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2024/07/01

コラム

夏の海と川を楽しみつくす 坂本禎&湯川マサタカ in和歌山

夏の海と川を楽しみつくす 坂本禎&湯川マサタカ in和歌山

鮎釣りの坂本禎さん、エギングの湯川マサタカさんというふたりの名手が、串本の海でエギング、古座川で鮎の友釣りを満喫。朝のエギングのスタイルのまま、鮎釣りもできてしまうという新しいスタイルの提案。

朝、串本の海でエギング

ドラゴンの異名を持つ大鮎ハンターの坂本禎さん。エギングの名手、湯川マサタカさん。
実はこのふたり、「ジョー」「兄貴」と呼び合い、お互いの釣りをリスペクトしている間柄。そんなふたりが、お互いが得意とする釣りをして夏の1日を満喫する。
鮎釣りとエギングというと離れた存在のように思えるが、実はほとんど同じ装備で釣りをすることができる。日本各地に鮎釣りとエギングのフィールドが隣接している場所は数多く存在する。1日でふたつの釣りを楽しむのもよし、海がシケていたら鮎釣りをする。川の状況が悪ければエギングにというのもアリ。難しいイメージがあるふたつの釣りだが、もっとライトに楽しめる、という新しいスタイルを提案。
まずは朝に時合がある串本の海でエギングからスタート。

坂本さんは、以前エギングを教えてもらった湯川さんと再会。再び一緒に釣りをすることに。

坂本さんは、以前エギングを教えてもらった湯川さんと再会。再び一緒に釣りをすることに。

訪れたのは和歌山県・串本。前日までの台風の影響が少ないワンドの一番奥を狙う。

訪れたのは和歌山県・串本。前日までの台風の影響が少ないワンドの一番奥を狙う。

釣りを開始して数十秒後、足元にいた新子を釣り上げる湯川さん。

釣りを開始して数十秒後、足元にいた新子を釣り上げる湯川さん。

場所を移動し、早速2匹目をヒットさせる湯川さん。

場所を移動し、早速2匹目をヒットさせる湯川さん。

さらに場所を移動し、坂本さんが1匹キャッチ。その後、鮎釣りに向かう。

さらに場所を移動し、坂本さんが1匹キャッチ。その後、鮎釣りに向かう。

昼、古座川で鮎釣り

朝、串本でエギングを楽しんだふたりが次に目指したのは鮎釣りのフィールド、古座川。
「エギングの装備でそのまま楽しめちゃうのがいいですね。」と湯川さん。
今回ふたりのスタイルはライジャケ、ゲーター、ウェーディングシューズと、エギングのときと変わらない。
「あとは竿とタモ、引き船があればOK。鮎釣りって、朝はよくないからね」と坂本さん。
「鮎は水温が上がってきてから釣れますもんね。暑くなったら川に浸かりつつ鮎を釣るというのが気持ちいいですよね」と両名。

エギングをした場所から車ですぐの鮎釣りスポットへ移動。

エギングをした場所から車ですぐの鮎釣りスポットへ移動。

エギングタックルから鮎の友釣りの道具に替えてスポットを目指す。

エギングタックルから鮎の友釣りの道具に替えてスポットを目指す。

鮎釣りの名手、釣兄・坂本さんに勝負を挑む

坂本さんにとっては久しぶりに訪れる古座川一枚岩。ここでふたりは釣りをすることにしたが、状況は渋め。
一度休憩をとることにして、次の手段を考え、場所を移動をすることに。訪れたのは古座川本流の長松という場所。大型の鮎が釣れるスポットということだが、実は以前に訪れていて、この場所を苦手とする坂本さん。それを聞いて、ここで湯川さんが釣兄・坂本さんに勝負を挑む。
大鮎ハンターとして知られる坂本さんに対して、数釣り勝負を提案する湯川さん。これを受けて立つことになったが、果たして結果は…

場所決めジャンケン。湯川さんはスポットを釣り上がり、坂本さんは釣り下ることに。

場所決めジャンケン。湯川さんはスポットを釣り上がり、坂本さんは釣り下ることに。

地元・古座川での勝負で幸先よく1匹目をキャッチする湯川さん。

地元・古座川での勝負で幸先よく1匹目をキャッチする湯川さん。

苦手としているスポットだけに、釣っていてもなにかリズムに乗れない坂本さん。

苦手としているスポットだけに、釣っていてもなにかリズムに乗れない坂本さん。

勝負は湯川さん6匹、坂本さん4匹で湯川さんの勝利。参りましたと頭を下げる釣兄

勝負は湯川さん6匹、坂本さん4匹で湯川さんの勝利。参りましたと頭を下げる釣兄

ふたりの名手の想い

朝はエギング、昼は鮎釣りを楽しんだふたり。
敷居が高いと思われがちな鮎の友釣りだが、坂本さんはこう語る。
「鮎釣りの道具が高いという人がいるんですが、もちろん高い道具もあるんですが、手軽な価格のモノもあります。それと最近は天上糸からハナカンまでセットになっている『完全仕掛け』もあるので難しくないですよ。いろいろな人に挑戦してもらいたいですね」
「ホンマにやってほしいと思う。こんだけおもろいのに」と湯川さんも同調する。
そこには釣りのスタイルは異なるが、お互いの釣りをリスペクトする姿があり、この楽しい釣りを多くの人に知ってほしいという想いがある。

対話中は終始大きな笑い声に包まれ、釣りを終了することになった。

対話中は終始大きな笑い声に包まれ、釣りを終了することになった。

プロフィール

坂本 禎(さかもと ただし)

インストラクター

北関東の大鮎メッカ・鬼怒川で鮎釣りを覚え、瀬釣り釣技を研鑽。立ち込み、振り子抜きなど、荒瀬大鮎釣りを得意とする瀬釣りフリーク。九州球磨川スペシャリスト。尺鮎に拘る姿勢は他のトーナメンターとは一線を画す。

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