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2024/06/05

コラム

初めてのキャッチのために。南紀中紀のエギングゲーム  湯川マサタカ

初めてのキャッチのために。南紀中紀のエギングゲーム  湯川マサタカ

和歌山県南紀勝浦、串本、栖原でのエギング実釣。メインで狙うのはアオリイカだが、それ以外にもジグを使ったライトソルトゲームで多魚種と遊び、釣りを通して上質な趣味の時間を過ごす。マルチなテクニックを披露するのは、シマノインストラクター湯川マサタカさん。エギング初挑戦の田中梨乃さんとのコンビでの釣行。

初めてのエギング

南紀那智勝浦港から出船し、沖磯、福井のハナへ。
今回が初めてのエギングという田中さん。ロッドはセフィアTT S86ML、リールはヴァンフォードC3000、ピットブル4+0.6号とセフィアマスターフロロリーダー3号の初心者にも扱いやすい盤石タックルで、セフィアクリンチフラッシュブーストを操り、初アオリイカの捕獲に挑む。

実釣は10月下旬。台風の前線によるウネリと若干の濁りが残るフィールドで、まずは秋イカを狙う。

実釣は10月下旬。台風の前線によるウネリと若干の濁りが残るフィールドで、まずは秋イカを狙う。

田中さんが使用するセフィアTT S86MLは、エギングの標準的レングスで使いやすく、軽い力でジャークができる、女性にもピッタリのロッドだ。
田中さんが使用するセフィアTT S86MLは、エギングの標準的レングスで使いやすく、軽い力でジャークができる、女性にもピッタリのロッドだ。

エギングのコツ

キャストからラインの扱い、ボトムの取り方と覚えることが多いエギングだが、湯川さんの教えをひとつひとつ確実にこなしていく田中さん。
誘いに必須となるジャークは、ジャークと余ったラインの巻き取りを別々に行うのが初心者には分かりやすい。
狙うレンジは中層からボトムがメイン。斜め下を見ることが多いアオリイカの習性に則った攻め方だ。

エギングをイチから丁寧に教える湯川さんと真剣に聴き入る田中さん。
エギングをイチから丁寧に教える湯川さんと真剣に聴き入る田中さん。
着水後すぐに抱いてきた高活性のアオリイカを、まずは湯川さんが捕獲。田中さんの闘志に火がつく。

着水後すぐに抱いてきた高活性のアオリイカを、まずは湯川さんが捕獲。田中さんの闘志に火がつく。

湯川さんのタックルは、セフィアエクスチューンS82ML+ヴァンキッシュC3000(夢屋チューン)+セフィア8+0.5号+セフィアマスターフロロリーダー3号。ラインとリーダーはFGノットで結束する。
湯川さんのタックルは、セフィアエクスチューンS82ML+ヴァンキッシュC3000(夢屋チューン)+セフィア8+0.5号+セフィアマスターフロロリーダー3号。ラインとリーダーはFGノットで結束する。
湯川さんのタックルは、セフィアエクスチューンS82ML+ヴァンキッシュC3000(夢屋チューン)+セフィア8+0.5号+セフィアマスターフロロリーダー3号。ラインとリーダーはFGノットで結束する。

初アオリイカ

田中さんにアタリはないまま沖磯を離れ、大きく移動して串本エリアの地磯へ。
なんとか釣らせたいと願う湯原さんの熱意に応え、ここで田中さんが待望の初アオリイカを捕獲。
別の日には中紀栖原の沖磯、二のハエに渡り、さらなる捕獲に挑む。だが、潮も風も強く、思ったようにエギの操作ができない田中さん。
湯原さんの釣った良型に釣欲を刺激されるも厳しい状況は変わらず。
毛無島に磯替えすると、湯原さんはスピンテールジグで周囲の魚の様子を確認することに。

砂浜の中にある磯は、大きな変化になるのでアオリイカを始め、多くの魚が足を止めやすい好ポイントだ。
砂浜の中にある磯は、大きな変化になるのでアオリイカを始め、多くの魚が足を止めやすい好ポイントだ。
田中さんのファーストキャッチ。新子(生まれて間もない子イカ)なので、優しくリリースした。
田中さんのファーストキャッチ。新子(生まれて間もない子イカ)なので、優しくリリースした。
中紀栖原の沖磯。潮と風で思ったようにエギを扱えない田中さんに湯川さんが助け舟を出し、ルアーをセフィア アントラージュにチェンジ。
中紀栖原の沖磯。潮と風で思ったようにエギを扱えない田中さんに湯川さんが助け舟を出し、ルアーをセフィア アントラージュにチェンジ。
中紀栖原の沖磯。潮と風で思ったようにエギを扱えない田中さんに湯川さんが助け舟を出し、ルアーをセフィア アントラージュにチェンジ。
日の出とともに湯川さんが良型を捕獲。ボトムべったりで微かなアタリと、厳しい状況で貫録を見せつけた。
日の出とともに湯川さんが良型を捕獲。ボトムべったりで微かなアタリと、厳しい状況で貫録を見せつけた。
磯替えをすると、湯川さんはセフィアリミテッドS86M+ステラC3000SHGを手にし、ソアレ ライズショット ブレードAR-Cで魚の反応を探っていく。
磯替えをすると、湯川さんはセフィアリミテッドS86M+ステラC3000SHGを手にし、ソアレ ライズショット ブレードAR-Cで魚の反応を探っていく。

サイトフィッシングでキャッチ

田中さんが磯内のワンドでイカを見つけると、すかさずアプローチ。
「貴重な、貴重な1杯! 見えてるのってこんなに難しいんですね」。サイトフィッシングで待ちに待った1杯をキャッチ。センスの高さを証明した。
その後、湯川さんもサイトで釣るも、厳しい状況は夕マズメまで変わらず、そのまま終了。
「これもまた釣りだしね。自然が相手だから仕方ないかなと」(湯川さん)
「ぜひまたリベンジさせてほしいです」(田中さん)

自ら見つけて誘ってキャッチした田中さん。もちろん初めてのサイトフィッシング。思わず笑顔がこぼれる。
自ら見つけて誘ってキャッチした田中さん。もちろん初めてのサイトフィッシング。思わず笑顔がこぼれる。

自ら見つけて誘ってキャッチした田中さん。もちろん初めてのサイトフィッシング。思わず笑顔がこぼれる。

湯川さんもサイトフィッシングでキャッチしたが、これが締めの1杯と、厳しい状況を物語っていた。
湯川さんもサイトフィッシングでキャッチしたが、これが締めの1杯と、厳しい状況を物語っていた。

プロフィール

湯川 マサタカ (ゆかわ まさたか)

[インストラクター]

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水・淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。日中をメインにボトムを丁寧に探る釣りを得意とする。釣り場を見抜く洞察力も鋭く、反応がなければ1投で見切るほどの攻撃的なスタイルが持ち味。

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