2025/09/02
コラム

【湯川マサタカ×片原恵麻】湯川マサタカの春イカ捕獲の鉄則

春のエギングといば大きな春イカを狙うのが醍醐味。今回は、湯川マサタカさんと片原恵麻さんの【JOE & EMMA】コンビが和歌山県南紀エリアで実釣する。
5月の南紀エリア

春イカの基本について片原さんへ解説する湯川さん
実釣は5月中旬。釣り場は湯川さんのホームの南紀串本エリア(和歌山県)。湯川さんは春イカの実績が抜群の離れ磯を最初の釣り場に選んだ。
「ここは産卵場所と捕食場所が隣接したところ。潮のタイミングで大きな春イカが入ってくる」(湯川)
「「うわぁ~楽しみ。釣り方はゆっくりで誘うことを意識するんですか?」(片原)
「そう。シャクリとシャクリの間を長めにとる。回遊待ちになるからひたすら投げて、そのときを待つ。今朝は5時が満潮で、下げの潮が効き出す7時頃に喰うタイミングが来るかな、と。潮が変わるタイミングはチャンスやからね。」(湯川)
狙いのデカイカの攻略法を片原さんへ伝授する湯川さん。
潮が大型のイカを呼ぶ。変化を捉える重要性

潮の変化を正確に捉えながら釣りをする湯川さん
潮の動きを捉えることが釣果を大きく左右するエギング。湯川さんは、満潮から下げ潮への転換点や、干潮から上げ潮への変わり目など、潮の変化がイカの活性に与える影響を熟知しており、潮が効き始めるタイミングや、潮目が変化する瞬間は、大型のイカが捕食活動を開始する絶好のチャンスだという。
ファーストヒットは湯川さん

当日1杯目となるアオリイカ
時刻は午前10時過ぎ。片原さんにアドバイスを飛ばしながら、シャクる湯川さんのエギをイカが抱いた。
「引きが弱いからメスかな。恵麻ちゃん、オスがついてくるかもだから狙って!」(湯川さん)
メスイカについてきたオスをサイトで仕留めるよう促すが、残念ながらその姿はなかった。
「ボトムをとってシャクり上げたら叩いてきたね」(湯川さん)
ヒットしたエギはセフィア クリンチ エクスカウンター3.8号(シマノ)。カラーはブラピンナイツだ。
片原さんにも待望のヒット

片原さんのセフィアXRが弧を描く。

片原さんのエギを抱いたアオリイカ。ランディングは湯川さんだ。

ヒットエギはセフィア クリンチ フラッシュブースト3.5号(シマノ)。カラーはモテモテピンク。
ついに片原さんにイカがヒット。実釣開始から9時間が過ぎた頃だった。
「シャクったら重くて根がかりかと思いましたが、ちゃんとイカでした!」(片原さん)
釣れたのは800グラム超のメス。湯川さん曰く、これからオスの潮に変わるはずで、春のデカイカチャンスはまだあるとのこと。
引き続き春のデカイカを狙い2人。
潮が変わるタイミング。これが春のデカイカ。

干潮から上げ潮に変わるタイミングで、湯川さんのセフィアリミテッドが絞り込まれる。

念願のデカイカをキャッチ。1800グラム超のオスイカだ。
潮が変わるタイミング、湯川さんが集中力をこれまで以上に上げてエギを操ると春イカらしいアタリが湯川さんの拳に伝わる。
「やっぱりこの潮変わりのタイミング。これが春イカですよ!」(湯川さん)
念願の春イカをキャッチした湯川さんと片原さんのコンビ。湯川さんのテクニック、片原さんの着実なステップアップが目立つ釣行となった。

セフィアシリーズで大小さまざまイカをキャッチした。
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