2022/08/02
コラム
鳥取県西部で良型シロギス快釣!
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みなさんこんにちは。インストラクターの日置淳です。
今年は梅雨明けが早かったので、6月から35度を超える日もあり、猛暑日になる日が多かったですね。気温が30度以上になる日が殆どですので、みなさん釣りに行かれる際は、熱中症には十分気を付けてくださいね。
さて、少し前になりますが、鳥取県西部にシロギス釣りに行って来ました。
今年の鳥取県西部は、降雪量が多く海水温が低かった為、シロギスの釣れ出しが例年より遅くて小型が多かったのですが、ここにきて20センチを超える良型が上がり出したという情報を得ての期待を込めた釣行となりました。
鳥取県西部の釣り場は広く、竿出しの場所を迷いましたが、ここ最近竿を出していない米子市最東部の海岸を釣り場として選びました。
この海岸を釣り場に選んだ理由は、「動物的な勘」です。「ひょっとして良型が釣れないかな?・・・」という単純な理由です。
この「動物的な勘」が、たまに当たるんですよね。
今回は投げ釣り初心者の方々との釣行だったので、皆さんのタックル・仕掛けの段取りをして、キャストの仕方やサビキ方を伝えます。
僕も早くキャストしたい気持ちで一杯ですが、ここはグッと我慢。ファーストキャストした方の様子を見守ります。
すると、「アタリました!あ~またアタった!!」と、景気の良い声が聞こえてきます。
「我慢できなくなったら巻き上げていいよ!」と伝えると、「もう我慢できません!」との事で、早速巻き上げを開始してもらいます。
ロッドの曲がり方(サーフランダー385EX)を見ると、数匹掛かっているようです。
波打ち際に姿を見せたのは、16~18センチクラスのキスが5本バリに5連。「やった!キスってこんなに釣れるんですね!」と、凄く喜んでいます。
これを見て僕も一安心。ようやくタックルの準備に取り掛かります。
ロッドは遠投性能にも優れ、超高感度によりシロギスの前アタリを捉える事ができる「キススペシャル」405BXを使用します。
リールはここ最近、シロギス釣りにおいてのマストアイテムになっている「キススペシャル45」のCE GOKUHOSOを使用します。
この日も例にもれず、タレックスレンズを採用した偏光グラスを掛けて海面を観察しますが、釣り場の左側にある流れ込みの影響なのか、左手沖合いに若干の濁りが確認できます。
仕掛けには、濁りがある海中においても発光してシロギスを呼び寄せてくれる「グロー留」のパターンを選択。また、シロギスの活性の様子を見る為に、吸い込みが良い「攻めキス」6号の50本仕掛けを5本バリにカットして使用する事にしました。
「遠くへ投げたい!」という思いから、ファーストキャストは7色付近にキャストし、ゆっくりと仕掛けをサビいてシロギスの活性を探ります。
しばらくサビくものの、海底の状態は平坦でシロギスからのシグナルはありません。
しかし、10メートル位サビいたところで海底の変化をキャッチ。仕掛けをステイさせます。直後、「キススペシャル」の竿先を数十センチ引き込む大きなアタリをキャッチします。アタリからしてシロギスの活性は高いようです。
1匹目のハリ掛かりを確認後、シロギスをゆっくりと手前に泳がせるように竿先を動かします。すると、2匹、3匹と、同様のアタリが出て、沖に良型の群れがある事を確認できます。
4回の痛快なアタリをキャッチしたところでアタリが止まったので巻き上げに掛かります。おそらく良型のシロギスが数匹ハリ掛かりし、あらゆる方向に泳いでいるのか結構な手応えです。
そこは「インフィニティドライブ」が搭載されている「キススペシャル45」が軽い巻き上げで難なくこなしてくれます。
アタリがあったポイントが遠かったので、長時間心地良い手応えを楽しんだ後、波打ち際に姿を現したのは、22~23センチの4連。
釣り上げた4匹の重量を測ってみると・・・350グラムでした。通りで重いはずです。
沖合に良型の群れを発見したので、当然2投目からもフルキャストします。
ボディがタワまないので、キャストフィーリングも最高なのですが、45ミリストロークに整然と巻かれたライン放出のスムーズさには、改めて感動ものです。
キャストするだけで幸せな気持ちになります。
2投目も先程同様、7色付近でアタリをキャッチしますが、アタリからして先程より若干サイズが小さいようです。
仕掛けをステイさせて良型を狙いますが、竿先にはそれ程大きくないアタリが続きます。アタリが止まったところで仕掛けを巻き上げてみると、16~18センチのサイズが5連。しかし、活性が高いのか、仕掛けがぐちゃぐちゃに絡んで上がって来ました。
この日はシロギスの活性がかなり高い為、1匹目をハリ掛かりさせてからは少し早めに仕掛けを動かす事が重要なポイントになりそうです。
沖合いの海面を見ると、左側の濁りが段々と正面に寄って来ています。ここはあえて濁りの中に仕掛けを投入してみますが、何故か小型が数匹釣れたのみ・・・。
そこで、濁りの右端に移動し、クリアな海水との境目にコントロール良くキャストします。
すると、再び「405BX」の竿先が激震を捉えます。どうやら、海水の濁った部分とクリアな部分の境目がアタるポイントのようです。
20センチを超えるサイズが3連4連と続きます。
「どれだけ釣れ続けるのだろう・・・」と濁りの境目と同じ速度で右側へ移動し、釣果を伸ばしにかかりますが、濁りが全体に広がったところでシロギスのアタリが止まってしまいました。
おそらく真水が大量に流れ込み、急激に塩分濃度が低下したからだと予想します。
さて、気になる同行者の釣果ですが、予想以上の釣果に「今日は天ぷらパーティーします!キス釣りってこんなに楽しいのですね。」と、シロギス釣りを心の底から楽しんで頂けたようです。
僕も含め、満足した釣果を得たところで、晴天の米子市を後にしました。
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