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2024/09/12

コラム

エギングでの初場所攻略のプロセス×湯川マサタカ

エギングでの初場所攻略のプロセス×湯川マサタカ

初めてのフィールドだからこそ、いままで培ってきた自分の経験や知識が試される。シマノインストラクター湯川マサタカさんが、ポイントの探し方、タックルやエギのセレクト、攻め方、見切りなど、エギングにおける初場所攻略の要点を、佐賀県唐津市を舞台に、1日半の実釣を通して解説する。

初日:場所選び

「大きな湾を探すっていうところからやね」。
イカが溜まりそうでいて風裏になるエリア(今回は北東風なので南に開いているのがベスト)をざっくりと地図から探していく。
エントリーしたのは、手前にブレイクがあり、沖に向けてズトンと落ちている(水深10m程度)湾奥のポイントだった。
まずは普段からよく使うエギ(セフィアクリンチ3.5号)を投げ、潮の様子や水深などを確認。反応がなければ湯川さんの十八番、ラン&ガンで付近を探っていく。
現場では目視が重要になるので、偏光グラスや高い足場など、常に見ること見えることを意識する。
残念ながら潮が合わず、釣ることはできなかったが、現場を見ることで翌日に繋がる確認となった。

初日は約半日。実釣前にまずは時期と天候などの条件を照らし合わせ、適切な場所を探していく。

初日は約半日。実釣前にまずは時期と天候などの条件を照らし合わせ、適切な場所を探していく。

ロッドはセフィアエクスチューンS79MLとS92ML+。この2本で多くの状況をカバーし、多様なエギを扱うことができる。

ロッドはセフィアエクスチューンS79MLとS92ML+。この2本で多くの状況をカバーし、多様なエギを扱うことができる。

エギはサイズとタイプから選ぶ。なるべく幅広く用意し、できないことがないようにするのが理想だ。

エギはサイズとタイプから選ぶ。なるべく幅広く用意し、できないことがないようにするのが理想だ。

目視で水中と全体の様子をチェック。ブレイクがあり湾奥かつ潮通しの良いポイントだった。

目視で水中と全体の様子をチェック。ブレイクがあり湾奥かつ潮通しの良いポイントだった。

ロッドは高い足場でもラインメンディングしやすいセフィアエクスチューンS92ML+。リールはステラ2500Sに、ピットブル8+ 0.5号。リーダーはセフィアマスターフロロリーダー2.5号を結束。

ロッドは高い足場でもラインメンディングしやすいセフィアエクスチューンS92ML+。リールはステラ2500Sに、ピットブル8+ 0.5号。リーダーはセフィアマスターフロロリーダー2.5号を結束。

エギはセフィアクリンチ エビシリーズ フラッシュブースト3.5号。視認性の高いカラーを選んだ。

エギはセフィアクリンチ エビシリーズ フラッシュブースト3.5号。視認性の高いカラーを選んだ。

活性が高ければすぐに反応はあるはず。気になる場所を通してダメなら移動。意味のあるキャストを意識しよう。

活性が高ければすぐに反応はあるはず。気になる場所を通してダメなら移動。意味のあるキャストを意識しよう。

ひと通り投げて移動。北向きで風は当たるが、5年前に釣ったことがあるポイントの様子を確認する。

ひと通り投げて移動。北向きで風は当たるが、5年前に釣ったことがあるポイントの様子を確認する。

じっくり丁寧ではなく、居れば追ってくる位の感覚で広いレンジを探る。潮の流れなども目視しておくのが重要だ。

じっくり丁寧ではなく、居れば追ってくる位の感覚で広いレンジを探る。潮の流れなども目視しておくのが重要だ。

夕方は潮通しを優先。雰囲気は良かったが遠浅だった。満潮時ならありかもと推測する。

夕方は潮通しを優先。雰囲気は良かったが遠浅だった。満潮時ならありかもと推測する。

最後は岬周辺の潮場を確認して初日は終了。海藻が多く悪くはなさそうな印象だった。

最後は岬周辺の潮場を確認して初日は終了。海藻が多く悪くはなさそうな印象だった。

2日目:潮に合わせる

朝は5年前に釣ったことのある場所へ。潮が動くタイミングから朝にはなったが、マズメを意識したチョイスではないという。
潮の状態がベストではなかったが、開始1時間でキャッチし、手前にある駆け上がりをスローに攻めて追加した。
「その時の潮の動きと大きさをセレクトしてあげるとサイズに関わらず喰いが立ってる時は綺麗に喰わせやすいね」。
状況と潮とエギをアジャストさせ、午前中でキロアップの捕獲にも成功。納得の釣行となった。
「最終的に釣果に繋がるというのは楽しくて、結果大きいのが獲れればさらに嬉しい。やっぱり1つ獲れた時に、釣ってやったというのがあると最高です」。

風も収まりクリアな水質が際立った。潮の動き出すタイミングに予定通りに実釣を開始。セフィア クリンチ フラッシュブースト3.5号をS95ML+で投げる。

風も収まりクリアな水質が際立った。潮の動き出すタイミングに予定通りに実釣を開始。セフィア クリンチ フラッシュブースト3.5号をS95ML+で投げる。

朝の狙った場所で初捕獲に成功。「まず出会えたね、価値ある1杯」。

朝の狙った場所で初捕獲に成功。「まず出会えたね、価値ある1杯」。

セフィア クリンチ エクスカウンター シャローに替えて可愛いサイズの2杯目。

セフィア クリンチ エクスカウンター シャローに替えて可愛いサイズの2杯目。

裏側に回り、1度バラしてすぐに誘い直すとヒット。「絶対さっきのとサイズが違う。もっとデカかったのに(笑)」。

裏側に回り、1度バラしてすぐに誘い直すとヒット。「絶対さっきのとサイズが違う。もっとデカかったのに(笑)」。

少し移動してベイト(イワシ)が多い場所へ。「釣れそう!」。期待値が高まる。

少し移動してベイト(イワシ)が多い場所へ。「釣れそう!」。期待値が高まる。

緩やかな潮にも乗せやすい抵抗の大きい3.8号のエギ(セフィアクリンチカエル跳びアッパーラトル)に替える。

緩やかな潮にも乗せやすい抵抗の大きい3.8号のエギ(セフィアクリンチカエル跳びアッパーラトル)に替える。

潮とエギを馴染ませる技ありのセレクトで満足のキロアップ。掛かり方を確認してドラグを調整する焦らないファイトも奏功した。

潮とエギを馴染ませる技ありのセレクトで満足のキロアップ。掛かり方を確認してドラグを調整する焦らないファイトも奏功した。

プロフィール

湯川 マサタカ (ゆかわ まさたか)

[インストラクター]

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水・淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。日中をメインにボトムを丁寧に探る釣りを得意とする。釣り場を見抜く洞察力も鋭く、反応がなければ1投で見切るほどの攻撃的なスタイルが持ち味。

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