2025/08/21
コラム

2025年8月 鳥取県・中部、西部釣行 【伊藤幸一】
釣行日 2025年8月10日~12日
場所 鳥取県・中部北条海岸周辺、西部弓ヶ浜周辺
天候・気温 雨時々曇り、12日西風強し 30℃前後
釣果 14cm~25cmのシロギス 3日間合計約120匹
- 使用ロッド: キススペシャルDX+、FX+
- 使用リール: キススペシャル45
- ライン: キススペシャルEX4 0.6号、0.4号250m
- 力糸: メインライン一体(先端100cmカット)
- 仕掛け: キス専用鈎7号、チモトに夜光ピンク、グリーン留め、ハリス1.0号、モトス1.75号5本鈎~10本仕掛け(仕掛けはオールフロロカーボン製)
- スナズリ: フロロカーボン製2.5号、60cmテンビンアームにスナップ付け
- テンビン: タングステンL型ブラテンビン25~27号
- エサ: ジャリメ(イシゴカイ)、青イソメ
皆さん、こんにちは!神奈川の伊藤幸一です。
今回は、8月10日~12日の3日間で、鳥取県・中部北条海岸周辺と米子市・弓ヶ浜周辺に釣行してきました。
DAY1
神奈川からの道中は、途中から、土砂降りの雨模様。前線が日本全体に掛かり、大雨をもたらしています。今回の釣行も行くか迷ったのですが、風向きは悪くなく、釣りにはなりそう?ということで、多数決の結果、強行となりました(笑)
ところが、目的地の北条海岸周辺は、沖から大波が押し寄せ、釣りは不可能との判断。前線の影響で、これほどの波になるとは、少し予想を外しました。アテンドをお願いしている地元の方と状況を考え、弓ヶ浜の南側なら、このウネリは抑えられると思う?とのことで、可能性を信じ、弓ヶ浜までの大移動となりました。
現場に到着すると、多少、ウネリは届いているものの釣りは十分可能です。ただ、土砂降りの中のタックルセッティングなので大変です。一人ずつ、レインに着替え、ロッドの継も気を使います。ロッドの込み(継目・塗装のしていない部分)を濡らさないように継がなければなりません。これを怠ると、スポッ!と滑り、奥まで込み部が入ってしまい、抜けなくなってしまいますので、皆さんも気を付けてくださいね。と、詳しいというは、本人は、やらかしてしまったことがあります(笑)
準備を整え、パラソルも持って釣り場に向かいました。しばらく海を観察。見ていると消波ブロック左側が、比較的、ウネリが入らない状況なので、そちらへ釣り座を構えます。
ロッドは、遠投も考え、キススペシャルDX+、リールはキススペシャル45、ラインは、キススペシャルEX4 0.6号にタングステン27号L型ブラテン、仕掛けは、キス鈎7号5本鈎仕掛けです。エサは、イシゴカイ(ジャリメ)を1匹掛けとしました。
4色付近へキャスト、ラインスラックを取り、デッドスローでサビいていると、すぐにキススペシャルの穂先を押さえ込むような前アタリを感じました。仕掛けを止め、ゆっくり竿先で、30cmほど引き、エサが逃げるような演出をしました。すると、すぐに「グンッ!グイーン」と1m近く、竿先が引っ張り込まれました。思わず、「おぉー!おぉー!マジか!凄いアタリ!」と声が出てしまいます。巻き上げに入ると、途中、魚が泳ぎまわる振動が伝わり、「えっ?チャリコ?もしかして小型青物?」とちょっと、不安がよぎります。
力糸が見えて、魚の姿が見えました。シロギスです!しかもデカい!やったー1投目から大型シロギスに思わずガッツポーズ!土砂降りの中、大移動してきた甲斐がありました。嬉しい
計測すると、25㎝の丸々とした立派なシロギスです。

次の投入では、少し投点をずらしてキャストします。キススペシャルは投点自在ですね。狙ったところ、思ったところにキャストできます。
今度もすぐに答えが出ます。いきなりキススペシャルの穂先を引っ張り込みました。「えっ!また?」本人がびっくりです。今度はシロギスと確信しているので、慎重にリールのハンドル回します。波打ち際に姿を現したのは、今度もかなりの良型です。無事キャッチして計測すると、24cm!このシロギスも丸々としており、長さよりも大きく見えます。
今回は、ここからがミラクルで、続けざまに、24cmがあと2匹連続でヒットしました。


