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2025/01/16

コラム

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春の良型の親イカ狙い。セフィア クリンチ3.0号シャローで浅場を攻略×湯川マサタカ

春の良型の親イカ狙い。セフィア クリンチ3.0号シャローで浅場を攻略×湯川マサタカ

大型の親イカがターゲットの春イカシーズンは、3.5号クラスのエギを使うことが多い。しかし、ナーバスな春イカは大きめのエギを嫌うことがある。これに対応するため、新しい3.0号シャロータイプのエギを使い、エキスパート湯川マサタカさんが長崎の磯で狙う。

春イカを求めて長崎へ

長崎の磯へ春の大型親イカを狙ってやってきたのは湯川マサタカ、紀伊半島をホームにするエギングのエキスパートだ。
用意したタックルは、ロッドはセフィア エクスチューンS86ML、リールがヴァンキッシュ2500S。あいにく7mから10mの風の予報が出ていたため、風の影響を考えて、PEは細めの0.5号を選んだ。
「S86MLは小さいエギから大きいエギまで使いやすくて、足場が多少高くても低くても使いやすいタイプです」
メインで使うエギは『セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブースト』。一般的に春イカに使われる3.5号よりワンサイズ小さいシャロータイプだ。
「ひとつは藻場の攻略ですね。もうひとつはイカが大きくても渋い時。でかいエギを使うと喰いにくい時があるんです」
スローに沈んで藻場に突っ込みにくく、藻の上を誘え、小さいシルエットで渋い条件の大型イカを狙う。

釣行フィールドは長崎の磯。アオリイカがたくさんいそうなフィールドが広がる。

釣行フィールドは長崎の磯。アオリイカがたくさんいそうなフィールドが広がる。

風の影響を避けるため、PEは0.5号を選んだ。

風の影響を避けるため、PEは0.5号を選んだ。

セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブースト。3.5号よりワンサイズ小さいシャロータイプだ。6色展開で登場!

セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブースト。3.5号よりワンサイズ小さいシャロータイプだ。6色展開で登場!

シャロー3.0号に込めたこだわり

今回のセフィア クリンチ シャロ―3.0号フラッシュブーストでこだわったのはダート性能だという。
「シャロータイプほど頭が下がりにくくなります。頭が突っ込みにくくなるので、ダートの切れが悪くなるんです。しかし今回のセフィア クリンチ シャロ―3.0号は、ダートがすごく綺麗でバランスが良い。頭の浮き上がりを抑えてしっかり綺麗にダートします。藻場の上を巻きでダートさせて誘うことも可能です」
絶妙な5.4秒/mの沈下速度を備え、スローに誘いやすくかつ水深が10mくらいあっても底が取れ、根掛かりも少なくできるという。また、フラッシュブースト搭載のため、光量のあるときの明滅効果に優れるため、デイエギングに特に有効だ。
「僕の春イカ狙いはデイゲームメインです。シャロ―をシルエットを小さくして渋い個体を誘いますが、もうひと抱きさせるためのフラッシュブーストの明滅効果が必要になるんです」

ボディ内部で反射板が揺れるフラッシュブ―ストは、ファーストフォールで抱いてくることが多い。

ボディ内部で反射板が揺れるフラッシュブ―ストは、ファーストフォールで抱いてくることが多い。

変化点でのファーストヒット

「風がひんやりするね」と言いながら堤防沿いに歩き、朝マズメの磯場に立つ。
「潮はないね、今んとこ。居付きで活性高いのがいたら喰いそうな気するけど」
そう言って第一投。最初のエギカラーはイチジクグローだ。
「グローいいね、ブルーグローが入ってる。底に海藻が生えてる。良さそうな感じで生えてるね」
いい感じの釣り場に期待が高まる。その後、何投目かで4、5回シャクリを入れてフォールさせたとき、ラインがふっとフケた。
「よっしゃ来た。ええ引き。がっつりドラグ締めてるからね。喰い上げのアタリやったね。めっちゃ横抱き。すごいやる気ある個体」
上がってきたのはきれいなメスのアオリイカ。潮は動いていなかったが、陰から光が差した瞬間のヒットだった。
「常に変化点で口使うな。暗くなるのとか、明るくなる瞬間とか、風の吹く瞬間とか、止む瞬間とか、潮が止まる時とか、動き出す瞬間とか。変化点ってやっぱ大事だね」

朝マズメの磯に立つ。潮は動いていなかった。活性の高い個体がいることを期待してスタート。

朝マズメの磯に立つ。潮は動いていなかった。活性の高い個体がいることを期待してスタート。

ファーストヒットはエギを横抱きする高活性の個体。光が差した「変化点」でヒット。

ファーストヒットはエギを横抱きする高活性の個体。光が差した「変化点」でヒット。

キロアップ、さらに2kgクラスが登場

次に選んだカラーはフフフネーブル。
「視認性も良くて、サイドの側線が入っているので釣れる気がする」
そう言ってキャストを続ける。シャクリを繰り返してフォール。
「おっしゃ、きた。喰った。ええサイズやで」
ヒットと同時にドラグを鳴らせて走る。少しポンピングを入れながら寄せると褐色のイカが浮かび上がった。ネットに収まったのはキロアップのオスだった。
さらにキャストを続ける。
「こっち側の沖、めっちゃ潮が効いとんな。重たなってきた」
動き出した潮に「ええ時間やなぁ」とつぶやいたとき、フォールさせていたエギにアタリがあった。
「大きい、これは大きい」
ヒットと同時に大型とわかる引き。ネットに収まったのは2kgオーバーのメスだった。しばし見とれた後、「ありがとうね」とリリースした。

側線が釣れそうなフフフネープル。

側線が釣れそうなフフフネープル。

ヒットと同時に大型とわかる、2㎏オーバーの強烈な引き。

ヒットと同時に大型とわかる、2kgオーバーの強烈な引き。

2㎏オーバーのメスのアオリイカ。この後リリースした。

2kgオーバーのメスのアオリイカ。この後リリースした。

海藻の上を水平に引いて最後のヒット

大型が3匹釣れて余裕ができ、さらにヒット。今度のヒットは、シャクリを入れたあと、ロッドをゆっくり起こしてエギを引いていたときだった。
「おおよっしゃ、きた。気持ちいい。最高やね。ハンドランディングいこう」
上がってきたのは、500~600gながら、きれいなアオリイカだった。
「下に海藻がめちゃくちゃ生えてるんで、竿を立ててその上を水平に引いたらガっと乗ってきた。いい仕事するね、ハッピーイエロー」
このイカも「ありがとう」の言葉とともにリリース。水から出ていたときには白かった体色が、海に浸かると同時に褐色に戻り、海中に消えていった。

最後のヒットは引きを楽しみながらランディング。セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブーストの効果を実証した釣行となった。
最後のヒットは引きを楽しみながらランディング。セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブーストの効果を実証した釣行となった。

最後のヒットは引きを楽しみながらランディング。セフィア クリンチ シャロー3.0号フラッシュブーストの効果を実証した釣行となった。

プロフィール

湯川 マサタカ (ゆかわ まさたか)

[インストラクター]

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水・淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。日中をメインにボトムを丁寧に探る釣りを得意とする。釣り場を見抜く洞察力も鋭く、反応がなければ1投で見切るほどの攻撃的なスタイルが持ち味。

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