2022/09/15
コラム
弓ヶ浜の遠投で良型シロギス
INDEX
皆さんこんにちは。インストラクターの日置淳です。夏から秋へ季節の変わり目を迎えていますが、皆さんお元気でしょうか?
先日、鳥取県境港市の弓ヶ浜でフルキャストする機会が訪れました。事前の情報では、遠投で良型のシロギスが釣れているという事なので、期待に胸をふくらませての釣行になりました。
夜明け直後に釣り場に到着し、早速準備に取り掛かります。
久しぶりにフルキャストできるという事で、ロッドの選択にかなり迷いましたが、アタリ感度を最優先とし、合わせて超遠投性能も兼ね備えている「キススペシャル405BX」を使用する事にしました。組み合わせるリールは勿論、「キススペシャル45CE GOKUHOSO」を迷わず選択します。
ラインは、メインラインと力糸が一体になっており、結び目が無くキャスト時のトラブルが殆ど無い「キススペシャル EX4 PE テーパー」の0.6-7号を選択します。
使用する仕掛けですが、その形状から、シロギスの吸い込みが良く、ここ最近多用している「攻めキス投げ仕掛け」6号5本鈎を、また、この日は海水がクリアな状況だった事もあり、海中でキラキラ光って集魚効果が高いビーズパターンを選択しました。エサは、チロリとイシゴカイ(ジャリメ)を交互に鈎に刺します。
風は背後からのフォローの為、弾道をやや高くしたファーストキャストは200m付近に仕掛けが着水。8色目のピンクのラインカラーの部分から仕掛けをゆっくりとサビきます。
良型は着底して直ぐにアタリがある事が多いので、ここは慎重にサビきますが、海底に変化が無い為、シロギスからのシグナルはありません。変わって、竿先にモゾモゾとしたアタリをキャッチします。おそらく小型のメゴチか、ここ最近湧いているらしい小型のサバフグの仕業です。半色ほど仕掛けをサビいたところで巻き上げにかかります。予想通り段々と重たくなり、海中でサバフグの魚体が膨らんでいる事が予想されます。
上がってきたのは、予想通り小型のサバフグが2匹とメゴチが3匹。200m近くの沖合いには、この2魚種が群れているようです。2投目もフルキャストしますが、8色目の海底に起伏の無いエリアはスルーし、海底に起伏のあるエリアを探します。ラインカラーが7色目(ブルー)との境目にさしかかった頃、竿先に海底のカケアガリを予想させる重みを感じました。
すかさず仕掛けをステイさせます。ステイ時間が10秒を超えた頃、いきなり竿先が大きく引き込まれました。やはり、カケアガリ付近に居ました。アタリからして良型と判断、引き続き、同様のアタリを待ちます。間もなく同様のアタリが竿先に出て、180m付近に良型が群れて居る事が把握できました。
ここは欲を出さずに巻き上げにかかります。長時間、心地良い手応えを楽しみ、ようやく力糸を巻き込みました。ここで波打ち際に出て、シロギスを迎えに行きます。元気に横走りするところをゆっくりと抜き上げたのは、丸々と太った20センチ超えの2連。結構な重量でした。
鈎には前記したように2種類のエサを刺していましたが、この2匹はどちらもイシゴカイを捕食しており、この日の当たりエサと判断。次投からは5本の鈎すべてにイシゴカイを刺します。再びフルキャスト。「キススペシャル45CE」のスプールから、巻かれたラインがスムーズに出て行きます。見ているだけで気持ちいいです。やはり、遠投での釣りには「スーパースロー10」が搭載されている「CE GOKUHOSO」ですね。
同様のポイントを攻めるべく、先程同様に仕掛けをステイさせます。今回はアタリが無く、5~6m仕掛けを動かして再度仕掛けをステイさせます。直後、竿先に良型のアタリをキャッチ。今度は鈎掛かりしたシロギスを泳がせながら、ゆっくりと仕掛けを動かそうとしますが、カケアガリの高低差が大きく思うように引けません。ここはステイさせ連掛けを狙いますが、続くアタリがありません。
1分間経過してから仕掛けを回収する事にします。今回はシロギスが泳いでいる感覚が掴めないまま、ただ重たいままの重量感。しかし、「インフィニティドライブ」の効果で軽々と巻き上げる事ができます。
波打ち際に姿を現したのは、16~20センチの5連ですが、長時間仕掛けをステイさせていたせいで、鈎掛かりしたシロギスが泳ぎ回り、仕掛けがグチャグチャに絡んだ状態で上がって来ました。高低差が大きいカケアガリを狙う場合、こういう事が良くあるんです。
それからというもの、同様のポイントで良型キスが釣れ続き、最長は22センチを超える重量級まで姿を見せてくれ、短時間ではありましたが、この日はこれで終了。本番となる明日に備えます。そして翌日、この日以上のサイズが登場し、予想外の好釣果に恵まれました。その様子は次回レポート致します。
関連記事
RELATED COLUMN