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2024/10/01

コラム

JOE STYLE Vol.4~秋イカ実績エギカラー~ 『高活性イカ攻略エギカラーローテーション』

JOE STYLE Vol.4~秋イカ実績エギカラー~ 『高活性イカ攻略エギカラーローテーション』

秋は春と双璧をなすエギングのハイシーズン。シャローエリアに潜むアオリイカの個体数が多く、また秋が進むにつれ、潮通しの良いエリアで捕食回遊する良型が狙えるようになる。いずれのイカも活性が高めで、釣果を伸ばす上でエギのカラーもキーになるはず。エギングエキスパートの湯川さんの見解は?

アングラープロフィール

湯川マサタカ MASATAKA YUKAWA

湯川マサタカ MASATAKA YUKAWA
和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。1投で見切るほどの攻撃的なラン&ガンからエギの移動距離を抑えた丁寧なボトム攻略まで釣りの振り幅は広く、潮を読み、イカの動きを洞察し、1杯を獲るまでの過程にもこだわる釣りを展開する。プライベートではルアー釣り全般に、アユ釣り、イカダ釣りなど幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。

視認性の高いカラーを選択。シャローエリア攻略はフレッシュなスポットを撃つ

秋の高活性イカに有効なカラーはあるのか? エギングをする方なら誰もが気になるはずだ。
「正直なところ、どんなカラーを投げても喰う可能性はあります。自分は秋に限らず、見やすいカラーを1投目に選ぶことが多い。エギがどこでどのような状態になっているか。より遠くのエギを見たいですからね」
秋といえば有望な釣り場の一つがシャローエリア。視認性の高いカラーは重要になってきますね?
「シモリの際をタイトに通したり、追尾するイカを見つけやすくなります。ただ、シャロー撃ちの場合は、カラーローテーションというよりポイントローテーション。イカの反応がなければ撃つ場所をどんどん変える。シャロー撃ちはこれが重要。だからといってカラーの使い分けがないわけではないです」
視認性の高いカラーを軸にした秋のカラーローテーション。まずはシャローエリア攻略から解説いただこう。

秋のシャローエリア攻略は、沈み根の際など撃つべきスポットを次々と変えながら攻めるのが基本。そのためには視認性の高いカラーが欠かせない。

秋のシャローエリア攻略は、沈み根の際など撃つべきスポットを次々と変えながら攻めるのが基本。そのためには視認性の高いカラーが欠かせない。

シャローエリアではイカがスレたらすぐにカラーをチェンジ

シャローエリア攻略で使う高視認性カラーは?
「潮の色や光量によっても違いますけど、チャート系を使うことが多いです。潮が濁り気味でチャート系はちょっと見にくいかなというときは、オレンジ系のほうが見やすい。シャロー撃ちで出番が多いセフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストでいうと、チャート系がマカロンピンク。オレンジ系がフフフネーブルになります」
視認性の高いカラーでイカの反応がなければカラーを変える?
「イカの反応がないときは撃つ場所を変えます。イカは反応するけど付いてくるだけで喰い渋っているなと感じたらカラー、サイズ、タイプも含めてエギを替えます。ノーマルタイプからシャローに替えて喰うこともあれば、3.0号から3.5号にサイズを上げたほうが喰うこともある。見せ方を変える要素の一つとしてカラーがあります」
では、カラーローテーションで喰い渋るイカを攻略するには?
「視認性の高いカラーを使っていたら地味目な色に替えてみます。グリーン系やブラウン系など。ブラウン系のアジカラーでも布巻きとスケルトンタイプを試すなど、シャロー撃ちはサイトで釣ることが多いので、イカの反応を見ながら色々替えます」

1投目は視認性の高いカラー。セフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストで例えればマカロンピンク(左)とフフフネーブル。

1投目は視認性の高いカラー。セフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストで例えればマカロンピンク(左)とフフフネーブル。

グリーン系 例:アボカドケイムラ

写真左)グリーン系 例:アボカドケイムラ

ブラウン系 例:STRケイムラアジ

写真右)ブラウン系 例:STRケイムラアジ

高視認性カラーを喰い渋るイカが付いてきたらグリーン系やブラウン系など地味目のカラーにローテーション。

潮通しの良い深場で回遊する大型を狙うなら、パープル系を軸に展開

秋のエギングで狙うイカのもう一つのタイプが捕食回遊型。
「磯の岬周りなど潮が流れて深場が隣接するようなエリアで狙います。シャロー撃ちより良いサイズのイカが出ますからね」
水深がある場所ということは、水中のエギは見えないブラインドの釣り。カラー選びの考え方は?
「自分はパープル系をベースに使います。エギを水中深く沈めたときに一番目立たせやすいのがムラサキと言われているので。ナイトゲームを重視する方は、セオリーどおりの赤テープを使ったカラーで良いと思います」
赤テープは暗い状況でシルエットが際立つと言われるカラーだ。
「回遊待ちの釣りは手返しが良くないし、捕食で回遊するイカは基本、活性が高くて、潮が流れて群れが回ってくれば釣れる可能性が高い。カラーローテーションで攻略するというより、乱暴な言い方をすれば何色を投げても釣れます(笑)」
釣れる確率を高めるために深場や夜でも目立つカラー。明るい時間帯はパープル系。ナイトゲームは赤テープのエギを用意して秋の捕食回遊待ちに臨もう。見える範囲で追尾するイカが確認できたら、シャローエリア攻略と同じようにエギを替える。

