。

「最後にもう1匹!」と、辺りが完全に明るくなるまでアタリを待ちましたが、その後はアタリが無く、ノーフィッシュ。

「最後にもう1匹!」と、辺りが完全に明るくなるまでアタリを待ちましたが、その後はアタリが無く、ノーフィッシュ。
ここでストップフィッシングとしました。
おそらく、産卵に入ったと思われる厳しい状況の中、70センチを超える大型には出会えませんでしたが、ハマフエフキの力強い手応えを楽しめた今回の釣行でした。

ここでストップフィッシングとしました。

プロフィール

日置 淳 (ひおき じゅん)

インストラクター

投げ釣りのスペシャリストであり、キスの引き釣りから磯投げ大物釣りまでこなすマルチアングラー。 四季の魚を求めて全国各地を釣り歩き、投げ釣りの楽しみを全国各地のキャスターに伝えている。 各種キャスティング大会では輝かしい好成績を残し、トップキャスターでもある。

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プロセレクト (振出)

ロッド

プロセレクト (振出)
パワーエアロ TD
リール
パワーエアロ TD
タナトル 8
ライン
タナトル 8

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