クリンチシリーズ。
このタイミングでの「テープ巻き」カラーとその真意。

CLINCH EXCOUNTER 3.5GOU
  • EGING
INSTRUCTOR

湯川 マサタカMasataka Yukawa

カラー選択はメンタルを支えるひとつの要素

CLINCH EXCOUNTER 3.5GOU

誤解を恐れずに言うと、こうである。
これは、湯川マサタカ氏の言葉であり、開発者である筆者も同じ思いである。

エギのカラー選択については様々な理論づけがあり、釣人の様々な考え方もある。

しかし、結局のところその理論の先にある「そのカラーだから抱いたのか」の答え合わせは「イカに聞かなければ分からない」のが事実。

それよりも、狙いの一杯に出会うために重視すべきは、イカが回遊し捕食行動をとる場所とタイミングを、潮汐・光量・水深・底質・水温・ベイトの有無などから絞り込んでいくスキル。
意図した場所・レンジで意図したようにエギをコントロールするスキル。
それを実現しやすいエギとタックル。

そして何より、1杯に出会えるまで投げ続けられる集中力と、場所を見切る判断力。

この集中力・判断力を支えるのが、セレクトしたエギを信じるメンタルであり、そのひとつの要素が"カラー選択"である。

イカの視覚とコントラスト

結論、上記の ”自分のカラー選択を信じる” 上で、フラッシュブーストカラーのみのラインナップでは心許ない。
これは、科学的事実に基づく。

イカの視細胞の分析結果によれば、色の違いを判別できるのは青(青緑)周辺の色のみ。
代わりに、明暗(コントラスト・明滅・反射/発光)を判別することには長けていると言われている。

この「明暗(コントラスト・明滅・反射/発光)」が、カラーセレクトのキーワードとなる。

テープ巻きとフラッシュブーストとの違い

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例えば、モンスターザハングに採用された、赤テープ。
水深が深くなるにつれ赤色は黒色になる。
全身が黒色に近づくこのカラーは、空を背景とした際(イカが見上げた際)、もしくは白っぽい底質を背景とした際(イカが見下ろした際)、背景とのコントラストが際立ち、存在を強くアピールすることができる。

一方で、フラッシュブースト搭載カラーは、内部反射板への光の入射/反射の都合上、透けるカラーがメインとなっている。
これをコントラストの観点から考えると、透けるカラーは透けないカラーに比べ、輪郭がぼやけやすく、コントラストは出にくい。

クリアカラーであればここまでであるが、フラッシュブースト搭載カラーは、内部反射板の"明滅"もしくは"板の動き"でアピールをプラスすることができる。

明暗(コントラスト・明滅・反射/発光)をキーワードに、アピールの強度を考える

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・テープ巻きとクリアカラーでのコントラストの違い
・フラッシュブーストの有無による明滅の違い
・テープカラーやケイムラの有無による反射光の違い
・グローの有無による発光の違い

カラーにまつわるこれらの違い軸に考えれば、昼なのか夜なのか、澄潮なのか濁潮なのか、ローライトなのかハイライトなのか、それぞれに対して「今の状況はこのカラーが釣れそう」と信じられるカラーに辿り着くはず。

今回テープ巻きカラーが加わることで、これらのカラー選択を満足できるようラインナップが組立てられている。

「自分自身がエギの位置を把握しやすい」要素もお忘れなく

CLINCH

エギとストラクチャーとの距離、エギを通すレンジ、イカの追尾の有無。。。
特にデイゲームにおいて、エギの位置を把握することが釣果に直結するシチュエーションは多い。
エギがイカからどのように見えているのか?想像を巡らすのと同時に、「意図した場所・レンジで意図した動きをさせる」ために、自分自身がエギの位置を把握しやすいカラーを選択するのも、非常に重要であることをお忘れなく。。。