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2022/08/24

コラム

心地よい盛夏の夕方にキスを釣る

皆さん、こんにちは。インストラクターの日置淳です。
ここ最近は、猛暑日となる日が多く、日中の釣りは控え気味の今日この頃です。
つい先日、夕方の涼しい時間帯に鳥取県・米子市の海岸で、シロギスを狙って少しの時間キャストしてきました。


釣り場に到着すると、正面からやや強めの向かい風が吹き付け、やや釣りづらい状況でしたが、こういう状況下においては、海中の酸素量が多くなり、ベタ凪の日と比較すると、シロギスの活性が高くなる事が多いのです。


この日使用したタックルは、今年の新製品である「サーフランダー(並継)」。その中でも一番ライトなモデルである「385EX」。
実は僕自身、この「385EX」が「サーフランダー(並継)」シリーズの中でも一番のお気に入りアイテムであり、その軽さ、細さ、取り回しの良さで比較的近場のポイントでシロギスを狙う時によく使用しているのです。

メインは「近場のポイント」で使用しているとは言え、0.6号以下の細糸を使用してフルキャストすれば7色のラインカラーを釣る事ができ、遠くのポイントも含めてオールマイティーに使用できるロッドなんです。スウィートスポットの広さから、コントロール性に優れ、また、魚種判別能力にも長けており、「このアタリはシロギス、これはメゴチ・・・」といったように、本命からのアタリが判別できる高感度も持ち合わせています。
そして、このロッドに組み合わせるリールは、「385EX」とサイズ的にベストマッチである「サーフリーダーCI4+ 30極細仕様」としました。

日中では35度を超える気温でしたが、夕方になると心地良い風が吹き、いかにも夕涼みという快適な釣りの時間を過ごせます。
仕掛けには、シロギスの吸い込みが良い「攻めキス 投げ仕掛け」6号の5本鈎を、また、海水がやや濁っている状況なので、海中で発光してシロギスを呼び寄せてくれる「グロー留」パターンを選択しました。
エサのイシゴカイ(ジャリメ)を3センチ程度に切って鈎に刺し、6色付近にキャストします。海底は起伏が無いようで、仕掛けが抵抗なくサビけます。すると、「385EX」の竿先に明らかにシロギスとわかるアタリが次から次へと出ます。


その後、「モゾっ」としたアタリが1回出てアタリが止まりました。
仕掛けを回収すると、12~3センチの小型のシロギスが4匹、15センチクラスのメゴチが1匹の合計5匹。やや小さいサイズに少し不満はあるものの、どちらも天ぷらには良いサイズなので、フィクセル サーフ キススペシャル12Lに収納します。


水温がかなり高くなっているようで、どうやらシロギスが小型化しているようです。しかし、「どこかに良型が居るはず・・・」と、広範囲を探る事としました。
沖に消波ブロックが入っているので、その手前にコントロール良くキャスト。今度は仕掛けをステイさせたままにして様子をうかがいます。


すると、いきなり竿先が20センチ程度引き込まれました。「これは型がいいぞ!」と、鈎掛かりしたシロギスを泳がせて仲間を連れてきてもらう作戦に出ます。
シロギスを泳がせながら、1mくらい仕掛けを手前に動かしてみると、再び、竿先が数十センチ引き込まれました。作戦成功に思わず笑みがこぼれます。


ここはとりあえず巻き上げる事にします。波打ち際に姿を現したのは、アタリの大きさの割には小さめの17センチの2連。ロッドのアタリ感度が良い上、半遊動テンビンの使用とシロギスが高活性のおかげで、サイズの割にはアタリが予想以上に大きく出たのでしょう。
やはり狙ったポイントに良いサイズが群れていると判断。同様のポイントを探ります。しかし、次投はメゴチ3匹とチャリコ(子ダイ)が2匹。思う通りにはいきません。


次からは、やや近めのポイントを探ってみるも、小型のシロギスとメゴチのみ。しかし、両者とも、天ぷらでは高級食材なので、大切にクーラーに収めます。
立ち位置をやや右側に移動し、6色付近にキャストします。すると、比較的高低差の大きいカケアガリをキャッチしました。数十秒仕掛けをステイさせていると、やや大きいサイズと思われるシロギスのアタリをキャッチします。続いて、明らかにメゴチと解るアタリをキャッチ。6色付近からのアタリで、魚種を判別できる高感度、素晴らしいです。シロギス釣りが楽しくなります。


今回はステイさせたままの状態のまま仕掛けをキャッチします。上がってきたのは予想通り16センチサイズのシロギス、良型メゴチの他、小型キスが3匹。シロギスのサイズはさておき、魚影はかなり濃いようです。

その後は6色以内のポイントを探り、毎投シロギスをゲットします。久しぶりのシロギス釣りだった為、夢中になってキャストしていたため、気が付くと陽がかなり傾いてきました。
クーラーの中の仕切りバッカンを覗くと、家族4人分の食材がキープできたので。もう少しキャストしたかったですが、ここでストップフィッシングとしました。
海風に吹かれ、本当に気持ちの良い釣行でした。

プロフィール

日置 淳 (ひおき じゅん)

インストラクター

投げ釣りのスペシャリストであり、キスの引き釣りから磯投げ大物釣りまでこなすマルチアングラー。 四季の魚を求めて全国各地を釣り歩き、投げ釣りの楽しみを全国各地のキャスターに伝えている。 各種キャスティング大会では輝かしい好成績を残し、トップキャスターでもある。

SNS:

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この記事で使用している製品

ロッド

サーフランダー (並継)

リール

サーフリーダー CI4+

仕掛け

攻めキス 投げ仕掛け
バリュープライス

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