セフィア クリンチフラッシュブースト3.5号のFケイムラパープルも回遊待ちで有効なカラーの一つ。

セフィア クリンチフラッシュブースト3.5号のFケイムラパープルも回遊待ちで有効なカラーの一つ。

セフィア クリンチシャロー3.5号のオヨガセライドはベースカラーが赤テープのナイトゲームを意識したカラー。

セフィア クリンチシャロー3.5号のオヨガセライドはベースカラーが赤テープのナイトゲームを意識したカラー。

明滅と透過、フラッシュブーストもカラーローテーションの一つ

エギが動きを止めても内蔵された反射板が揺れて明滅するフラッシュブースト。同じカラーでも、フラッシングが加わることで秋の高活性イカに効くということは?
「それはあります。着水後のファーストフォールで喰うことが多いのが、まさにそれ。止めても誘い続けますからね。シャロー撃ちでもフラッシングで活性の高いイカを遠くから呼び込めます。通常の下地テープを巻いたカラーのエギには付いてくるだけのイカが抱くこともあります」
フラッシュブースト搭載エギもカラーローテーションの一手として使えますね?
「見せ方を変える意味では。意外な使い方としてはシャローエリアでゆっくりただ巻き。真っ直ぐな動きでも、フラッシュブーストの明滅で喰ってくることがあります。逆に光量のない夜はどうなのか? と聞かれれば、フラッシュブーストの透過するボディのほうが喰うときもある。透過するエギ、透過しないエギの使い分けも重要になります」
秋もセフィア クリンチ フラッシュブーストシリーズは欠かせないということだ。

フラッシュブースト搭載エギは一般的なエギにはない明滅と透過でイカの視覚にうったえることができる。

フラッシュブースト搭載エギは一般的なエギにはない明滅と透過でイカの視覚にうったえることができる。

ヒットエギはセフィア クリンチフラッシュブースト3.5号Fライムブルー。

ヒットエギはセフィア クリンチフラッシュブースト3.5号Fライムブルー。

「秋のイカは喰いやすい。自信のあるカラーを増やすチャンスです」

では最後に秋のエギングでこの色は持っていたほうが良いというカラーは?
「うーん、迷いますね(笑)。秋のシャロー撃ちで使うことが多い3.0号でいうと、セフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストのマカロンピンク、フフフネーブル、あとピンク系のストロベリーソーダも。ムラサキ系のハロウィンエビも必要だし、全6色、すべてですね。セフィア クリンチフラッシュブーストのケイムラブルーも実績が高いです」
やはり視認性が高いカラーとムラサキ系ということに?
「究極を言えば、自分の好きな色(笑)。釣れないカラーはないですからね。むしろ、この色が釣れる! と決めつけないで、釣ったことのないカラーをどんどん投げてほしいです。釣れるまで投げないからこのカラーは釣れないと思ってしまう。秋はイカが喰いやすいシーズン。自信が持てるカラーを増やすチャンスです」
秋に自信のあるカラーを増やせば、今後の釣果アップにも必ずつながるはずだ。

セフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストのカラーラインナップはすべてが秋のシャローエリア攻略で有効。左列上から001マカロンピンク、002フフフネーブル、003ハッピーイエロー、右列上から004イチヂクグロー、005ハロウィンエビ、006ストロベリーソーダ。

セフィア クリンチシャロー3.0号フラッシュブーストのカラーラインナップはすべてが秋のシャローエリア攻略で有効。左列上から001マカロンピンク、002フフフネーブル、003ハッピーイエロー、右列上から004イチヂクグロー、005ハロウィンエビ、006ストロベリーソーダ。

セフィア クリンチフラッシュブーストシリーズに採用されるケイムラブルーも秋に実績の高いカラーだ。

セフィア クリンチフラッシュブーストシリーズに採用されるケイムラブルーも秋に実績の高いカラーだ。

プロフィール

湯川 マサタカ (ゆかわ まさたか)

[インストラクター]

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水・淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。日中をメインにボトムを丁寧に探る釣りを得意とする。釣り場を見抜く洞察力も鋭く、反応がなければ1投で見切るほどの攻撃的なスタイルが持ち味。

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