さすがに、このあとは、これ以上のサイズの追加はないものの、20cmクラスがポツポツ釣れてくれたので、十分満足です。

信じられない気持ちと、釣れてくれたシロギスたちに感謝の気持ちでいっぱいです。
2時間ほどの釣りでしたが、雨もさらに強くなってきたため、ストップフィッシングとし、宿泊ホテルへ向かいました。

DAY2
翌日は、外海の状況が良さそうなので、北条海岸へ向かいました。
多少、ウネリが残っておりますが、釣りは可能です。相変わらず雨予報が出ているので、レインとパラソル持参で釣り場に向かいました。
ここにも、沖には沈み消波ブロックがあるので、多少、ウネリは抑えられ状況は良さそうです。ここでは、沖への遠投は無しとの判断。ロッドは、夏の日本海定番、私の大のお気に入りロッド・キススペシャルFX+の出番です。リールは、キススペシャル45で、テンビンはタングステン素材25号、仕掛けは、10本仕掛けとしました。
沖の消波ブロック手前、4色にキャストします。そのまま、やや早めのサビきで、広範囲を探ります。3色のブルーが入る少し前くらいから、連続してシロギスらしいアタリが入りました。そのまま半色ほどサビいて巻き上げると、小型2匹を含む、17cm~18cmの6連です!予想より好釣果のスタートに、ホッと胸をなでおろしました。居てくれてありがとう!あまり良いコンディションでは無い中、鳥取シロギスは期待に応えてくれました!

その後も、場所移動を繰り返します。大型は出ないものの、中小型メインながら良く釣れてくれます。
同行の仲間も、それなりに楽しんでいるようですが、場所によっては、チャリコ(真鯛の幼魚)が、連で掛かってきてしまうほどの高活性に手を焼いているようです。
こういったケースでは、サビきのスピードをあげるか?もしくは、エサを青イソメなどにして、しかも鈎いっぱい程度に小さく付けると、チャリコからの猛攻を避けることが出来るのでお試しあれ!ただ、群れで回遊してくるので、それでもやられてしまう場合は、足を使って、場所移動しながら、避けるのが賢明です。
2日目も、それなりに楽しめ、昼過ぎには、豪雨となってきました。釣りの方は十分楽しめたので、雨で冷えた身体を温めに温泉に向かいました。

DAY3
さて、いよいよ最終日となりました。
外海のウネリは、だいぶ収まり、狙っていた天神川河口で竿が出せそうです。
ここでは、遠投で良型&大型が出ているとの情報なので、キススペシャルDX+にリールは同じキススペシャル45をセットします。ラインは、ワンランク下げて、キススペシャルEX4 0.4号に変更しました。
テンビンは、タングステン素材のL型固定式ショートアーム仕様で、キス鈎7号の5本鈎仕掛けとします。
ここでは、青イソメに良型の反応が良いとのことなので、上からジャリメ→青イソメ→ジャリメと交互にセットします。少し弱い西風が左から吹いているので、キャストポイントを左側に移動して、正面からやや右へ、風に逆らわずキャストします。7色目ブルーが半分出たところで、着水しラインスラックを取ると、6.2色くらいから、サビきを開始します。デッドスローで探っていると、すぐに前アタリを捉えました。「クックッ!」と感じたので、仕掛けの動きを止めて、喰いこみをアシストするように、10cmほど動かした途端!「グンッ!グッグッン!」と魚信が伝わってきました。アタリは遠投もしているし、L型固定なので、さほど大きくは無いものの、良い感じの重量感があるアタリです。良いサイズと判断できたので、追い喰いを待つことなく、リーリングに入ります。長い距離のリーリングだけに慎重になります。やがて波打ち際に、姿を現したのは、なかなかの良型シロギスです。計測すると25cmジャストの美しいシロギスです。

1投目から良型に出会えたので、かなり期待が高まりましたが、その後、16cm~17cmクラスは追加できました。そうこうするうちに、だんだん、西風が強くなってきました、しばらく我慢して釣っていましたが、予報を見ると10m以上の風が吹く予報に変わっています。さすがにキャストできないどころか、クーラーも倒れ、少し危険を感じる風と判断して、一旦中止し車に戻りました。昼頃から、さらに強まる予報から、西風なので弓ヶ浜に変更です。弓ヶ浜に移動後、期待したほどの釣果は無かったですが、それでも大移動してきた我々を温かく迎えてくれました。

今回は、悪天候に見舞われ、なかなか思うような釣果とはならなかったですが、そこは自然相手ですから、致し方ないところもあります。これも日を選べない、遠征釣行の宿命ですね。
でも、悪天候の中、良型・大型のシロギスが顔を見せてくれ、鳥取県のポテンシャルをあらためて感じさせる遠征釣行となりました。
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