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2022/04/26

コラム

春ガレイを求めてvol.2

皆さんこんにちは。インストラクターの日置淳です。
桜の花が満開となった先日、いわゆる「花見ガレイ」を狙いに兵庫県の淡路島に行って来ました。
淡路島といえば、そう、インストラクターの先輩である岡野さんの地元。釣行予定の旨を伝えると、二つ返事でご一緒させて頂けるとの事です。
久しぶりに岡野さんとお会いできる事と2年ぶりの淡路島釣行の楽しさで、前夜はあまり眠れませんでした。


夜明け直後に岡野さんと合流し、早速、釣り場となる沖堤に渡ります。
この日は大潮。午前中に満潮の潮止まりを迎える潮まわりで、期待大です。
タックルは、ここ最近絶好調の「プロセレクト(振出)425CX-T」に「パワーエアロスピンパワー」の組み合わせ。
沖堤の右寄りに、岡野さんと並んでの竿出しとなりました。
海面を見ると、上げ潮が勢いよく左に流れているのがわかります。

エサとなるイワイソメと青イソメをミックス掛けし、5~60m付近に仕掛けを投入します。思い切ってフルキャストしたいところですが、この激流では仕掛けが流され釣りにならないので、あえて近場にキャストします。
2本の竿を出し終えた頃、エサ取りの有無を確認すべく、仕掛けを回収します。
ハリを確認すると、エサはそのまま残っています。この日は幸いにもエサ取りがいないようです。
再度、新鮮なエサをハリに刺し、5~60m付近にキャストします。
時折、誘いを掛け、カレイにアピールしますが、なかなか反応がありません。どうやらスタートダッシュに遅れたようです。
「もう直ぐ訪れる潮止まりにアタリが出るはず・・・」と、持参した椅子に座る事も無く、新鮮なエサをハリに刺し、ひたすら打ち返します。


すると、ようやく左に流れていた潮が若干緩くなってきました。「今だ!」と心の中でチャンス到来をつぶやきます。
間もなく、潮流で左に流れて仕掛けがカケアガリに止まっていた「425CX-T」の竿先にアタリをキャッチ。直後、「パワーエアロ」のドラグから「ジャ~~」と小気味良い音が聞こえてきました。「よし、予想どおりだ・・・」と、はやる気持ちを抑え、ドラグを締めて「ビシッ」と鋭くアワセを入れます。流れのある潮下からのリーリングなので、結構な重量感。これは40センチクラスだと期待します。


残りのラインが20mくらいになったところで、下へ下へと潜ろうとする締め込みが手のひらに伝わります。ラインテンションを保ちながら引き続きのリーリング。すると茶色い魚体が水面下に姿を現しました。
「おー40くらい・・・」と久しぶりの大型カレイとの対面に思わず笑みがこぼれます。しかし、完全に水面に浮かした時点で、「あら、ちょっと足らんか・・・」と独り言。一瞬、抜き上げを考えましたが、岡野さんの差し出す玉網に収まったのは、40センチには届かなかったですが、肉厚の食べ頃サイズ。今春初のマコガレイに満足です。

「さぁ、これからだ!」と続くアタリに期待しましたが、なぜかアタリが続きません。
ふと、横を見ると、リールを巻く岡野さんの「プロサーフ」が大きく曲がっているではありませんか!急いで近寄り、玉網ですくう準備をします。
しばらくして海面に姿を現したのは、先程僕が釣り上げたカレイより少し大きい40センチクラスの大型。慌てずゆっくりと玉網ですくいます。
大型カレイを釣り慣れている岡野さんも、このサイズの登場に満面の笑みです。

ちょうど潮止まりの時間だった為、先程同様にエサを打ち返しますが、全く反応がありません。
その後、午後の下げ潮の時間帯まで頑張りましたが、結局この日は1匹の釣果でした。今回の釣りは、うれしいサイズをキープできたことと、晴天の中久しぶりに岡野さんとご一緒できたことで大満足の1日でした。

プロフィール

日置 淳 (ひおき じゅん)

インストラクター

投げ釣りのスペシャリストであり、キスの引き釣りから磯投げ大物釣りまでこなすマルチアングラー。 四季の魚を求めて全国各地を釣り歩き、投げ釣りの楽しみを全国各地のキャスターに伝えている。 各種キャスティング大会では輝かしい好成績を残し、トップキャスターでもある。

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この記事で使用している製品

リール

パワーエアロ スピンパワー

ロッド

プロセレクト (振出)

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